ピースボートでどんなトラブルがあるの?

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海外旅行の行くと、多少トラブルがつきものですよね。

先日オーストラリアのケアンズに旅行した時も、夜中に火災報知器が作動して避難騒ぎになってびっくりしましたが、ピースボートでの船旅でもこういう事は起こります。

 

まず代表的ななのは施設関係のトラブル。

現在ピースボートで使っている船オーシャンドリーム号は1980年に作られて今年37年目の老朽船なので、施設面に不安が残るのは仕方がないところです。

船内の内装などは何度か改築しているので、それほど古さを感じないのですが、船の機関部分はどうしても古くなってきているのか、トラブルが起こることがあります。

私が経験しただけでも、エンジントラブルで船の運行が一時的に停まったり、トイレの水が長時間流れなくなったり、シャワーのお湯が黒い色に変色したりとかがありました。

 

でも一番多かったトラブルは水漏れでしょうか。どこかの配管から水漏れを起こして部屋が水浸しになったり、壁や天井から水がしみ出してきて廊下が濡れていたりなどは、本当日常茶飯事でした。あと雨が降った後などは8階ロビーの至る所で雨漏りをしていました。

そのために修理班の人達が船内を駆け回っていましたが、直しても直しても、次から次へと起こっていました。船内では大型のドライヤーのような乾燥機で壁や床を乾かしている風景は本当毎日のように見かけました。

幸い私の部屋は水浸しにはならなかったのですが、知り合いの方の部屋や近くの部屋が水浸しになっていました。近くの部屋ではまるでプールのようになっている様子を見て、思わず下の部屋や周りの部屋もかなりの被害があったと心配になりました。

 

まあ、この船も2019年度中に引退が決まっており、次は新造船のエコシップに変わるそうなので、こういうことはなくなると思うのですが、目先の利益だけを考えずに定期的なメンテナンスだけはしっかりと行ってほしいものと思います。

 

次は人間関係のトラブル

ピースボートは一回の航海で1000人ほどの人が乗り込むので、どうしても色々な方がおられます。そのために人との衝突もかなり起こるのは仕方がないところでしょうか。

特に4人部屋などでは、狭い空間で気の合わない人といるとどうしても意見の衝突が起こり、喧嘩になることがしばしばでした。そのため特定の人のいじめが発生して4人部屋から1人部屋に変わられたり(当然変わるためには相当な差額金を払う必要があります)、航海の途中で下船すると言う事も起こりうるます。大声で怒鳴り合う声を何度も聞いたし、部屋に帰れず8階ロビーや劇場のソファーで寝ている人も何度も見かけました。

 

あと特定の思想を持った人の勧誘があることです。最近は少なくなったと言われていますが、少なくとも私自身何度か政治色の強い考え方を持った人から、特定の本の購入を勧められたり、講演に来るように説得されたりしたことがあります。

特に食事の時に相席になると最悪でずっと自分の主張する考えを話し続けて、なかなか離してくれない状態になりましたので、いつもその手の人達の顔を見ると逃げるようにしていました。

 

その次は寄港地でのトラブル

これは普通の海外旅行と変わらないかもしれないですが、とにかくスリや置き引きの盗難が結構発生します。ピースボートの場合はかなりの団体で行動することが多いためか、気を抜く人が多くってカモにされやすいのかもしれませんが、かなりの被害が発生していました。

幸いパスポートなどの貴重品が盗まれるようなことはなかったようですが、日本人は世界的レベルで見ると全然用心深くないので本当に狙いやすいのでしょうね。

あとツアーの場合は途中で行方不明になる人がいたり、ツアー中に勝手に帰ってしまった人がいたりで、そのためそのツアー自体が途中で中止になることもありました。どういう訳か知らないですが、結構自分勝手な行動をとる人が多く、集合時間が過ぎてから慌てて買い物やトイレに行く人や、勝手な行動をとる人がかなり多くって私自身も、かなり迷惑をかけられました。

 

それからスタッフとのトラブル

特にピースボートのスタッフは若い方が多く、乗っている乗客に対して、お客という意識が弱くとにかく上から目線の人が多かったです。だから頼み事や確認をしに行っても対応がかなりいい加減でした。そのためスタッフと大げんかをする人も結構いました。

 

また客室やレストランの係やレセプションの係の人の多くは日本語は通じないので、お願いしたい事が正しく伝わらずトラブルになることもありました。また私個人的には洗濯物を出したら6日間も放置されていたり、間違って別の人の洗濯物と入れ替わっていたりなどという初歩的なミスを起こされました。一所懸命やってくれてはいるのでしょうが、何となく対応に対して不安感がいつも感じていました。

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最後に不可抗力のトラブル

病人の緊急搬送が私が乗った回だけで3回ほどありました。一度はサウジアラビアに寄港予定がなかったのですが、緊急搬送のために半日ほど停泊していました。

ピースボートはどうしても高齢者が多い割には、船の医療設備があまり整っていないために治療が出来ず、緊急搬送する回数が増えるのかなと思います。

 

あとアムステルダムの運河の関門が故障して開かず、目的地まで着けないためにまったく予定外の何もない港に停泊した事もありました。このときはアムステルダムまで行く手段も分からない状態でまるでサバイバルな旅となりました。

 

アイスランドでは嵐のために寄港地日程が変わったりしましたが、私の乗った回はまだまだトラブルが少なかった方だそうです。

 

今までにはエンジンが完全に止まってしまい、数日間漂流したり。

空調設備が壊れてしまい、あまりの暑さに部屋で寝ることが出来ず廊下で寝たり。

船体に穴が開き、一週間ほど寄港地で足止めを食らったりなどの事が起こっていますから、ピースボートに乗るときは多少その覚悟が必要かもしれませんです。(^_^;)

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