青森は桜散る散るクルーズ船

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4月30日(クルーズ3日目)

朝はバルコニーからの日差しで目が覚めた。

まだ7時前だったけれど、船は青森港に着いていた。

 

今日は青森観光の日。

私はオプショナルツアーをいれて、弘前城の桜を見に行く予定だったのだけど既にニュースなどで弘前城の桜は既に散っていることを知っていたので残念だ。

 

ただ昨日の説明会ではソメイヨシノは散っているけれども、他の品種の桜はまだ咲いているとかで、それに期待するしかないか。

 

とにかく朝ごはんを食べに行くことにする。

2日間続けて14階のビュッフェレストランだったので、今日は5階のレストランに行く。混んでないように祈りながら行ったら、意外とすんなりと入れた。良かった。

 

5階は席まで案内してくれるので、席取り合戦をしなくて済むので楽だけど、基本が相席なので、既に座られてる方々に朝の挨拶をする。

 

また5階はオーダーとバイキング形式の両方があり、基本はどちらかを選ぶそうだけど結構大雑把だから、オーダーしてからバイキングの料理を取りに行ったりしている。

 

ただオーダーは来るまで結構時間がかかるから今日はバイキングにした。

 

取り敢えず取りに行ったらいきなり明太子を見つけてしまい、今日は和食にすることに決定。あと納豆やナスなど和風のおかずを取る。

 

当然ご飯も入れるのだけど、悲しいかなこの船にはお茶碗というものがないのでお皿に持ったら、何だか無国籍料理のような盛り付けになってしまった。

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それでもちゃんと日本の味がして結構美味しかったです。

 

食後部屋に戻ってツアーに行く準備をする。

私の行くコースは人数がかなり多くって一斉に出発できないため、班ごとに時差で集合して出発する形になっていたけれど、私の組は一番遅く9時50分に集合なのでかなり時間に余裕があったので、部屋のテレビを見る。

 

でも日本の放送はNHKのBSのみで、あとは外国語の放送と船の船内案内のチャンネルだけだ。

 

有料チャンネルでは映画もやっているけど、日本語はなさそう。ちなみにアダルト映画のチャンネルまであるわ。ここ日本だけど大丈夫なのかな?

 

あと船で使った料金もテレビで確認できるので見てみた。まだ3日目だけど結構お金使っていた。使ったものは仕方がないけど。毎日チップとして一人12ドルが加算されていく。

 

船で受けるサービス料を一括で自動引落されるのだけど、12ドルって結構高いような気がする。ピースボートは1日500円だったから3倍近い。

 

二人で24ドル毎日落ちるのを見ると何となく、その度に心臓がドキドキする。私って単なるケチなのかな。

 

部屋でそんな事をしているうちに集合時間になったので、集合場所のシアターに行く。

既にすごい人が集まっている。かなりの人が同じツアーなんだなと思うとちょっと気が重くなる。

 

席に座ると、番号が書かれたステッカーが配られた。それが私の乗るバスの号車になるそうだ。番号は19だったので少なくとも19台のバスは同じツアーなんだなと思った。

 

暫くすると添乗員さんに誘導されて、シアターを出る。船を降りたら。

地元の観光局の人や地元の高校生が歓迎してくれていた。

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その中を駐車場に向かうとバスが大量に停まっている。

で、19と書かれたバスを見つけて乗り込んで一安心。とにかくこれで弘前までは連れて行ってくれる。

 

人数確認をしてほどなくバスは出発した。

添乗員さんが弘前まで道路が混むから1時間半ぐらいかかるとのこと。

 

実際走り始めたらすぐに渋滞にハマってしまい、なかなか進めなかった。

 

それからこのコース時間がないのか、人数が多すぎるのか分からなかったけれどお昼はお弁当とのこと。

 

ホタテ釜飯が配られる。

何処で食べてもらっても結構と言われたけれども、何となく何処も人が多いような気がして、かなり早いけど弘前に付く前にバスの中で食べてしまった。

 

でもホタテたっぷりで味付けもとっても美味しくって堪能させていただきました。

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弘前城に着いてからは基本的に2時間ほどのフリータイム。最初にトイレの場所と自分が今いる位置の説明受けて、もし迷った時はもらった地図の目標地点を目指して歩くように指示されましたが、色々と細かい所を説明してくれてありがたかった。

 

特にトイレの場所はここは大きいから並ばなくても行けるとか、こちらは小さいので注意が必要などと細かいことまで教えてもらえたので、トイレが近い私には有難かったです。

 

弘前城は最初に本丸を見に行きましたが、予想通りソメイヨシノは見事に散っておりました。

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でも枝垂れ桜がきれいに咲いていたのと、城の後ろに見える岩木山がとても綺麗でした。

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それから弘前城公園内をアチラコチラと散策しながら歩きまわっていたら、お堀の一角に散ったソメイヨシノが水面に綺麗な桃色絨毯のように一面広がっておりました。

「花筏」というそうなのですが、これはこれで風情があり、とっても良かったです。

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結局一時間半近く弘前城を満喫しました。

 

残りの時間は近くにあるねぷた村という弘前ねぷたの資料館の見学。

 

青森市内のねぷた資料館のように、ねぷたを一同に展示してあるのかなと思ったのですが、2台のねぷたしかなかったのはちょっと残念でした。

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弘前城を出た後はJRのCMで有名になった鶴の舞橋の見学。

弘前から車で1時間ぐらいの所で五所川原の近くにあります。

 

ここは最近まで知られていなかったところなので、付近に駐車場施設などが整備されておらず、運転手の方が大量のバスを駐車するのにかなり苦労していました。

 

それでも何とか着いて見学。

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扇型の橋が鶴が羽を広げたように見えるので、そう呼ばれているそうですが個人的には微妙な観光地だなという印象。

 

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それでも岩木山がくっきり見えてよかったですけどね。

 

これで観光終わり後は船に帰るだけという時に、添乗員さんが血相を変えてバスに乗り込んで来ました。

 

どうしたのだろうと思ったら、今回ツアーに来たバスのうち一台が他の駐車するバスのために道を開けた途端、ぬかるみにはまり込んでしまって動けなくなってしまったとか。

 

そのためそのバスの乗客を他のバスに振り分けて乗ってもらうので暫く出発できないとのこと。

 

そう言うとバスの外に出て他の添乗員さんと必死な形相で交渉してます。

 

何だか大変なことになったなと思っても、どうすることも出来ず待っていましたが、何とかうまく調整がついて、予定より15分遅れで出発しました。

 

その時はまり込んだバスを見たのですが、見事にタイヤが見えないほど沈み込んでいましたけど、あの後どうやって救出したのかな。

 

まあ色々とありましたが、バスは無事に船に戻って後は乗船するばかりだったのですが、一気にバスが帰ってきたものですから、今度は乗船するのに長蛇の列。

 

結局15分ほどかかってやっと船に乗り込めたのですが、先に並んでいたうちの奥さんがいない。

 

あれおかしいなと思ってエレベーターホールに行ったのですがいない。

周りも探したのですがいない。

仕方がないので先に部屋に帰ったのだろうと思って戻ってみたのですが、やはりいない。

 

不安を感じながら部屋でどうしょうかと考えていたら10分ほどしてスマホに奥さんから電話がかかってきた。

 

何とまだ荷物検査に並んでいるそうだ。そう言えば荷物検査をするところが左右に分かれていて、私と奥さんは違う方に行ったのだけど、何故か奥さんの並んだ方はすごい人の行列ができていて、今だずっと待っているそうだ。

 

結局10分ほど後やっと奥さんは部屋に戻ってきたけれど、荷物検査場でこんなに差があるなんて本当ビックリした。イタリア船だからこういう事も大雑把なのかね。

 

部屋で少し休息してから、シアターである今日のレビューを見に行く。

 

今日の演目はオペラの名作「カルメン」のショートバージョンとか。私自身結構オペラ好きなので期待大だ。

 

シアターは既にかなりの人が入っていたけど、何とか見やすい場所を見つけ座る。

 

で、見た感想は完全なオペラとは言えなかったけれど、結構楽しかった。

踊りやジャグラーなどもあったし、特にタップのシーンが凄かった。

オペラの醍醐味である歌唱も結構聴き応えがあり良かった。

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出演者の方がクルーズを楽しんでもらおうという気持ちが伝わってとても好感が持てるショーだった。

 

それから部屋で少し休んでから夕食を食べに6階のレストランに行ったのだけど、途中で船内を散策して行ったら何故かレストランの雰囲気が違う。おかしいなと思ってウェーターに聞いたら、レストランを間違っていると言われた。

 

そう言えば、この船にはレストランが3つあって、6階には2つあった。それを忘れていて違う方のレストランに行ってしまったようだ。

 

慌てて自分のレストランを探すけど、なかなか見つからず結局10分ほど遅れてレストランに着いた。

 

当然同じテーブルの皆さんは来ているものと思っていたら誰も来ていない。

 

あれおかしいなと思って周りを見ると、何故か今日はレストラン全体がガラーンとしていた。

 

昨日、おとといとレストランで色々とトラブルが合ったからみんな嫌気が出てしまい、14階のビュッフェレストランに行ったのかなと思って、オーダーをするが何となく広いテーブルに二人きりというのは居心地がわるい。

 

そう思っているとかなり遅れてから須磨のご夫婦が来られた。バーで飲んでいて来るのが遅れたとか。

 

でも結局あとの二組は来られなかった。周りのテーブルもガラーンとしている。誰も座っていないテーブルさえある。

 

やっぱりこのレストランは雰囲気が悪いと思われてしまったのかなと思って気分が重く感じ、この日は口数も少なく寡黙な中、食事が進んだ。

 

もっとも人が少なかったから料理はサクサクと出てきたことは良かったけれども。

 

レストランを思った以上に早く出れたので、船内を散策しながら部屋に帰る。

 

途中で色々とコンサートなどをやっていたので聞きながら帰る。

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観光をしたせいかなんだか今日は疲れてしまった。

部屋でシャワーを浴びで早く寝るのが一番かな。

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