72日目:ジャマイカで滝登り

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2016年10月29日(土)
朝起きたのが7時過ぎだった。いつもより2時間近く遅い目覚めだ。
昨日は早く寝たけれど、この日は気分的にゆっくりと寝ていたかった。昨日、船がかなり揺れた為に何だか体をとても休みたいという気持ちが強かったようだ。
そんなわけで本当に久しぶりでのんびりとぐっすりと寝ることができた。

朝ご飯を食べた後はメールを書いて、衛星のネット回線を使って送信したのだけど、全然まともに送信できない。

この衛星のインターネットは時間制で100分で2100円というベラボーに高い回線なのだが、つながりは悪いし、繋がってもまともに送信できないことが多い。
この日も接続は出来たのに送信がまともにできず、時間だけがどんどんと減っていく、まるで詐欺みたいなインターネットだ。
結局メールは送れずじまいで、肩透かしとなった。本当文句を言いたいわ。

 

それから10時前に船は無事にジャマイカのモンテゴベイに着岸したけれど、周りにはたいした建物もなく、何だかジャングルの中にポツンと船が止まっている感じの場所だった。
こんなところで観光するところあるのかとふと思ったけれども、どっちみち私は滝登りツアーに参加するのだから関係ないか。(^_^;)

 

 

11時前にツアーの集合があった。本来は200名の募集のツアーだったけれど、なぜか参加したのはたった60名ほどだった。確か予約した時は一杯で空席がないとの話だったはずなのにみんな土壇場でキャンセルしたのか?

まあ不安がよぎる中、バスは目的地の滝に進んだ。片道約2時間も離れたところにあるので結構大変だ。滝はかなりジャングルの奥にあるらしいのだから。

滝を登る前に昼食を海辺のレストランで取る。ここが意外と良く料理も美味しかったし、見晴らしも素晴らしい。またレストランから海辺まで繋がっていてのんびりとくつろげたのが嬉しかった。

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昼食の後はいよいよメインの滝登りに出発!! 正直言って個人的には結構なめていた。滝だと言ってもそれほどの水量もない平坦な滝だと思っていたのだけど、実際は結構水量が多く、斜面も急で真剣に登らないと大けがにつながる所だった。

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当然勝手に登っては危険なので、ちゃんと専属のガイドさんがついてくれて案内をしてくれるのだけど、結構緊張しながら滝登りをした。

当然滝なので水をかぶるし、結構深いところもあるので普通の格好ではなく水着での挑戦した。途中水圧が結構強くってなんども滑りかかりそうになったり、流されようになったりしたけれどツアーの仲間に助けられて何とか難関をクリアーして行った。

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正直とても大変だったけれども、それでも結構楽しみながら登ることが出来たのはみんなの団結力がとっても励みになったからだと思う。そうして1時間かけてやっとゴールに到着した。

なんだか普段なかなか味わえない達成感というか、がんばれた自分を褒めてあげたいという気持ちでいっぱいになった。

そして気分が童心に帰ったというか、純粋な子供の気持ちで遊べたおかげでかなりのストレス発散することができたので心から満足した。こんな気持ちになれたのはピースボートに乗って本当久しぶりのことだった。

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それに滝という自然の中で遊べたという事が一番気に入った点だった。

 

ただ残念だったのは、終わった後濡れた水着を着替える場所がなくってトイレの隅で着替えたいたら、参加者の一人の子がトイレの扉を内側に閉めて、自分だけが見えない状態で着替えを始めた。当然他の人は扉が内側になっているので着替えているところが外から丸見えになる。その為その子に対してドアを戻すようにみんなで苦情を言ったけれど、「自分は人に裸が見られたら着替えられない」と言って拒み続けた。その子は引きこもりの中学生で、それを治すために親からピースボートに一人で乗せられたらしいのだけど、こんな状態では引きこもりが治るどころか日本に帰国したら親に相当な恨みを持つのではないかと思えて仕方がなかった。

せっかくこんな楽しいアトラクションの後だっただけに、なんだか後味が悪い出来事だった。

 

帰路の途中、車内でせっかくジャマイカに来たのに、ブルーマウンテンコーヒーが買えなかったのが残念という声があったので、ガイドさんが急遽知り合いのお店に電話してくれて、すでに閉店していたお土産屋さんを開けてもらうことになった。

おかげでお土産にブルーマウンテンコーヒーを買うことが出来た。私もコーヒー好きの奥さんのために買った。これは嬉しいハプニングだった。

 

でも、その後が良くなかった。

日がとっぷりと暮れた中、最後に民芸品マーケットに立ち寄ったのだけど、ここは電気が来ていないのでマーケット全体が真っ黒で何が売られているのかもよく分からない。それでも薄暗い店内の中に強引に引き込もうとする客引きにかなり恐怖を覚えてしまった。電気がないのでスマホの明かりで商品を照らしてはいたけれど、どうみても粗悪な品物にしか見えないものばかりで、ひたすらマーケットから逃げ出したかったけれども、ガイドさんのノルマがあるのか、かなりの時間をこの場所で拘束されたのにはかなり引いてしまった。

こういう雰囲気が治安が悪いという印象を与えているかと思うと、ジャマイカがこれからも多くの観光客を受け入れようとするにはインフラ整備をする必要があるだろうと真剣に思った。

 

そんなこんなで船に帰ったのは夜の7時過ぎで結構ぐったりしてしまいました。

夕食を食べて、シャワーを浴びたら、もうお疲れという感じで酒も飲まずに寝てしまいました。
長時間のバス移動のせいもあるけれど、最後のあのマーケットは本当余計だったと思う。あれさえなければ今日は比較的楽しい日だったのにと残念感がいっぱいの中眠りにつきました。

明日も朝が早い。良い日でありますように。

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