78日目:グァテマラで一泊旅行

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2016年11月04日(金)
朝は7時に起きる。今日はグアテマラのプエルトケツァルに入港する日だ。ちょうど港に着く時間だと思ってカメラを持ってデッキに出た。そこには田舎町の港風景が広がっていた。都会じゃなくって緑が多い所って言う印象だ。

 

グアテマラでは2日間寄港するので、今回は現地で一泊するツアーを始めて入れた。正直ちょっと不安だったけれども、とりあえず同じツアーに知り合いが何人かいるから何とかなるだろうと思っていた。

ところが集合場所に行って驚いてしまった。何故か乗るバスが勝手に決められていて、私のバスには見事に知り合いが誰もいない。今までのツアーではこんな事がなかったのに何でだという気持ちが強くなる。

こんな状態では、なんか楽しくない旅行になりそうな予感がしながらバスに乗る。
予想が見事に当たったのか、私と同年代の人はほとんど見かけない。ほとんどが私よりかなり年配者の方ばかり、若い人など一人もいないツアーとなりました。ますます先行き不安。

 

そんな状態でもツアーバスは出発。出発したとたんに渋滞あって車は全然進まず。それでもバスでインターネットが使えるというので、これで時間がつぶせると思っていたら、そのネットが全然役立たずでメール一本送った後は、一切繋がらなくなり結局帰るまでそのままの状態でした。

 

バスの外に見える風景は、貧しいバラック造りの家ばかりで見えていて決して楽しいわけでもなく、この国の貧しさだけを痛感させてくれました。中米の国はすぐ近くに大国アメリカがあるのに援助されていないのか、見ていて心が痛みます。

 

バスは今日の目的地グァテマラシティを目指して進んでたはずですが最初に着いたのはいきなり民芸品市場と言われる、お土産屋さんでした。

ただ私はこの手の物に全く興味がなく、ただトイレを借りただけでした。でもトイレは意外に綺麗だったのでとっても感心しましたけれども。

ちなみにこの民芸品市場自体がかなり変わっており、何故か壊れたビルの一階だけを改装して営業しているという不思議な建物でした。

二階以上は解体をし始めているのか鉄骨が剥き出しになっており、なんかとっても危険な建物という感じでした。日本では絶対にこんな建物では営業許可が出ないでしょうね。

 

それから昼ご飯を食べにホテルのレストランに行きました。ここは結構きれいなホテルで食事も美味しかったです。特に久々にピースボートではまず出ない牛肉のステーキが食べれたことがとても嬉しかったです。

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食後、市内観光という事でグァテマラシティの中央広場というところまで歩いて行きましたが、何だか薄汚いところで浮浪者や物乞いの子供たちがやたらに多くって、観光するという雰囲気ではありませんでした。とにかくガイドさんが色々と解説をしてくれているのに、大量の子供達が物乞いにくるので、それから逃げるのに必死でした。それから貴重品のスリも多いのでそれを警戒する為、結局全神経はそちらの方に行ってしまい、まともに見学など出来ませんでした。もっとも実際に見るものも特になく、カテンドラルと昔の王族が住んでいたという建物をみましたが、なにこれという感じ程度の建物でした。

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次にイシチェル民族博物館というところに連れていかれ、民族衣装の展示を見せられましたが、最初に説明ビデオと言う事で20分ほどのビデオを見せられました。ところが日本版はないとのことで、英語版の上映となったのですが、民族衣装の歴史を英語で説明されても私には全然分からず、ひたすら睡魔と戦っておりました。それから展示室で民族衣装を見たのですが、ほとんどの人は素通りして外にさっさと出てしまいました。正直興味がないものですから見せてもらってもただ退屈なだけでした。

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その後はお土産屋さんに連れて行かれて、約1時間の買い物タイム。でも見る物も買いたい物もなく仕方がなくベンチに座っていたら、横に同年代の方が座られたので世間話をすることに、彼はキノシタさんという方で、今回のツアーにかなり腹が立っているようでした。もっとも私も正直かなりつまらないものと思っていたので、会話が弾みました。結局土産物屋では愚痴話で終始してしまいました。

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結局この日のツアーは何一つ見所らしいところもなく観光は終わってしまいホテルに向かうことになりました。

 

幸いホテルはまともな所で、部屋もダブルベットで豪華なつくりでよかったのです。そして相部屋だったのですが同室者が偶然先ほど出会ったキノシタさんだったのでちょっとビックリしました。

その後夕ご飯をホテルのレストランで食べたのですが、そこで別のバスに乗った知り合いと合流できたので一緒に夕食を食べようと思ったらピースボートのスタッフから何故かだめだと言われてしまい。話もまともに出来ずに引き裂かれてしまいました。

この日の夕食はバイキング形式だったのですが何故かとても質素な内容で品数も少なく、本当にこれだけで晩御飯終わりというくらい貧しい物でした。たぶん今までのツアーの中でも最低の食事だったと思います。

 

結局食事も食べ足らず、飲み足らずという感じだったのでホテルの近くのスーパーに買い出しに行ってホテルでは同室のキノシタさんと夜の11時ごろまで酒を飲みながらピースボートの悪口ばかりを話しておりました。なんだか本当に楽しくない一日でしたから。結局今日一日は何をしてたのか、私にもよくわからない一日でした。

 

久々に船以外の所でふかふかのベッドに寝たのですが、環境が変わったせいか、それともこの日のツアーのひどさに憤慨したためなのか分かりませんが、眠りが浅くほとんど寝られないまま朝を迎えることになりました。

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