ピースボートクルーズ発表多発の謎

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現在ピースボートとして航行しているオーシャンドリーム号の引退クルーズが決まったようだ。

第103回クルーズはオセアニア周遊のミドルクルーズで現在満席になっている第96回とほぼ同じ航路を行くようだ。値段も合わせているので有終の美を飾ることより多くの人が集まることを期待しての航路のようだ。

 

ちなみに現在までに発表されている今後のクルーズを一覧にまとめてみた。

 

 第95回クルーズ:「オーロラベルトを行く地球一周」2017年8月13日~11月25日(104日間)

 第96回クルーズ:「オセアニア一周クルーズ」   2018年1月8日~3月5日(56日間)

 第97回クルーズ:「アジアグランドクルーズ」   2018年3月7日~4月23日(47日間)

 第98回クルーズ:「北欧・北極航路コース」    2018年5月8日~8月22日(106日間)

 第99回クルーズ:「ヨーロッパ・カリブ海コース」 2018年9月1日~12月18日(108日間)

第100回クルーズ:「アフリカ・南米・太平洋コース」2018年12月26日~2019年4月1日(96日間)

第101回クルーズ:「五大陸を行くグランドクルーズ」2019年4月8日~8月2日(104日間)

第102回クルーズ:「待望の東回り航路」      2019年9月1日~12月13日(103日間)

第103回クルーズ:「オセアニア一周クルーズ」   2019年12月21日~2020年2月16日(57日間)

第104回クルーズ:「待望のアラスカ航路!!」   2020年4月11日~7月10日(90日間)

第105回クルーズ:「ヨーロッパ&南米・南極コース」2020年9月1日~12月7日(97日間)

第106回クルーズ:「アフリカ&南米・南極コース」 2020年12月18日から2021年3月18日(90日間)

 

こうしてみるとミドルクルーズが多くなったと言う事と、3年半先までびっしりとクルーズ予定が決まっていることに改めて驚かされます。

 

ちなみに注釈ですが、95回と96回の間が開いていますが、この期間に船の定期点検に入り展望大浴場などを増築するそうです。

また101回と102回の間も一ヶ月ほど開いていますが、この期間に定期的に行われている日韓間ショートクルーズが行われる可能性があります。

そして104回以降は、いよいよエコシップの登場となりますが、103回と104回の間も2ヶ月近く開いていますので、本当のオーシャンドリーム号最後の航海がミドルクルーズであるかもしれません。

 

あと104回と105回の間も2ヶ月近く開いていますので、ミドルクルーズの発表があるかもしれませんが、噂では東京オリンピックの宿泊施設としてクルーズ船を利用するという話が出ていますので、それに利用されるのかもしれません。

 

なお、102回、104回、105回、106回に関してはピースボートのサイトでは発表されていません。これらは現在リピーターおよび資料請求した人のみに発表されているようです。

 

こんな感じで現在分かっているだけでも12クルーズ、2021年の3月までの予定が決まっていると言う事は凄いことですが、今までは2年先までを限度に決めていたピースボート側が去年ぐらいから積極的に新たなクルーズを発表するようになった背景がよく分かりません。

 

あまり先のクルーズを発表したら世界情勢の変化などにより、変更や中止もありえますので企業としてリスクが増すと思います。実際私の乗った92回も発表がありすぐに申し込みをしましたが、シリア情勢の関係で最初の予定ではイスタンブール、エジプトなどを回るはずが中止になり急遽アイスランドでのオーロラ観測に変わりました。

私としてはそれが結果的に良かったので問題はないのですが、企画者側にとって大打撃を受けることもあり得るリスクをあえて無視して、どんどんと発表している背景に何かあるのではと思ってしまいます。

 

あくまで個人的な憶測なのですが、私には一つしか思い浮かべません。

 

それは資金集めです。ピースボートでは早期割りで申し込むとかなり金額的に割引があります。私もこの制度で50万円以上の割引を受けました。しかしこの制度を受けるためには期日までにクルーズ代金を全額現金で入金する必要があります。

 

ピースボート自体はNGO団体ですが、実質的に運営しているのはジャパングレィスという旅行会社です。当然企業にとって現金収入ほどありがたいものはありません。会社の運営資金に流用することが出来るのですから。

 

この運用資金を多く集めようと思うと一番手っ取り早いのは、クルーズ企画をどんどん発表して、早期割引で申し込まれる方の現金をあてにすることです。

 

実際ピースボートのリピーターの方の中にはすでに複数のクルーズの申し込みを現金で払った方もかなりおられるそうです。

 

少なくとも一つのクルーズで早期割引を申し込む方は半数以上はおられるでしょうから、ざっくりと考えてジャパングレースには現金で50億から100億円以上が集まっていると思われます。

 

この膨大な金をただ眠らせて保管しているとは考えられませんので、何かに運用していると思われますが一番可能性が高いのは新造船であるエコシップの建造費用として使われていると思われます。

ただ新造船の建設には少なくとも300億円以上は掛かると思われますので、足らない建造費はどう捻出しようとしているのかが気になります。

 

もしその費用が用立てられなかったときは、企業として存続が出来なくなるでしょうね。

 

それから先は想像の域を超えてしまいますし、考えたくもないことなのでこれ以上は書きませんが、最悪な結果だけは現実になってほしくないです。

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