17日目:平和な海から危険な海へ

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2016年09月04日(日)
朝いつものように起きて太極拳に向かうために8階後方デッキに向かうが何故か閉鎖されていた。特に天気が悪いわけでもないのにどうなっているのかわからず、船内をぐるぐる回って結局7階のブロドウェイで太極拳が行われていた。

そういえば今日から8日間は海賊対策のために日が昇っていない時間帯は一切デッキの外に出れないことを忘れていた。
その結果日の出前に行われる太極拳の会場が変わっていたのだけれど、ここまで厳しく制限されているとは思わなかった。

そういえば昨日までなかった暗幕が船内の窓という窓に張られており、なんだか薄暗くなっているのを見ると少し気味が悪い。

この日の太極拳の集まりはいつもの半分ぐらいぐらいだった。多分私のように何処で行われているのか分からず諦めて帰ってしまった人が多かったのだろう。
まぁ、明日には事情が分かるでしょうから、また人数は戻ると思いますが。

それからノルディックウォーキングに参加。こちらは日の出後の開催だったので、デッキに出ることができたのだけど途中で大粒の雨が降ってきて一時中断。その後再開したけれど雨に濡れたデッキは滑るので歩くのがかなり難しかった。
それでもノルディックウォーキングは久々の開催だったのでなんとなく気分がウキウキした。

その後9階にいつものように朝ご飯を食べに行ったら。夕食をいつも一緒に食べてい船友のマルちゃんにばったりあって話していたら何故かいろいろな知り合い次々と会ってしまって朝ご飯だけで1時間以上も費やしてしまった。なぜか知り合いに会う時は重なるようだ。

 

それから部屋に戻って洗濯をする。なぜか6日前に出した洗濯がまだ返ってこないのでますます着るものがなくなってきているので応急処置として洗濯をしている。

ここのランドリーサービスは指定の黒い袋に洗濯物を入れて出す方式なので、その袋が返ってこないから次の洗濯を出すことさえ出来ない。

さすがに焦ってきて昨日レセプションに電話したのだけれども、もう一日待ってくれと言われたので待っているのだが、未だ返ってきていないので、心配がつのる一方だ

10時からはまたいつものサルサに出る。今日からステップが増えてますます難しくなる。今までついてこれた事自体が奇跡だが正直もはやこれまでという感じがかなりしてきた。
でも個人的には結構汗をかくのが健康的だと思っているので、できるだけ続けていきたいのだけれども。

11時半からはこれまたいつものヨガに出る。ヨガのヨッシー先生は体は大きい男性だが教え方がうまく、やっていて楽しい。
でも体が硬い私には無理なポーズが時々あるので、毎回のように指導されてしまう。頑張らなければと思っているのだけれども、こればっかりは体質的なものなのでのんびりやるしかないか。
明日はいつものメニューと違ってハードヨガをやるそうだ。覚悟がある人だけ出席するようにと言われたのでちょっと躊躇した。
まあ出るかどうかは明日じっくり考えよう。

お昼はいつものように麺類を食べに9階デッキ行く。この日はとろろそばだ。
美味しいせいか大盛りを注文する人が続出して人気があるのだなと思った。

限定300麺なので大盛りの注文が増えると食べられる人が少なくなるので、私の番まで品切れにならないことをいつも祈っているけど、今日も無事に食べられた。

 

お昼からは同室のオノちゃん話し込んでいた、オノちゃんは昨日までオーバーランドツアーで一週間インド旅行に出ていたので、その間にあった色々な話をしてくれた。その中で印象的だったのは、泊まったホテルはとても綺麗で良かったけれど、一歩外に出ると凄く貧しい生活をしている人達の生活ばかりが目について、心がとても痛んだという。アジアの国は随分ましになったとは言え、まだまだ貧しい人達が多いと改めて知らされたという感じになった。

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3時になったらお茶の時間でまた9階にオノちゃんと行った。ケーキとクッキーと紅茶をもらってデッキ外でお茶を飲む。のんびりしていて時間がたつのを忘れてしまいそうだ。

デッキの上から下のデッキを見ると何故かデッキの隅っこの階段があるところで男の人が階段に体半分落として変な姿勢で寝ている。
まったくピクリとも動かないので、まさか死んでいるのではとオノちゃんと話す。
でも周りには人も沢山いるのだからそれはないだろうと話していたけれど、10分経ってもまったく動かない。
時々その近くまで来る人がいるけれど、気になりのぞき込むが誰も声はかけない。
私もそうだけど気にはなるのだけれども、何かに巻き込まれたくないから声をかけない状態なのだろう。

結局30分程して船員の一人が声をかけて男の人は本当に寝ていた事が判明した。
お陰でほっとした半面、本当に死んでいたらどうなっていたのかと想像すると、結構自分の心の冷たさを実感する。

この事があったために、お茶を飲むだけで一時間も過ごしてしまった。

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部屋に戻ったけれど相変わらず洗濯物が返って来ていないのでレセプションに電話をする。
すると5分もしないうちにいつものハウスキーパーのお姉さんがやってきて、洗濯物を持ってきた。
「ソーリー」とニコッと笑って帰されたので怒るに怒られなかったけれど、単純に持ってくるのを忘れていただけのようだった。

お陰でこの6日間洗濯物と格闘していたと思うと、急に馬鹿馬鹿しくなってきた。
まあ無事に返ってきたのだから許しましょうか。

夕食後、地域交流会というのがあり参加した。
ピースボートに乗ってから多くの方と知り合ったけれど、何故か関西の人と出会うことが少なくって良い機会と思ったからだ。

地域交流会の入り口で飲みもを売っていたのでインドのビールを買った。理由は安かったからなのだけど、なんと一本買うと一本おまけについてくるという特典付きだった。結局一本当たり150円ぐらいで日本で買うより安い。

最初に着いたテーブルは関西の人が少なく四国と中国地方ばかりだったので、途中でテーブルを変えたら大阪と私と同郷の西宮の人がいたので話が弾んだ。船内ではほとんど関西弁をしゃべっていなかったので久々に関西人に挟まれ自然に関西弁になっている自分に気づき、なんだか家に帰ったような安心感があった。
そこで18歳でピースボートに乗っている若者とも出会い、その元気さに負けないようにと私自身も刺激された。

結局交流会の制限時間ぎりぎりまで話が弾んでしまい。ちょっとスタッフの人に迷惑をかけたけれど、名刺も沢山配れたし新しい知り合いの方もできたので自分にとって、とても有意義な時間だった。

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そのせいか、気分が高揚してしまい。ベッドに入ってもなかなか寝付けず、やっと寝れたと思ったら夜眠りが浅く夜中に何度も目が覚めてしまった。
何となく色々なことがあった一日だった。

今日も時差調整が発生また中途半端な30分の調整だ。これでインドから離れた感じがする。

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