35日目:フェレンツィでデート

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2016年09月22日(木)
昨日はピースボートに乗って初めての外泊。

陸の上のベットが久々のせいもあったのだけど何故か疲れているのにぐっすりと寝れなかった。多分船でいつも揺れている中で寝るのに慣れてしまったために、逆に揺れないと寝れないという体質になってしまっているようだ。

それでも朝7時過ぎに起床。泊まっていたところはホテルではなく。B&Bという形式の宿で日本で言えば民宿的な感じの宿で宿泊と朝ご飯が付いている形式だ。

雑居ビルの中の一部をホテルのような形で提供しているのだけど、部屋に入るのがとても大変な処だった。まず玄関の仰々しい大門を開けてから、それから入り口のドアを開け、それからB&Bのある階のドアを開けて、やっと自分の部屋のカギを開けるという感じになっていて、そのためホテルに入るのに鍵が4つも必要という凄いところだった。

だから外から部屋に入るまで結構時間がかかるのが、このB&Bの最大の欠点だけど、もっともそれ以外は居心地の良いところだった。特に設備は比較的新しく、部屋も全く問題がなく清潔でネットも使い放題というところだったけど、イタリアは宿が高いので値段はそれなりにした。

そこでの朝ご飯はパンとヨーグルトとハムと卵程度の比較的質素な物だったけれど、家庭的な雰囲気でとても良かった。またクッキーやスナックが等食べ放題で、清涼飲料水も無料で飲み放題というのが嬉しかった。

2016092201朝~クーポラに登る (1)

朝9時にはフェレンツィで一番有名なドオーモの鐘楼に登りに行った。ここは入れる人数が限られており結構切符が取れないので、これもインターネットでずいぶん前から予約していた。

この鐘楼はなんと階段が440段もあり、高さ104メートルの高さまで登るのだけど、階段自体がかなり急で登るのが怖いくらいで、その上結構上りにくい作りの階段だったので、一段一段上るのに結構注意しながら上がった。

でも、これだけの高さがあると登っても登っても上に着かない。うちの奥さんなどはもうダメ、休憩したいと何度も音を上げかけたけど、登ること15分程度でやっと頂上に到着。ここから見たフェレンツィの街の風景ははとても最高でした。

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もっとも降りる時も結構大変で登って来る時より階段が急こう配に感じて、降りるのに足がすくむし、狭い階段で登ってくる人と行き違いになる時はヒヤヒヤしながら体を避けて、結構大変でした。おかげで下に着いたときは私も足ががくがくのうえ心臓バクバクになっていました。

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それからドォーモ自体に入館して見学しました。ここは天井のフラスコ画凄かったです。イタリアは世界遺産が多い国だけど確かにこういう所を回っていると確かにイタリアって芸術と文化の街だと改めて知らされました。

 

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そういえば途中でダンブラウンの小説「インフェルノ」に出てくるダンテの肖像画を見つけて思わず、本物だと騒いでおりました。

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それから近くの広場に行くと色々な銅像があり、その中で有名なダビデ像を発見しました。こんな所にあったのかと思ったら、ここにあるのはすべてレプリカだそうで、本物は美術館に展示してあるとか。

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あと、お土産屋さんをひやかしたりして回りましたが、結構色々変わった物が売っていました。個人的に興味を持ったのはやはり「インフェルノ」に出てくる口がとんがった不思議なマスク。

なんでもこれは中世ヨーロッパで黒死病が流行った時にお医者さんがつけていたマスクだそうで、これをつけると黒死病がうつらないと信じられていたそうなんです。

それから金色のイノシシを見つけました。これも鼻を撫でるとお金持ちになるとかいうので一杯触ってきました。これで将来は安泰かな。

2016092204イノシシ~ヴェッキオ宮殿 (2)2016092204イノシシ~ヴェッキオ宮殿 (1)

 

朝から結構歩き回ったのでさすがにかなり疲れてしまったので、いったんホテルに帰って休憩をしました。こういう時は近くで泊まっているメリットですね。

休憩後、ベッキオ橋などのフェレンツィの有名な街並みの探索をしました。なんだか気分は完全に中世ヨーロッパにタイムスリップしたようで、街角のどこかでダビンチやミケランジェロが歩いていそうな錯覚を覚えてしまいました。

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12時からベッキオ宮殿での「インフェルノ」のバックグラウンドツアーに参加。

もっともガイドが英語だったので私にはちんぷんかんぷん。そのうえ「インフェルノ」もいい加減にしか読んでなかったので、感動がちょっと薄かったけれど、舞台になった隠し部屋や屋根裏などに入れたことは結構楽しかったです。

それから小説はかなりフィクションが入っていて、天井から犯人が落ちてくるときに壁を突き破るのですが、実際はキャンバス地になっていて壁がないとか、五百人広間に飾ってある絵を見て手がかりを見つけるシーンも実際はその柄の部分が小さすぎて絶対に見えないなどとか楽しい話も聞けました。

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あとダンテのデスマスクを見たり、一般では後悔していない地図の部屋の秘密の扉を開けてもらったりして、結構楽しみました。船に帰ったら真剣に「インフェルノ」を読み直ししたくなってしまいました。

 

その後、またドォモに戻ってドォモ美術館で有名な天国の門を見ました。なんでも美術館にあるのが本物で、ドォモの天国の門はレプリカなのだそうです。

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それからちょっと遅めの昼食を取りにカフェーでピザを食べました。ジェラードが有名な店だったので注文したら山盛り来ました。

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食後はアカデミア美術館で本物のダビデ像を鑑賞しに行きました。
印象はとにかくデカかったのと、筋肉美が超リアルでした。でも何故か目が股間に行ってしまうのはなぜだろう。(^^ゞ

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それからまたホテルに戻って1時間ほど休んでから、夕方の街をプラプラと歩きながら夕食に向かいました。

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夕食はカタロニア地方の名物モツ料理でした。臭みもなくトマトペーストの煮込みはとても美味しかったです。おかげでワインをぐびぐび飲んでしまい。かなり酔っぱらってしまいました。

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帰りにまたジェラードを買って食べながら帰りました。酔っ払った体には冷たい食べ物がとても気持ちよかったです。

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楽しいデートも残りあと一日で終りです。しっかりと楽しまなければ。(*^^*)

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