41日目:リスボン上陸するが空回りばかり

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2016年09月28日(水)
朝6時に目が覚めたら、もうすでに船はリスボンの港に着いていた。暗い中外を見ると街が見えた。
それから朝ご飯を食べに行ってから、カメラを持ってデッキに出て街の風景を撮りに行った。

今日の日の出時刻が7時半前とかなり遅いので、その時間になるまで空が明るくなるのをじっと見ていた。そしてやっと日が昇り始めると写真をシャッターを連続して切った。

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日が昇り切ったところで、部屋に戻り今日のツアーの準備をする。今日は「ロタ岬とリスボン市内観光」と云うコース。とにかくヨーロッパ大陸の最西端であるロタ岬が見たかった。

ツーアーに行く前にトイレをすまそうと思って部屋の洗面所に入ったら、出てくると何故かベットメーキングが終わっていた。

いつもならハウスキーパーのお姉さんがドアをたたく音で気が付くのだけど、何故か今日は全然気が付かなった。それにこんな短時間でベッドメーキングが出来るのも不思議だ。

まるで何かマジックを見たようなきがするけれど、私が部屋を出ると同時にハウスキーパーのお姉さんがうちの部屋に入って洗面所の掃除を始めたので、あの短時間で仕事を終えたんだろうな。本当神業です。

 

それからあわててツアーの集合場所に行き、バスに乗る。

最初に行ったのはロタ岬、ユーラシア大陸の最西端で有名な岬だけど、行ってみた感想はただの崖でした。海もそれほど美しいというわけでもなくただ最西端という冠で持っている所ですが。実は本当の最西端はここではないらしいです。

何となくパチモンを買わされたような心境ですが、最西端到達証明書なるものまで、11ユーロで売っていましたからその商魂だけは褒めてあげましょう。

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それよりトイレがないのが一番困った。私は大丈夫だったのだけれどトイレの場所が広い岬に一箇所にしかなく、そこに多くの観光客が来ているものだから女性用のトイレは大行列だった。中には並んでいるうちに観光する時間が過ぎてしまってトイレも行けず、ロタ岬も見えなかった人がいるぐらいだった。

 

トイレ事情が悪いことは分かっているのだから、ツアーのガイドさんはそのあたりきっちり調べて教えてくれなきゃ、何のためにお金を出してツアーに来ているのかが分からなくなってしまう。

 

次にペレンの塔というところに行きました。なんで有名か知らないですが、海に立っている要塞です。

そこは公園にもなっていて何故か大砲や自動小銃のなどの武器が無造作に置いてありました。あと小型飛行機もありました。

でもガイドさんはなんも説明してくれなかったので、何であるのかわかりませんでした。
その代わりガイドさんはお土産はコルクで作った民芸品がいいよ。ぜひ買って帰りなさいとだけは言ってくれました。商魂たくましいです。

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ここでもトイレの説明が中途半端で行列ができましたが、実は少し歩いたところに別の立派な公衆トイレがありました。そこにもトイレがあることを言ってあげて、人を分散させれば大混乱にならないのに、なぜかいい加減な説明しかしてくれません。正直言って、かなり今回のガイドさんには不信感を大きく感じました。

 

それから有名な発見のモニュメントを車窓から見たら工事中で見れませんでした。
ついでに何とか教会と名前がはっきり聞き取れない、とても有名な所も通りましたが車窓からよく見えませんでした。

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そうしているうちにお昼になったので、コルメシオ広場という所で昼食となったのですが、その食事場所がビール工場という事で無料でビールがついてきたのはちょっと嬉しかったです。

ここではたっぷり2時もがあるので、食事が終わった人から自由に散策や買い物をしてもよいと添乗員さんは言われたのですが、食事の出るスピードがリスボン時間だったので、たっぷり2時間かかってしまい。私は買い物も散策もできませんでした。その為中には途中で食事を放棄して買い物に行かれた方も結構いました。

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でも個人的にはビールも無料で飲めたし、メインがビーフステーキだったし、ムール貝も美味しかったし、デザートもお米を使った不思議な味で美味しかったので許します。

一番の間違いはピースボート側がお昼の食事に時間をかかる事を知らなかったことですかね。

こんな感じでまともに観光をしないうちに、あっという間にリスボン観光は終わってしまいました。

人によっては全然観光できなかった人もいるじゃないかなと思うような、かなり調査不足でいい加減なツアーでした。

正直言ってあまり印象の残る所がありませんでした。

きっとしっかりした旅行社のツアーだったらもっと印象が違ったのかもしれないですが、私にはリスボンって見る所が何もない所という印象しか残りませんでした。

だからもう一度行きたいという気持ちなど当然湧きませんでした。これって本当悲しいことです。

港に戻りピースボートを見ると、両側を巨大な豪華クルーズ船に挟まれて小さくなっていました。何だか船までが印象が薄く感じてしまいました。

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今日の船の出港は午後4時だったのですが、5時を過ぎても動く気配がありません。豪華クルーズ船に挟まれた形になっているので動けなくなっているのかなと、ふと心配したのですが、やっと5時半頃になって慌てて出航して行きました。後で聞いた話ではツアーバスの一台が途中でエンストをしてしまい。タイムリミットを一時間半も遅れて帰って来たそうです。

フリーで出かける人には帰る時間を厳格に守らせて、もし時間通りに帰ってこれない時は平気で置いて行くのに、ピースボートのツアーに関しては甘いのには呆れます。これでタイムリミット破りのツアーは何度目の事やら。

基本的にピースボートスタッフにまともな計画が出来る人間がいないということなんでしょう。

それから夕食を食べましたが、今日はお昼にいっぱい食べてお腹が全然すいていなかったのですが、こんな日に限って日頃定食屋のおかずより貧弱な食事しか出ないレストランで珍しくお盆に乗りきらないぐらいの量のおかずが出ました。これってひょっとして嫌がらせかと真剣に思ってしまいました。

最後のデザートも訳の分からない美味しくないものだったせいもあるのでしょうが、ほとんどの人が食事を残していました。ピースボートは料金を安くするために一番犠牲にしているのはひょっとして食事代と思いたくなるような料理でした。

レストランも8時を過ぎると強制的に追い出されてしまったので、あとは部屋で同室のオノちゃんと無駄話をして時間つぶし。その話題は最近ますます待遇の悪くなったピースボートの話ばかりでした。

大西洋に入った船は大きく揺れて、今にも潰れそうなきしみ音を立てて海を進んでいます。
なんか大西洋の真ん中でタイタニックのように沈没しないだろうな。そんなに立派な船じゃないか。

それではおやすみなさい。明日が来ることを祈ります。

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