44日目:ルアーブル街歩き

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2016年10月01日(土)
朝6時に起きる。相変わらず真っ暗な朝だ。どうもサマータイムというのは私の感覚に合わない。

今日はフランスのルアーブルに着岸するが全く何も予定を入れていない日だ。

最初は一人で街歩きをするつもりだったけれども、夕食仲間のエイコさんもフリーだったので、一緒に行動させて貰うことにした。

予定では8時に着岸予定だったが、目が覚めた時には既にルアーブル港に着いていた。

そのおかげで予定がみんな早くなったので、起きてすぐに食事に行き。フリーで街歩きをする人はパスポートが必要との事なので預けてあるパスポートをツアーディスクに取りに行く。

8時半に船を下船して、さっそく街歩きを開始する。

しかしその前に街の中心地まで行くためにシャトルバスのチケットを買う必要がある。だけどそれを買う場所が分からずウロウロ歩く、結局クルーズターミナルで聞くとそこで売っていた。なんでも4ユーロで一日乗り放題だそうだ。

次にシャトルバスの発着場を探す。ピースボートのスタッフに聞いても知らないと云う。相変わらず何のために船に乗っているかわからない役に立たない連中だ。

 

少し歩くと倉庫前に行列のできていた。先頭の人に聞くとそこがバス乗り場だった。シャトルバスの始発は9時からだそうで、それまで20分間ほど寒風が吹く中待つのが結構つらかった。

9時ちょうどシャトルバスが到着。2両連結のバスで乗れてやっと一息。ただ街の中心地がどこか分からなかったので、どこに行けば良いのかもわからない。頼りは港でもらったフランス語の地図だけだったので、それをみらめっこしながらバスの動きをみる。とりあえず最初に停まったところで降りた。

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でもどう考えてもそこは街の中心部という感じがしないので、大きな建物がある方向に歩いて行ったら、そこはホテルだった。仕方がないので作戦を練り直そうと思って、そこから少し行ったところにあるカフェーにひとまず入った。

本当はカプチーノを注文したかったのだけど、全然言葉が通じず結局普通のコーヒーを注文。
でもそのコーヒーが意外と美味しくって満足。それにクッキーもついてきて一杯1.4ユーロと言う安さだったのでますます満足。

とりあえず、ここでエイコさんと何処に行くかを相談して、近くに何か立派な塔らしきものがあるので、それを目指して歩くことにする。

そこは地図によるとどうも街で一番有名な教会のようだったけれど門が閉まっていたので入らずに結局通過。

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次に大通りがあったので南下したら、広場があって蚤の市をやっていた。というより家庭の不用品を販売するバザーのような感じで古着や食器などがとても安い値段で売られていたけれども、ここで買っても持って帰ることが出来ず、仕方がないので見るだけにした。

 

そこから先に行くと街の大聖堂を発見。入ってみたら意外と立派な教会で感心した。

 

ここまでで11時前になったので、一番行きたかったマルロー美術館に向かう。ガイドブックによれば今日は入館料無料の日のようだ。

美術館は大聖堂から歩いて5分ぐらいで着いた。既に他のピースボートの乗客もかなり来ていた。11時の開館と同時に入場しようとすると、係の人にチケットを購入するように言われた。今日は無料の日ではないかと思ったけどガイドブックの情報が古いこともあるのでチケットを購入しようと窓口に行こうとしたら、後ろの方で一人の女性がすごい剣幕で怒っている。「地球の歩き方」には今日は無料と書いたあったからタダで入れろというのだ。それも日本語でまくし立てる。

とにかく情報が古いこともあるからとみんなでなだめた。ピースボートの乗客には何故かこのタイプの自己中人が結構いる。何処に行っても自分の勝手な主張を通そうとする。何だか同じ乗客としてとっても恥ずかしい。結局チケットの件は私達の勘違いで、チケットは窓口で無料でもらえた、形だけ購入というスタイルを取っていただけだった。

マルロー美術館は小ぶりの美術館だけど結構いい作品がそろっていて満足しました。特にルノアールやモネの作品は小品だけどとても良かった。

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美術館を出た後はシャトルバスのバス停を目指しながらの街歩き、途中で市場によったり、不思議なオブジェや建築物を見ながら歩く。そういえばルアーブルの街並み自体が世界遺産だった。

どこが素晴らしいと言われれば分からないけど、なんとなく落ち着いた街であることは事実だ。

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次にシャトルバスに乗って向かったのはショッピングセンターだった。エイコさんが水着を今回の船旅で持ってくるのを忘れたので、買いたいという事でショッピングセンターで探す。

でも季節的にもなかなか見つからず、あっても派手なビキニ系の水着しかなく、欲しかったアスリートタイプの水着は全然見つからず。

途中でアディダスの店を見つけたのでここならあると思ったけど、ここも季節ものという事で在庫がなく、何とかという店に行けと言われたのだけどフランス語で言われたので、店の名前と行き方がよくわからなかった。

それでもあきらめず店を5軒ほど回ったけれど結局見つからず。仕方なく諦めて昼食を取ろうとショッピングセンターを出ると、目の前にスポーツの文字が書いた大きな店があった。

店の名前も先ほど聞いた名前に似ている。どうもこの店に行けと言われていたようだ。

早速その店に行くとそこは大型スポーツ用品店で、店内を見ると思っていた水着が売られていた。本当諦めずに探すと見つかるものだとつくづく思った。

それからやっと昼食を取りました。時間はすでに1時半を回っていましたので、どこでもいいやと思って入ったのがイタリア料理屋さん。

フランスまで来てイタリア料理はないだろうけれども、さすがに歩き疲れて他の店を探す元気がなかったのと、何となく雰囲気が良かったのと看板のシーフードのパスタの写真がとても美味しそうだったのでここに決定。ついでにマルガリータのピザも注文しました。

味は予想通り美味しかったです。そのうえデザートとコーヒーまで食べてお腹はとっても大満足でした。のんびりと時間をかけて食事を食べました。こう言う何もない時間っていうのも時にはとても素敵に感じるんだなと改めて思い知らされました。

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食後は歩き疲れ、探し疲れで、素直に船に帰ることにしました。

結局船に着いたのは4時過ぎで約7時間余りの小旅行でした。バスで有名な処ばかりを周って時間に追われていくツアーに比べれば中身がないかも知れないけれど、のんびりと自分のペースで街歩きをするのも時には楽しい時間だとつくづく感じました。

船に戻ってからはのんびりネットをして遊んでおりました。それからシャワーを浴びて夕食を食べたけれど昼食で思い切り食べてしまったので夕食はあまり喉を通りませんでした。

部屋に戻って明日も早いから寝ようと思ったのですけど、何故か部屋が異常に暑くって寝れない。外が寒いのでスタッフが気を利かせてヒーターを入れたのだと思うけれども、それが効き過ぎていました。

ピースボートの空調は基本的に部屋単位で調整ができないので、こういう時は本当に困ってしまいます。その上最近は船で揺られて寝ることが多いので、停泊して揺れない船の中ではなかなか眠りに入れず悶々とした気分で夜が更けていきました。

明日はモンサンミッシェルまでの遠出なのに体が持つかな。

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