５１日目：オーロラ見える

2016年10月08日（土）
朝５時４０分に目覚まし時計が鳴る、でも今日も起きれない。

寒いのと暗いので、ベッドがから出たくないのが本音だけど、太極拳に出るために根性で起きて８階後方デッキに向かった。
でもそこには張り紙がしてあり、会場がブロードウェイに変更との事。
理由に悪天候のためにと書いてあったけれども、雨が降っている気配もないのに、どうも寒いのと、外が真っ暗なので変更になったようだ。

とりあえず急いでブロードウェイにかけつけて太極拳に参加。

外でやるつもりだったのでえらく厚着をしていたので、会場についた途端えらく暑い。

さすがに我慢できなくって上着をあわてて脱いで太極拳をする。
外が寒い間は会場をブロードウェイに変更するのであれば、前もって言ってくれれば着る服も考えるのにと思った。

次のノルディックウォーキングは予定変更の張り紙もなく、当然行われるものと行くと講師がまた来ていない。実は前回も寝坊して来なかったので、今回で２回目だ。

仕方がなくまた自主的にストレッチをしてウォーキングを始める。なんか最近スタッフがたるんでいるので何となく腹立たしい。

しばらくして講師が遅れて来て謝っていたけど、本当給料もらって地球一周の船にタダで乗せてもらっているのにこんな勤務状態で勤まる人が羨ましい。

それから朝食後、家にメールを送ろうとインターネットにつないだけれど、全然送信できない。結局１０分ぐらい時間かけて送れたのはメール１通だけだ。北極圏に近いので衛星電波も調子が悪いのだろうか。

それから部屋に帰ったら無性に眠たくなって気が付いたら２時間ほど寝てしまった。ピースボートに乗ってから本当によく寝る習慣がついてしまった。

時計を見るとヨガの時間が近づいていたので、慌てて準備して会場に行く。今日はそれほどハードなヨガではなかったけれど体の疲れか、何だか結構きつく感じた。

ヨガのあと昼食にちゃんぽんを食べにいたけれど、すでに品切れで諦めてハンバーガーを食べたけど、味はもう一つだった。寒いと麺類は人気だから仕方がないか。

食後すぐにオーロラに関する講演会に出る。オーロラの神話や発生する理屈などが解説されて興味深かった。
それが終わると今度はオーロラを撮るための写真講座に出る。今日からオーロラが発生するオーロラベルトに入ったためにこういうオーロラ関係の企画が多くなっている。

イメージです。

それから部屋に戻って日記書きをする。日記を少しさぼるとすぐに書かなければいけないことがたくさん増えて結構大変になる。

それから部屋で同室のオノちゃんと雑談、相変わらずピースボートの悪口を私が一方的にしゃべっている感じだったけれど。オノちゃんは文句一つ言わずに聞いてくれる。本当迷惑なやつだと思うけど、オノちゃんのお陰で何とかストレスも最小限に抑えられているようなきがする。

夕食はオーロラ地帯に入った祝いとしてオーロラ御膳という食事が出た。それも盛装して来いとのことで本当面倒なことだ。大したご馳走が出るわけでもないのにね。

それでも一応まともな格好をして４階レストランに行っていつものメンバーで夕食を取った。
オーロラ御膳はなんだが正月のお節料理のような食事で、何故かご飯が栗ご飯だった。それ以外は特に普通の食事でとっても美味しいとは思えなかったけれど、まあたまには盛装しての食事もいいか。食事中はやっぱりオーロラの話で結構盛り上がった。

夜はいよいよオーロラ地帯に入るとのことでデッキの照明を落として観察しやすくしているとのこと。そのうえ今日はなんでも流星群と遭遇するらしいので流れ星が見えるとかで、１０時ごろにデッキに上がった。

幸い天気が良くきれいな星空が見える。普段はデッキの明かりでこんな綺麗な星空が見えないので、思わず見とれてしまって３０分ほどのんびりと星空を観測した。でもさすがにオーロラは見えなかったので、いったん部屋に戻った。

その途端、船内放送が入ってオーロラが出現したとの事。
慌てて又１１階のデッキに出たけれど、今度はすごい人の数、とにかく人混みをかき分け空がよく見えるところまで行ったけれども、それらしきものが見えない。一体どこにオーロラが見えるのかと思ったら、北の空の水平線上にかすかに薄い白っぽい帯が見えている。それがオーロラだった。

正直言って見えた瞬間、想像していたものとぜんぜん違うと思った。なんか空が青く光るように思っていたので、ちょっとがっかりした。それでも、それから1時間ほどオーロラ観察していた。

途中で消えかかったり、また濃くなったり、白から緑ぽくなったりしていくオーロラを見てしまった。そのうちだんだんと興奮してきて見ている事が全然飽きませんでした。でもずっと薄いぼんやりした存在だったので、できれば次見る時はもっとくっきりしたオーロラを見たいと思ったのですが、それがすぐに実現するとはこの時は思っていませんでした。

イメージです。