７日目：いよいよ運動全開だ！！

2016年08月25日（木）

昨日は早く寝たはずなのに何故か目覚まし時計がなっても目が覚めない。
結局朝６時の太極拳の時間ぎりぎりに何とか起きて参加したけれど、何故こんなに眠たいんだというほど太極拳をしていても欠伸ばかりが出た。

さすがに船旅でも、家を離れて生活しているので知らないうちにストレスや不満が溜まって疲れとして出てきているのかなと思ってしまう。でも考えたら結構寝ている割にはいつも疲れているが口癖のような気もするから、逆に体がなまってしまってスッキリせず疲れている状態なのかとも思ってしまう。

それでも、頑張らなきゃと持って、その後のいつものノルディックウォーキングに参加。
そうすると、この日は風が暴風雨並にきつくって歩いていても体が風で凄くぶれる。時々船から振り落とされるのじゃないかという恐怖を感じながらなんとか最後まで歩いたけれど、凄く緊張したせいかポールを握る手に力が入りすぎて掌が真っ赤になっていた。

船の下は海だから時々甲板を歩いている時に、ふと落ちたらという恐怖感は常に持ってしまうけど、今日ほど甲板を歩くのが怖いと思った日はなかった。

体だけじゃなくって心も少々お疲れ気味なのかと少し心配になる。

朝食を食べた後、船内新聞を読んでいると今日から色々なカルチャースクールが始まることを知る。その一つがサルサだ。

サルサは二日目のウエルカムパーティーでちょっと踊った時、何となく気になるダンスだったので様子見で参加する気になった。
この日は体験レッスンだったのでステップしかやらなかったけれども結構運動量があり、かなり足がパンパンになる。汗もびっしょりかいたのでこれは運動になると確信。

ダイエットのためにこれからも参加することに決めた。

その後はこれもあたらしい「ヨガ教室」に参加しました。
実は今回のピースボートの目的の一つにヨガを学ぶことがあった。その為に船に乗る前からヨガマットをわざわざ購入して船に持ち込んでいたのに、なかなかヨガ教室が始まらないので、少々不安になっていたところに始まったので、これは絶対に参加するしかないと思っていた。

ヨガ教室の会場には２０分ほど早めに行ったつもりだったけれども、既にすごい参加人数で会場内はヨガ用のマットがびっしりと敷かれており面食らってしまった。それでも何とか会場の隅っこにマットを敷くことが出来て一安心する。

ヨガの先生はヨッシー先生と言ってヨガの世界ではかなり有名な人らしい。ヨッシー先生の教え方はちょっと変わっていて自分が見本のポーズを見せて教えるのではなく、全て言葉だけで指示する教え方だったけれども、その教え方がとってもうまく感心してしまった。

でも初日から結構内容も本格的で体がかなり硬い私にはきついポーズが多くって、これまた汗びっしょりの全身疲労困憊、体中見事にパンパンの状態になりました。

考えてみると朝から体調不良のなのに、ずっと動きぱなしだったので、さすがにフラフラになりながら９階まで階段で上がってやっと昼食を食べました。でもさすがに食欲があまりなく軽くうどんを食べるのが精一杯、本当精魂使い切ったような気分でした。

昼からは午前中とは正反対に頭脳系の講座を回りました。まずは「どうやったら英語しゃべれるようになるんですか？」という講座を聴いて急に英語の勉強を真剣にしなければいけないと目覚めました。

それから若者向けなのだけど、ピースボートを下りた後の就職活動という現実的な話の講座を聞き、シニア世代ももっと社会に貢献しなければ行かないなと目覚めたりしました。

その後部屋に戻って突然目覚めた英語の勉強意欲のせいか、持ってきていたパソコンで英語の発音練習を２時間ほど真剣にやっていたら、外がすっかり日没の時間になっていたので慌てて夕陽の写真を撮りに行きました。でも空はすっかり雲に覆われていて結局良い写真が１枚も撮れませんでした。

夕食は同室のオノちゃんが食事時間に「米中関係」に関する講座があるのでそれに出るとの事。普段は冗談ばかり言うオノちゃんだけど、本来まじめな人だから結構こういう講座ばかりに出ている。そこで今日は先日知り合ったばかりのシャラクさんに夕食をご一緒させてもらいました。

シャラクさんはレストランに焼酎をキープしているとのことで、ご馳走になりました。とっても美味しかったです。で、その時に初めて４階レストランで焼酎などのお酒がボトルキープできることを知りました。値段を聞いたら意外と安い。それに最初にキープ代を払えばなくなるまで一切かからないとの事。それまで毎回お酒は注文しなければ行けないと思っていたので、経済的に飲める方法もあるのだと知って、ちょっと嬉しくなりました。

この日も食事中は楽しい話で盛り上がりました。特にシャラクさんが務めていたデパートの色々な裏話はかなり楽しかったですが、流石に企業秘密なので載せられません。(^_^;)

その後は何故か唐突に和菓子はどこが一番高級ブランドだという話になり、最終的に「虎屋」が一番だということになり、シャラクさんが今度虎屋のどら焼きを差し入れするという話にまでなったのですが、こんな船の上でどうやって持ってくるのだろうかと不思議に思ったのですが、なんとギリシャで本当に差し入れしてくれました。どうやったかというとピースボートの運営会社ジャパングレイスの人がギリシャから何人か乗り込んでこられたのですが、その時に買ってくるようにお願いしたそうなんです。まあそれが分かるのは随分先の事でこの時はただただ不思議に思いました。

一体シャラクさんって何者と思ったのですが、後々おいおいと素顔が分かってくるのですが、それはまた後日の話で。

まあこんな調子でいつも夕食時などは船の中のたわいもない話で盛り上がり、お酒も進み一日が過ぎていくのでありました。