久々にアークテックヘルシンキ造船所のホームページを開いたら、ビックリするニュースが載っていました。
5月9日に造船所の売却が正式に決まって、5月末にロシア人のRishat Baugatdinov氏とベルギー人のVladimir Kasyanenko氏が所有するAlgador Holdings Ltdに売却されるそうです。(この会社自体はロシアの会社らしいがよく分らないです)何でもこの2人はロシア最大のクルーズ船の造船所も所有しているやり手らしいのですが、詳しいことはまだ分っていないです。
ただUSCからの譲渡の仕方が結構面倒くさいことをしていて、わざわざアークテックヘルシンキ造船所からヘルシンキ造船所という新会社を造って、そこに資材も従業員も移籍させるという方法をとるそうです。
そう言えば前のニュースでは負債は全部USCが負担すると言っていましたから、アークテックヘルシンキ造船所は実質的に閉鎖するつもりなのかな。それに売却金額が6000ユーとかなり安かったのには何かあるのかなという疑問が残りますが、取りあえずめでたく売却は決定しました。
今回の譲渡で今まで続いていたロシアに対しての経済制裁が解除さるだろうという事で、新会社には既に17億ドルもの入札が入っているそうでこれで倒産しかけていた会社も完全に立ち直りそうという気配なのですが、一部の報道機関では経済制裁が解除されるかどうかが微妙と書いているところもあったので、これからも目が離せないのは事実です。
ちなみに入札している一部の受注は既に Letters of intent まで進んでおり、署名されたと書いてありましたが、その中にクルーズ船が入っていたので、多分ピースボートのエコシップの事なのかなと思います。
でもエコシップって2017年5月にアークテックヘルシンキ造船所と Letters of intent まですすんで署名を行い、その後正式に契約も交わして着手金まで払ったとジャパングレイスから正式に発表があったはずなのに、また契約のやり直しなんでしょうかね。ジャパングレイスさんはこのあたりのことは何も言っていないし、エコシップの延期の理由は安全機銃が変わってそれに合わせるためって言っていなかったっけ?
それともやっぱり資金繰りが付かなくって契約まで行っていなかったのが真相なんでしょうかね?
少なくともフィンランドの国営放送のyleや、ロイター通信が今回の発表を流していますので、公平な目で見ると私はこちらの情報の方を信じますけどね。
とにかく6月になったら正式にどこのクルーズ船を受注したか発表があると思いますので、ジャパングレイスさんどんな言い訳するかな。
そう言えば昨日ジャパングレイスがエコシップ乗りませんかと勧誘の電話をかけてきましたが、資金がまだ集まっていないのかな。
そういう事で取りあえず、現段階で分っていることだけの速報でした。
アークテックヘルシンキ造船所の公式発表
http://arctech.fi/wp-content/uploads/Helsinki-shipyard-acquisition-will-be-finalized-in-May_v.2.pdf
フィンランドの国営放送Yleの記事
ロイター通信の記事
その他ロシア、フィンランドの報道機関がかなり記事としてネットにあがっていますが、あまりにも多すぎますので省略しますです。
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