エコシップの件で文春砲が放たれて早一週間。
その結果一部のネットでは少し騒がれたようだけど、結局どういう訳か某国会議員の疑惑に変わってしまって、その事ばかりでバッシングされていたけど、あの人今ピースボートとは何も関係ないから突っつかれても何も出ないだろうなとふと思ってしまう私。
結局全然関係ない所で火の手が上がっただけで、ピースボートにとってはエコシップの良い宣伝になったようで、今月初めから正式にエコシップの募集を始めていますね。
今朝の朝日新聞にもピースボートの広告が大きく出ていたし、勧誘の電話やメールも前にも増してかかってきているという話を聞きます。
そう言えば、先日ピースボートの船友8人とあった時に文春砲の話が出で、その中の一人が文春砲のふがいない記事で逆にピースボート側の言っている事の方が信用おけそうだと言って、エコシップを申し込みする気になったと言っておりました。また別の二人はエコシップではないけれども今年のクルーズに参加すると言っておりました。
私としては現状は説明したのですけどね、だめならだめでピースボートに寄付するつもりで申し込みをするって、そう言われていました。
こんな奇特な考え方の人に支えられているピースボートってある意味幸せ者だと思いますよ。
ただね。こういう人ばかりだったらトラブルにもならないかもしれないですが、エコシップに乗りたい人の中には、単純に新造船に乗りたい。日本発の世界一周のクルーズ船に乗りたいという夢を叶えるために乗る方も大勢おられるわけだから、エコシップを造ると言って、お金を集めて、結局だめでしたでは、詐欺だと言われても仕方がないですよ。
こういう事を書くとピースボートというか、実質の運営会社であるジャパングレイスから、エコシップ計画は順調に進んでいるよ。金も払っているよ。アークテック造船所からもメールもちゃんと公式サイトで発表しているんだから、何が文句あるんだ。
お前みたいな素人が思い込みだけで書くなとなんて怒鳴られそうですが、私根が小心者のですし、細かい事が気になるたちなので、前回アークテック造船所の現状がこんな感じになっていますけど、大丈夫ですか? と発表したのですが、元々人気がないブログなものでピースボートさんには全然伝わらなかったようです。
で、今回第2弾というか、正確には前の記事の元になった記事を発見いたしましたので、ご紹介させて貰おうかなと。
またフィンランド語ですので、すみませんが翻訳機能を使って読んでくださいませ。
ちなみに、このサイトyleって、フィンランドの国営放送の公式サイトで、あちらのブログでは、よくyleによるとなどと書かれているぐらいなので、信憑性は某週刊誌よりかなりあると思います。
今回の記事も、金融規制の為に資金繰りが出来ず新たな船を造る事が出来ない事を前回紹介した記事以上に具体的にかつ詳しく述べられています。
この記事は昨年の11月18日に発表されていますが、ピースボートの公式サイトのエコシップ延期の理由では、この時期に期間にエコシップの就航が2020年に出来るかどうかを必死に検討していたはずなのですが、アークテック造船所さんは、それどころじゃなかったように思えますけど。
またロシア側もアークテック造船所が多額の負債を抱えてお荷物であるので、売却したいという記事を今年の1月16日にニュースサイトに載せています。
この記事もロシア語なので、日本語に変換して下さいませ。
後は細かい記事になるので、ページを紹介せずに内容だけを説明しますが、アークテック造船所はロシアの国営企業のMSCに買収されてから常に赤字経営で累積額1億ユーロほどあるそうです。
また2016年頃から主力の砕氷船以外にクルーズ船の分野にも進出を考えており、その契約第一号がエコシップだったようです。
※こう書くとアークテック造船所はクルーズ船をずいぶん作っていた会社だろうが、嘘つくなと言われそうなのですが、個人的にはクルーズ船を作っていたのはアークテック造船所の前身の会社でそれも2004年を最後に作っていないので、実質的には作っていないと認識しています。
実際ピーアルのためかアークテック造船所自体が北極圏や南極圏でもクルーズできる船のイメージ画を発表したりしていますが、なんとなく形がエコシップに似ているような気がします。
現実としてはアークテック造船所自体、会社の存続がどうなるのか、かなり動揺しているのが本音でしょうが、エコシップの起工に行くまでにはかなりの時間を要しそうで、それも本当に出来るかどうかは誰が会社を買ってくれるかで大きく左右され変わりそうです。
それにしてもピースボートはこの事実を知っているのでしょうか?
知らないでいるのなら、本当困った事になるかもしれません。
それともまさかとは思いますが、yleなんて所詮フェークニュース流すサイトだろうと無視しているんでしょうかね。
コメント
ピースボートの吉岡代表は、アークテック・ヘルシンキ造船所の実態を承知のうえで、LOI契約を締結したのでしょう。
吉岡代表にしてみれば、自分の方こそ建造資金を調達するめどがついていないのですから、アークテック・ヘルシンキ造船所の造船能力なんて、むしろない方が都合が良かったに違いありません。
実際に、エコシップの2年延期だって、建造資金未調達という真の理由を隠して、SOLAS2020適合というご立派な口実で切り抜けることができたではないですか。
もし、アークテック・ヘルシンキ造船所が、造船能力を有したちゃんとした会社であれば、とっくにピースボートの建造資金未調達を理由に破談になっていた筈ですよ。
そして、多数の申込者および関係者の間に大混乱を招来した筈ですよ。
現実は、アークテック・ヘルシンキ造船所が、あのような会社であったればこそ、すべてがピースボートの思惑通り進んでいるということでしょう。
この度の延期表明により、エコシップ申込者のうち相当数が、ジャパングレイスに対し解約を申し入れたことでしょう。
残りの解約をしない申込者がどうするのかと言えば、幾らなんでも3年後の2022年4月のエコシップを待つというひとはほとんどいないでしょうから、大半のひとが、大型外国チャーター船を選択するのでしょう。
既に申込をしていた方たちは、そのほとんどが上記のように解約もしくは大型外国チャーター船に乗り換えていまい3年後のエコシップ就航を待つ人はいなくなるでしょう。
もちろん、この状況では、新しくエコシップに申込むひとも、ほとんどいなくなるでしょう。
つまり、2022年4月就航のエコシップには、申込者がほとんどいなくなってしまうことになると思われます。
申込者がほとんどいなくなってしまえば、その分だけ資金も集らないことになりますから、570億円といわれる巨額建造資金の調達は、ますます困難となり、ついには建造不能に陥るでしょう。