67日目:ナッソーでメキシコ料理

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2016年10月24日(月)
珍しく、ぐっすり寝た夜だった。昨夜は昼寝もしたのによく寝れた。

やはり体が疲れていたのか私に眠りを要求していたようだ。

今日はカリブ海に浮かぶリゾート地、バハマのナッソーに寄港する日だ。

朝起きたらすっかり日が昇っていた。本来は南の国に来ているはずなので明るい日差しと暖かい風が吹いているはずなのだが何故か肌寒い。

それでも暖かくなるだろうという予測の下で夏服を着る。

 

それから、とりあえず朝食を食べに行き、部屋に戻ってから家にメールを書く。

それを送信するのだけれどこのところ通信事情が悪いのかなかなかネットにつながらないし送信速度が極端に遅い。

それでも何とか送受信出来て家の様子を知ることができたのだけど、かわいい愛犬の調子がかなり悪いのを知りちょっとショックを受ける。

少なくともこの旅が終わるまで元気でいてもらいたいものだ。

たしかに老犬だから残された時間は少ないことは分かっているのだけれど、自分にとっては我が子のような愛犬なので何とかしてやりたいけれども、今の私には何も出来ないのがとても歯がゆい。

 

それでも気を取り直して洗濯をして、出かける準備を始める。

そのころやっと船がナッソーの港に着く気配がしたので、デッキに出てみると、港にはすでに大型クルーズ船が3隻停泊している。

その大きさはピースボートがただの小舟に見えてしまうくらい巨大だ。あんな船で世界一周できれば良いのだけれどもと思ってしまう。
それにしてもこんな大型クルーズを見せられてしまったら、ピースボートのようなみすぼらしい船に乗りたい人はこれからはどんどんと減っていくだろうなと真剣に考える。

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私はこの日はまったくフリーの日だったので、下船案内があった後、4階レストランで昼食を食べて街に出かけた。

この日は船友の一人シマちゃんと出かけた。シマちゃんは私の仲間の中では一番まじめで何事にも真剣に行動する人だけど、時々はじけることがあるのが楽しい人だ。

街自体はそれほど大きな街ではなかったけれど、クルーズ船が多く来るリゾート地なので、街はかなりの観光客で賑わっていた。

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街の店の大半が高級ブランド品か貴金属とお土産屋さんばかりだった。私もシマちゃんもお金持ちではないのでウィンドショッピングするのが精一杯だった。気が向けばお土産屋さんに入ってひやかしをする。こんな事でも知らない異国の街にいるだけで何となく嬉しくなるのは不思議なものだ。

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それからビーチの方に向かって歩いて行った。ホテルなどのプライベートビーチではなく、公共のビーチだったけれど海も空もとっても青く見ているだけですがすがしいビーチだった。普通のビーチがこんなに美しいのならプライベートビーチはもっと素敵だったんだろうな。

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ビーチでは泳ぐわけでもなく、他の人が楽しそうに泳ぐ様子を見たり、大型客船が出航する様子を見たりして時間をつぶした。
観光をするだけが旅行じゃない。のんびりと何もしないで風景を見たり、潮風に当たるのだって十分楽しいのだから。

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それからはアイスクリームを食べたり、裏通りを歩いたりして街を巡った。この街では公共施設が目立つようにカラフルな色にしているそうで、その色があまりにも見事で思わず見とれてしまった。

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街歩きを一通り楽しんだ後は、いったん船に戻ってそれから船で知り合った仲間と一緒に夕食を食べに出かけた。本当は地元の料理が食べたかったのだけど、ガイドで調べた店がつぶれていて船の近くのメキシコ料理の店に行った。

 

それでも、その店はテラス席で海が見えてとても素敵だった。店の装飾が変わっていて楽しかった。天井からなぜか女性のお尻がディスプレイされていたりして、思わず笑ってしまった。

また店員によるパフォーマンスがとても楽しくみんなを楽しませてくれた。料理もおいしくて結構満足することができた。たまには知らない国でみんなではじけるのが楽しいものだと改めて知った。

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船に帰ってからテレビでやっている映画を少し見て寝た。明日の午前中はのんびりデーなので、今日もゆっくり寝ることにするかな。

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