いつかあるだろうとは思っていましたが、ついにあのJTBが世界一周クルーズを始めました。
それも二人部屋なら早期割引では188万円からというかなり低価格の値段設定です。
この値段なら今まで飛鳥は高すぎてとても乗れない。だからと言ってピースボートは評判があまり良くないので乗りたくないと思っていた方にとってはとても朗報かもしれないですね。
少し詳しい内容を書きますと、出港は2019年4月の出発で98日間の航海になるそうです。
ちなみに寄港地はなんと31ヶ所とピースボートも真っ青というくらいたくさん回ってくれます。
乗船も横浜、名古屋、神戸と3箇所もありますので親切ですね。
ちなみに日程は次のとおりです。
日程を見る限りでは割と定番な北回りのクルーズだと思いますので、初めて世界一周クルーズをする方には良い日程かなと思います。
逆に言いますと、あまり変わったところには行かないので旅慣れた方にはちょっと物足りないかなとも思います。
次に一番気になるクルーズ船のご紹介です。
船はサン・プリンセスという船であの有名なダイヤモンド・プリンセスの姉妹船ですね。
建造年は1995年だからもうすぐ23年目の船なのでちょっと古いですね。ただ2018年に全面改装するそうなので期待しましょう。
総トン数は77441トンと世界一周クルーズ船としてはかなり大きいですね。クイーンエリザベス2世号クラスでしょうか。今のピースボートであるオーシャンドリーム号の倍のトン数ですね。
乗客定員は2022名とわりと少なめなので、かなりゆったりとした船旅ができそうですね。
ちなみに乗組員が924名もいます。一般的に乗客を乗組員で割ってその値が低いほうがサービスが良いと言われますので、この船は期待できるかもしれませんね。
船の大きさは全長261mで全幅は32mあり、船は15階高層になっているそうです。
船の設備はプールやレストラン、バー、劇場などの一般的なものはもちろん、カジノや有料になりますがお寿司屋さんやステーキハウスなどもあるとか。
また本格的なショーや色々なイベントも催されるそうです。
このあたりはピースボートで学芸会レベルの素人芸を見せられてがっかりした人達にも受け入れてもらえるかもしれませんね。
ちなみに最低料金の188万円は2018年5月31日までに全額支払った人のみ適用で、正規では228万円になります。
ただ部屋数限定だということですが、一部屋最大4人まで利用できるとのことで、その場合は3人目からは半額になるそうなので、4人の場合は3人分の料金で乗れますので一人あたり141万円となり、ピースボートの129万円とかなり接近する金額になります。
ただしピースボートのように他人との同室は受け付けてくれないので、もし一人で利用する場合は料金は倍になるそうです。
ちなみに料金表は次のとおりです。
ここで一番気になるのは船内チップ代ですね。158000円とちょっと高いです。
ピースボートで5万円ぐらいですから3倍高いです。
でも個人的にはそれだけのサービスが有ると思っているのですが、実際の所どうなんでしょうね。
最後に今までは世界一周クルーズはほぼピースボートの独壇場だったのですが、ここに最強のライバルが登場したという感じですかね。
当然JTBとすればこれが成功したのならば、今後も定期的に運行していくでしょうから、ピースボートもうかうかしてられないでしょうね。
確かにピースボートは2020年にエコシップという新造船をデビューさせて大きく巻き返しをしてくるでしょうが、運営会社のジャパングレイスは旅行会社としては素人以下のサービスしか提供できない会社なので、JTBが本気で責めてきたら持ちこたえられるかどうか個人的にはかなり不安があります。
取り敢えず、JTBでこのクルーズの説明会があるそうなので、早速予約しました。
なのでそこで聞いた話をまた詳しく報告したいと思っております。
なんだかクルーズ戦国時代になる予感がするな。(^^ゞ
★2019年5月9日追記
結構鳴り物入りで企画されたこのクルーズですが、当初すぐに予約が満席になりさすがJTBさんと思ったのですが、何故かキャンセル続出で慌てて早期割引時期を延ばしたり、乗船期間のばら売りを始めたりしたそうですが、最終的には1300名ほどしか集まらず採算ギリギリで出港していきました。
多分今後JTBはこの分野は手を出さないでしょうね。ちなみに同時期に出港したピースボートはほぼ満室だったそうで、結果は大手の完敗と言うところでしょうか。
コメント