ピースボートを強制的に下ろされる事ってあるの?

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ピースボートでは強制下船されることがあるのは事実です。

 

と言っても、私が乗った時に噂では何人かの人が強制下船したと聞いていますが、直接見たわけではないので、必ずされるかどうかと言われると自信がないのも事実です。

 

とにかく、どんな場合に下船させられるかを具体的に書いてみます。

 

・帰船リミットまでに帰ってこなかった時

 

ピースボートが寄港地に着いた場合、必ず覚えておかなければいけないのは帰船リミットです。これは何かと言いますと、そのままずばりで船に帰ってくる最終時間です。

 

基本的にピースボートの出港時間1時間から2時間前を帰船リミットの時間としているのですが、その時間を過ぎても船に帰っていなかったらどうなるのかというと、原則船には乗れません。船のゲートが閉まっちゃうんです。

 

そうです。そこで強制的に降ろされちゃうわけです。もう究極の強制下船ですね。

 

普通寄港地に着いてフリーで散策などを行っている時は、大概の場合パスポートもお金も大して持っていないわけですから、突然外国で置いてきぼりを食ったらそれこそ大変ですよね。死活問題です。

 

だから私は一応用心のために寄港地でフリーの時はパスポートのコピーとクレジットカードとピースボートでもらった寄港地情報(緊急連絡先が書いてあったので)は必ず持って行っておりました。

 

で、私が乗った時に乗れなかった人がいたのかどうかと言うと、噂ではいたそうです。

 

それも未成年者だったので、さすがにそのままにしておくことが出来ずスタッフが港に残り、何とかその子を探し出して5日ほどのちにピースボートと合流したそうですが、その間の費用は当然自己負担になります。

 

完全に強制下船させられたと言う話はその前の年にあったそうです。ハワイに寄港した時にレンタカーでオアフ島を一周していたそうなのですが、途中で渋滞に巻き込まれて結局港に着いた時は帰船リミットは大幅に過ぎておりピースボートも出航してしまっていたそうです。

 

結局男性2人組だったらしいのですが、仕方なくクレジットカードで航空券を買って日本に帰ったそうです。

 

正直言ってこれがハワイだから良かったと思います。ピースボートの最後の寄港地で後は日本に帰るだけでしたし、ハワイでは入国審査でパスポートを持っていますから、比較的航空券も簡単に買えて船より先に日本に帰っただけど言う状況ですから。

 

これがヨーロッパのようにパスポートが必要のない地域なら本当悲惨ですね。

 

ちなみに一分でも送れたら乗れないのかというとそういう事はまずないです。基本的に先程にも書いたとおり船の出航の1時間か2時間前に帰船リミットを設定していますから、出港に間に合えばほぼ乗れるでしょうね。(航路説明会などではしっかり帰船リミットを過ぎるとゲートを閉めますと言っていましたが)

 

実際、私の知っている範囲でも船の出航時間になっても帰って来ない人がいて、スタッフがずっと船のゲートで待っているのを見たことがあります。

 

その時は結局1時間半ほど送れて船は出航したのでピースボート側もある程度までは待ってくれるんでしょうね。

 

もっともだからと言って少しぐらい送れても大丈夫と思って帰船リミットをやぶってしまったら、おいて行かれても文句は言えません。

 

ちゃんと船の約款にも書いてあるので、その場合は自分でお金を出して帰るしかないのでしっかり守りましょうね。

 

・ピースボート側が強制下船を命じた場合

 

 

どういう場合があるかというと、他の乗客に迷惑行為をした場合や、スタッフやクルーに対して暴力行為や暴言を吐いた場合などに船長の権限で強制下船を命じられる場合があるそうです。

 

こういう事って意外とないと思うのですが、結構これで降ろされている人は多いそうです。

 

特に喧嘩や飲酒時のいざこざで暴力行為に及ぶとかなりの確率で降ろされています。

 

私が乗った時も噂の範囲ですが、何名かが降ろされたそうです。

 

まあ、相当ひどい行為を行わないとこんな事にはならないと思うのですが、結構多いと聞くとピースボートに乗る人って、そんなに素行が悪い人が多いのかなと思ってしまいます。

 

ちなみに暴力以外にもセクハラやパワハラ的なことを繰り返すような人も対象になるそうなので、ピースボートに乗る時は品行方正な生活を送ることにすることですね。

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・緊急搬送や寄港地で入院や長期治療が必要になった場合

 

高齢者が多く乗っているピースボートですから、緊急搬送はかなり起ります。

私が乗った時も緊急搬送が3回ほどあったそうです。

 

その他、船内での転倒などで骨折や怪我をした場合なども、基本的に船の中で出来る治療は応急処置に毛が生えた程度しか出来ませんので、寄港地で治療や入院となり、この場合も下船するしかありません。

 

また船では歯の治療も出来ませんので、虫歯や歯が折れてしまったという時も場合によれば下船して帰国するしかありません。

 

とにかくピースボートに乗っている間に少しでも重い病気や怪我をすると下船しなければいけない場合が結構あるというのが実態です。

 

緊急搬送や入院の場合はピースボートのスタッフが付いてくれるそうなのですが、その場合の宿泊費や諸々の費用は当然自己負担ですし、病院代や帰国費も自己負担になりますので、旅行保険に入っていないとかなりの大金を出す必要が出てきます。

 

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ちなみにピースボートの約款には強制下船になった場合に残された荷物は勝手に処分するそうです。でも実際はこれもどこまで行われるのかはよく分りませんが、あまり高級品な物などはピースボートに乗る時は持ち込まない方が良いでしょうね。

 

せっかく大金を出して乗る船旅ですから、間違っても強制下船にならないようにしなければ、楽しい船旅も台無しですからね。

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