11日目:マレーシアでVIP気分

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2016年08月29日(月)

昨日は21時出航のはずだったのが、給油の遅れで結局シンガポールを出港したのは23時を過ぎていた。
ピースボートは老朽船なので色々とトラブルがある、前にも書いたけれど突然停電したり、トイレの水が全然流れなくなるなんて日常茶飯事の事だ。
数年前にはエンジントラブルで数日間漂流したこともあるので、今回はそうならないことを祈るしかない。

とにかく船のトラブルが起こる度に気分的に不安になる。

今日は昼過ぎにマレーシアのポートクラウン港に着岸する予定だけど、出発が遅かったので時間どうりに着くか微妙なところ。

朝はいつもなら太極拳などがあるはずなのに寄港地に着く日は何もないので、今朝は昨日の疲れもあって目が覚めたのは8時前だった。
慌てて朝ご飯を食べに行って、部屋に戻って下船の準備をする。
今日はクアラルンプール観光はツアーで入れていたので気が楽だ。

準備が終わると暇で、持ってきた電子書籍を読む。

昨日から同室のオノちゃんがインド周遊の旅にオーバーランドツアーで行っているので、5日間ほど一人部屋になる。そのおかげで気兼ねしないでのんびりとくつろげると思っていたけど、一人だと何だか結構時間を潰すのに困ってしまう。やっぱり話し相手がそばにいないと少々つらい。

それから11時半ごろに少し早めの昼食に9階デッキに麺を食べに行く。今日はぶっかけうどんだった。
個人的に一日一食は麺を食べなきゃいけない人間なので、麺が食べれるピースボートは本当に助かる。麺があるから船の生活が我慢できるという感じが言い過ぎでない気持ちです。

船は結局予定より少し早く12時半ごろには港に着岸した。昨日あんなに遅く出航したのによく時間の遅れが取り戻せたものだと感心する。

結局こういうクルーズ船の場合は遅れることを前提で日程を組んでいて数時間の遅れぐらいは何時でも取り戻せるようだ、余計なことを心配していた自分が恥ずかしくなった。

午後1時半にツアーが出発した。今日のツアーは200人以上の団体でバス6台を連ねて移動する。

ポートクラウン港からクアラルンプールまでは高速を使って1時間半ほどかかった。車が多いため渋滞が凄い。

ツアーの日程表では帰り時間が船の乗船タイムリミットぎりぎりの時間だからこんな渋滞に出会ったら無事帰れるかとちょっと心配なる。まあ200人も置いて出航することはしないと思うけど、タイムリミットは厳格に守ってくださいと言っていたのでまた不安になる。今日は気分がふさぎがちかな。

クアラルンプールに着いて最初に行ったのは王宮だった。当然中には入れないので外から記念写真のみでした。

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王宮の前に馬が行列して通ったので何かなと思ったら衛兵の交代式だそうだ。
マレーシアはいくつかの州に分かれていて9人の王様がいるそうだ。そしてその中の一人を合議制でマレーシアの王とするそうで世襲制ではないそうだ。

何だか民主主義なのか、そうでないのかよくわからない制度だと思った。

 

王宮を後にして町の中心にバスで向かった。途中でやたらに国旗を飾った建物を見かけるのでガイドさんに聞くと明日8月30日がマレーシアの独立記念日でそれを祝うための旗だそうだ。

 

それからチャイナタウンに行って散策。でも何だか怪しい店がいっぱい並んでいる。特にブランドもの時計や靴、衣類などが沢山並んでいたけれど、店員が「ほんものぽいよ」と日本語で客引きをしていた。(^_^;)

それって明らかに偽物じゃんと思ったけど、こんなところで本物を売っているわけがない。
試しにローレックスの腕時計の値段を聞いたら2500リンギットと言われた。日本円で5,6万円って、そんな値段で本物が買えるのなら大量に買い占めて帰るわ。

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それからツアーの定番、お土産屋さんが集まるセントラルマーケットに連れていかれ40分の買い物タイム。

でも私は買い物にはまったく興味がなかったので店をひやかすだけにした。一ヶ所ドクターフィッシュといって小魚が足の角質化した皮膚を食べてくれるというのが、あったので挑戦しようかなと思って見てみると、日本で見るような小さな魚じゃなくって、結構大きな魚が入っている。これでは皮膚だけじゃなくって足の指も食べられるんじゃないのと思ってやめたけど、体験しておくべきだったかな。

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それから独立広場というところに行って綺麗な建物と明日の独立記念日の会場を見てから、一番見たかったツインタワーに向かった。

最近世界中に高層ビルが増えたのでツインタワーも大したことがないかなと思ったけれど、意外と立派な建物で結構感動モノでした。
思わずガイドさんに写真を撮ってもらっちゃいました。

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そこを見終わってから夕食会場に向かいました。ピースボートのツアーなので大したことがないと思っていたら意外と高級ホテルのレストランでバイキング形式の食事。

マレーシアの郷土料理などがたくさんあっておいしかったです。またデザートのケーキやプリンにフルーツやあと知らないお菓子などが沢山あって、それだけでお腹が一杯になるほどで満足しました。ただビールがビックリするほど高かったのが一番の難点でした。

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食事の後はマレーシアの伝統的なダンスショーもあり、とっても充実した夕食でした。

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食後は船に帰るだけなのですが、何故かクアラルンプール警察がバスを先導してくれるということになり6台のバスが白バイ数台に先導してもらって帰りました。

途中かなり渋滞した地域があったのですが、白バイが他の車を止めてくれてバスを優先的に走らせてくれたおかげで大渋滞のマレーシア市内から無事に脱出することができました。

別にピースボート事務局が前もって依頼したわけではなく、クアラルンプール警察の善意だったそうですがなんだかVIP気分になりました。

そのおかげで帰りは予定より15分ほど早く港に帰り着くことができたのですが、帰るとなんと港の入り口で人の大行列ができていました。

手荷物検査をするための行列だったのですが、みんなが帰ってくる時間が重なってしまい、大行列になったようで結局15分早く帰ってきても部屋に着いたときは船のタイムリミットぎりぎりでした。

なんだか一日不安感を感じた日でしたが、総合的には楽しい一日が遅れたような気がします。

でもさすがに疲れてしまって部屋に帰ったら、もうやる気がまったく出なくってシャワーを浴びるのが精一杯で、そのまま寝てしまいました。
やっぱり外に出ると本当に疲れがどっと出てしまいます。また明日起きられるか心配です。

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