２６日目：船は全速力で進む

2016年09月13日（火）
昨日の５時間の遅れを取り戻そうとしてなのか、船はかなりのスピードで全速力で進んでいく。
明日はいよいよスエズ運河を通過するのだが、５時間の遅れが影響していないか心配になる。
スエズ運河は広いといっても一度に通れる船の数はやはり限られるだろうから、入る直前に待たされることになるのではないのかなと勝手に想像したりして不安になったりする。

個人的にローマで奥さんと待ち合わせしているものだから、どうしても時間通り着いてもらいたいのだけど、こればっかりは船任せになるので不安が募る。

朝はいつものように５時４０分に目が覚める。すでに日が昇っていて明るい日差しが船室の中に入ってきていた。
それから急いで準備をしていつもの太極拳に出るが、今日は外が強風だ。
風がきついので暑さは感じないが、体が動かしにくかった。

それが終わったら、又いつものノルディックウォーキングだったが、これまた風がきついので準備体操後、自主的に行う人だけ歩くという事になった。
私はせっかく出てきたのでもったいないから歩くことにしたが、コースの１０階スポーツデッキの風はまるで台風並みで風の力で体が押されてしまうほど強烈な状態だった。それでも３０分ほど歩いたが、疲れ方がいつもより激しかった。汗自体はかかなかったが体中が筋肉疲れのような状態で辛かった。

そのせいで部屋に一旦戻る元気もなく、そのまま朝ご飯を９階で食べることにした。疲れていて食欲もないのでいつもより少なめの量を一人でボーとして食べた。

それから部屋に戻ってメールを書き８階ロビーでインターネットに接続するが、また繋がらない。中東地域に入ってから衛星回線のこのインターネットは繋がらないことが多い。地域的なものなのか、何か意図的に妨害されているせいか知らないが繋がりにくいので家に連絡ができず本当に困ってしまう。

その後昼過ぎにも試してみたがやはり繋がらない。今日は諦めるしかないかないかと思って部屋に戻ったが、家に連絡しなければいけない時に限って繋がらないことが多いのはとても不安感を増すだけで、精神的に良くない。

それからサルサのレッスンに参加、今日はいつもステップや技をする時は先生の指示通り動けばよかったのだけど、今日は各自が意思疎通して自主的に技を繰り出すと言う形の練習だったので、いつも平気でできた技が全くできずに困った。いかに自分が指示通りでしか動けない人間かとつくづく感じた。
いまでも十分落ちこぼれているのに、このままでは確実に落ちこぼれてしまいそうなので、明日からもっと頑張らなければと思うが運動音痴の私にはこの限界が超えられるか。

それからヨガのレッスンに参加、私が勝手に思っているだけなのかもしれないが最近ヨガのポーズがだんだん難しいものになってきているように思える。これも頑張らなければ、次回はまた超難しいハードヨガだ。そう言えば最近はヨガ仲間のマルちゃんとエイコさんと比べると、全然体が動いていないとかなり自覚してきた。ヨガは好きだけど体力的にないのが一番私の欠点だから頑張るしかないのだけど、それにしてももっと柔らかい体になりたいものだ。

お昼はいつものように９階で麺料理、今日は「タンメン」だった。スープが冷めているのがいつも残念だ。火が使えないためにスープを保温用の容器から麺に注ぐのだけど、私の行く時間はかなり冷めてしまっている。無理だとは分かっているけど、時々熱々のスープで食べたくなる。きっと日本に帰ったら一番最初にラーメン屋にでも駆け込むことになるだろうな。