36日目:ピサでデート

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2016年09月23日(金)
今朝は朝5時半に起床。
今日はピースボートに14時までに帰らなければいけないので、それまでにピサの斜塔に登ってしまおうという事で朝早起きして出かけます。

宿がB&Bなので、朝食付きだけど朝が早すぎて用意されていない。そのため、とりあえず朝ご飯という事で駅前のマクドナルドに入って注文した。

でも日本に比べるとかなり高い。ハンバーガーが日本の倍近くする。これは円安なのか、それともイタリアが結構物価が高いのかもしれないと思った。

日本人の稼ぎではヨーロッパは住みにくいところなんだろう。
そのマクドナルドで食べていたら、若い男性から声をかけられた、彼もピースボードに乗っていて昨日はフェレンツィに泊ったそうだ。

多分私のショルダーバッグにピースボートのタグを付けていたので、それに気づいて声をかけてくれたのだろう。
一人で見知らぬ国で行動する若者の勇気にエールを送りたい気持ちになった。

マクドナルドを出た後、駅に向かう。駅で乗る電車の確認をしてホームに急ぐ。着いた電車はなんと2階建て列車だった。そのうえ二等車なのに椅子がとっても広い。日本ならグリーン車並みのゆったり感だ。イタリアは物価が高いけど列車代に関しては日本に比べてかなり安い。というよりか日本が高すぎるのか。

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フェレンツィからピサまで急行で50分弱で着いた。ピサの駅からピサの斜塔までバスで10分程、歩くと30分かかるけど着いたのが8時前なので歩いて行くことにした。

ピサの斜塔までの道順はほぼまっすぐなのでほとんど迷わなくて行くことができた。

最初にピザの斜塔が目に入って思ったことは、思っているより傾いていること。よくこんなに傾いたまま現存できるものだと感心した。

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ただ着いた時間が早かったために、ピサの斜塔に予約した入場する時間まで40分ほどあったので、写真を撮ったり周りを見学をしようと思ったのだけど、ピサの大聖堂も10時からしか入れない。仕方がないので、ただ周りを歩き回るしかなかった。

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途中でうちの奥さんがトイレに行きたいと言うので有料トイレに行ったら、そのトイレも9時からしか開かないという徹底ぶり。そのせいかトイレの前には行列が出来ていたけど仕方がないから列に並び、開くまでしばらく待った。

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それからピザの斜塔に登るには荷物を預けなければいけなかったので、クロークルームへ行ったんだけど、預ける場所が良く分からず右往左往して探した。それでも何とか見つけて預けてから、またしばらく写真タイムで時間をつぶす。

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やっとピサ斜塔に登れる時間になったので、列に並んでいたら今度は金属探知機で体を調べられると、反応してしまった。どうも持っていたコインが反応してしまったようだ。
おかげでベルトを外されて、財布の中まで調べられた。確かにヨーロッパではテロ対策に躍起になるところは分かるのだけど、財布まで調べれる必要があるのかと思った。

ピザの斜塔は思った以上に登るのが大変だった。一番凄いのは階段自身が傾いている。そのうえ多くの人が歩いたせいか階段の中央がへこんでいる。おかげで階段を登っていると船酔いのような気分になっている。

それでも頑張って登り切った展望台も斜めに曲がっていて、結構怖い。
よくこんなに傾いた建物を作ったものだと感心する。

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斜塔の後はピザの大聖堂に行った、大聖堂自体は壮言で素晴らしい建物だったけれども宗教的にキリスト教信者でない人にとっては、どうしてもありがたみが分からない。ただ飾ってある絵が美しいとかレベルでしか価値が判定できないのが悲しかった。

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結局ピザは斜塔と大聖堂だけを見てそれで終わり、他はあまり興味がなかったので結局パス。それ以上にリボルノでちゃんとピースボートと合流できるかが心配で早くリボルノに向かうことにした。

帰りも又30分の道のりを急いで歩き駅に着いたが次に列車まで40分ほど時間があったので、結局近くのカフェで一服をすることにした。

それから駅に向かってリボルノ行きの列車に乗る。車内でピスボートからフリーで来た人に会ったので、もし港までの地図を持っていたら見せてください。というと2部持っているので1部を譲ってくれた。これは本当に大変ありがたかった。

そしてリボルノに到着、早速駅前を探索してバス乗り場でピースボートの乗客らしき人をを見つけたので、何番のバスでどこで降りるのかを聞くと教えてもらえた。とにかくこれで何とか帰れそうな気がしてきた。

バスが来たので乗ったら今度はチケットの販売所が見つからない。そのまま車内で払うのかと思ったら運転手がチケットが切れているからそのまま乗れと言って結局ただで乗せてもらえた。なんだか悪い気がとってもしたがヨーロッパではよくあることらしい。

でも一つだけ困ったことがあり、バスに乗ったのは良いけどバスで次の停留所のアナウンスや、バス停に駅名らしきものが書いてない。これではどこで降りるのかわからないので困った。

とにかくピースボートの乗客らしい人が下りたところで一緒に降りることにして、途中で降りた。

そこは本来のバス停ではなかったみたいだけど200メートルほど歩くと港が見えて停泊しているピースボートを見つけることが出来た。

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これで何とか一安心という事で、奥さんとピースボートが見えるカフェで軽く昼食を食べた。これが奥さんと食べる昼食はしばらくないと思うと少し寂しくなる。

それから二人でピースボートに方に歩き始めたが、途中で奥さんがこのまま最後まで付いていったら辛くなると言うので、途中で別れることにする。確かに最後まで見送られたら私もとても辛い気分になるだろう。

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正直言ってかなり寂しかったけれど、後2か月間と少しはピースボートで頑張らなければいけないと思い、カラ元気で歩いてピースボートに帰った。

ピースボートにはタイムリミットの30分前に無事に着いた。私のちょっとした冒険はこうして終わった。そして楽しかったデートの時間も終わった。

レセプションでパスポートを返しに行き、これで私の離脱は完全に終わったと思った。そして部屋に戻り汗を流すためにシャワーを浴びたけど、気分はかなり落ち込んでいた。

でもピースボートの度はまだ3分の1が終わったばかりで寂しがってばかりいても仕方がないと思った。

ここでホームシックになっていても仕方がない。先は長いのだから頑張らなければ。

それから日記を書き、食事を食べたけどこの3日間本当に疲れた。それは良い意味でも悪い意味でも疲れた。

そのせいで夜9時過ぎには寝た。ぐっすり寝た。一度も起きることもなく寝た。

夢の中で私は家に帰っていて奥さんと楽しく話していた。

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