53日目:アイスランドが見えた

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2016年10月10日(月)
気がつくとピースボートの旅も半分過ぎていた。長かったけれど何だかあっという間の日数だった。

そんな後半戦の始まりは。
朝、昨夜のオーロラ騒ぎの影響で深夜まで起きていたので見事に寝過ごしてしまった。
おかげで太極拳を休んでしまった。それでもノルディックウォーキングには眠い目をこすりながら参加したけれど、天気は見事に悪くなっていた。

空はどんよりと重い。厚い雲に覆われて日差しが全然見えない状態だ。何だか日本の雪国の冬の空を見ている気分になる。

朝食後、いつものように家にメールを送るけれども衛星回線がとても重い。北極圏近くになってからネットの回線状態がとっても悪い。全然繋げないのにどんどん時間ばかりかかるのでネット代も馬鹿にならない。

部屋に戻り、洗濯をしてからサルサに出る。今日は講師が何だかとってもはりきっていて、次々と新しいステップを教えてくれるけど、寝不足の私には頭も回転していなから全然覚えられない。

もともとサルサを踊りたいからやっているのではなく、適度に体を動かすので良い運動になると思ってやっているので、覚える気持ちが薄いのかな。個人的には出来るだけついていきたいけれども、そのうちダメ押しされて出入り禁止になるかもしれないと思ってしまう。もともと私自身、踊りに関しては全くの音痴なのだから仕方がないのだけれど。

それからヨガのレッスンに出る、今まで教えてくれたヨッシー先生の最後のレッスンだ。個人的にこれも運動のつもりでやっていたが、先生の人柄や指導方法がとても気に入っていたので、今日で最後というのは本当に残念なことだ。

最後に究極にハッピーになるヨガというのを教えてもらった、二人一組になり向かい合って、一人が手を斜め上にあげ、もう一人が斜め下に手を下げて、そのままハグをするというものだ。

たしかにハグをする事って人をハッピーにしてくれる。最後は色々な人とハグをしあってヨガのレッスンは終わった。ヨッシー先生、本当に長いことご指導ありがとうございました。

 

昼食後、アナウンスが入り、予定にはなかったアイスランド北部のフィヨルド地帯で船を遊覧するとの事で、7前方デッキに出てアイスランドの自然を満喫する。ただしとっても寒く風もきつかったので、のんびり鑑賞することは出来なかったけれども、氷河を見ることができたし、クジラも見ることができた。この粋な計らいはとても嬉しかった。しかし良いことはここまでだった。

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夕方またアナウンスが入り、レイキャビク近郊が明日以降暴風圏内にはいり、船の出航を13日8時から12日19時に早めるとの事。その為12日のオーロラ観測ツアーは中止することになった。それ以前に明日以降も天候が悪くなるとの予想でツアー自体どうなるのか不安でいっぱいになった。

夕食の時も、この話題一色だった。特に昨日の真夜中のオーロラを見なかった人達にとっては、かなりショックだった。まだ3回オーロラ観測のチャンスがあるはずだったのに、天候悪化で見れない可能性がかなり出てきたからだ。

その日の夜も一応オーロラが発生したら、すぐに見に行けるように準備していたけれども、結局天候が悪化する一方で一度もオーロラ発生の放送は入らなかった。

明日はいよいよアイスランドのレイキャビクに寄港するけれど、不安が積もる一方だ。

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