63日目:ニューヨークを歩き倒す1

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2016年10月20日(木)
朝6時に目が覚める。

船がニューヨークに入港予定が7時だったからこのくらいに自由の女神の前を通るだろうと予測して起きた。

起きてすぐに8階のデッキに飛び出す。するとちょうど自由の女神のそばを通るグットタイミング。急いで写真を撮っていたら、バーの掃除をしていたクルーの一人が出てきた。

見るといつも9階の居酒屋で注文を聞いてくれる彼女だった。毎日居酒屋で夜中の一時過ぎまで仕事をしているのに、朝もこんなに早くから働いているのかと感心して、思わず声をかけてしまった。彼女も自由の女神を見たくって仕事を中断して見に来てしまったそうだ。でもビザの関係でニューヨークでは下船できないそうで、少し寂しそうだった。

こんなに一所懸命に働いても報われない人もいれば、仕事をまともにやらないのに毎日酒飲んでタダで地球一周を楽しんでいるスタッフもいる。この差はどこから来るのかと疑問を感じてしまった。

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ピースボートは予定より20分ほど遅れて港に着岸した。今日はツアーを入れずフリーで船友のシャラクさんとヒゲさんとでニューヨークの街を散策する予定だったので、8時からの入国審査を早く受けるために下船口に8時前から待っていたら、入港が遅れため結局入国審査も20分ほど遅れて始まり結局その間待たされることになった。

それでも始まってすぐに入国審査を行ってもらったので、何とか9時前には外に出ることが出来た。あとで聞いた話だけど、ゆっくり入国審査を受けに行った人の中には3時間も待たされてしまい、そのためツアー時間も遅れたらしい。やっぱりアメリカの入国審査は厳しいようだ。

 

そこから急いで地下鉄の駅に急ぐ、急ぐ途中にピースボート乗客の一人に声をかけられる。同じく地下鉄の駅を探しているとのことで一緒に行くことになった。彼は顔が高倉健に似ていたのでケンさんとの事だった。結局この日の散策は4人で行くことになった。地下鉄の駅はなかなか見つからなかったけれど、周りを確認しながら歩くこと20分ほどでやっと駅を発見する。

 

でも次に困ったのは切符の買い方が分からない。自販機の前で右往左往していたら、おばさんが寄ってきて切符を買ってやるという。

一瞬詐欺かなと思ったけれど買い方がよく分からないので4人分の料金12ドルを渡すと何かごちゃごちゃ操作して11ドルだけ入れて切符一枚を買う。

これで乗れるのと聞くとおばさんはにっこりと笑って乗れるという。そして1ドルは私のチップと言っておばさんは去っていった。

一瞬騙されたかと思ったが、確かに一枚の切符で4人とも乗れた。後で調べるとプリペイドカード形式で切符を買うと一人3ドルの切符が2.75ドルになるそうだ。それで四人で1ドル浮かせておばさんの小遣いとなったようだ。考えたらだれも損をしていないからいいか。それにしてもうまい商売もあるものだ。

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とりあえず地下鉄で自由の女神の最寄り駅まで行く。そこで降りて今度は自由の女神が建っている島まで行くフェリーの切符売り場を探すことになった。あっちだこっちだと言ってやっと見つけて何とか切符を買ったけれど、船着き場は船に乗る人でいっぱい。今来ている船には乗れず結局次の船になってしまった。その船も人がぎっしりでこんなに乗せても問題がないのかと思うほど乗せる。乗せる。まるで朝のラッシュアワー並だ。

 

そんな船で15分かけて渡った島に自由の女神があった。もう見た瞬間感激という感じでじっくりと見る。そして一番近く見えるところまで行きまたじっくりと自由の女神を見て写真を撮った。満足がいくまで自由の女神を見た。それで納得して帰ろうと思って船の乗り場に行くとまた長蛇の列。しかたなく、また一本乗り過ごして、次の船になる。結局これだけで午前中をつぶしてしまった。

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それから歩いてアメリカで一番古い教会を見てから、9.11のグランドゼロと新しくできたトレンドセンタービルを見る。

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ここですでに1時半になっていたので近くのフードコートでホットドッグを食べるけどとても貧弱なホットドッグだった。それなのにコーラとで7ドルは高すぎる。

 

そこからタクシーで14STハイラインという最近できた空中歩道まで行き、そこを歩いた。ここは昔の鉄道の効果を利用しているようで、まだ線路が残ったままの道を歩く。高さ10メータくらいの高さから下を走る道路を見るのは気持ちが良い。結局始まりから終わりまで2キロ以上歩いた。

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それからはブロードウェイに向かって歩く。途中ある変わった店に入ってはひやかしながら歩く。途中でコーヒーで一服したり、フードコートで夕食をとりながら無事ブロードウェイに到着。ネオンサインや大道芸能を大いに楽しんだ。

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結局船に戻ったのは午後7時頃だったので結局10時間以上ニューヨークの街をうろついていた事になる。さすがに良く歩いたので部屋で倒れていると、ふとスマホやデジカメを充電しなきゃと思いだし起きるが、この時デジカメがないことに初めて気が付いた。

 

確かに船に乗る前に入国審査の場所で荷物チェックをした時までは持っていたので、その時に忘れた以外は考えられなかった。とにかく慌てて船を再び下船して、入国審査まで戻り、拙い英語で審査官にカメラをなくしたことを英語で伝える。するとどんなカメラと聞かれたのでメーカー名を言ったら、にたっと笑って私のカメラを出してくれた。それから良かったなと言われたので後はサンキューベリーマッチの連発だった。

この時ばかりは本当に冷や汗ものだった。時間もかなりたってから気づいたので絶対だめだと思ったけれど、本当に戻ってきてよかった。
アメリカも良い人がいっぱいいるなと思った。

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実はこの日はとってもいやな思いをした。でもここに書いたらその人を傷つけることになるので書けない。

心から怒り浸透なのだけど、シャワーでも浴びで忘れることにする。

いっぱい、いっぱい歩いたのでとにかく疲れた。

ゆっくり寝て、明日もニューヨークを楽しまなければ。

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