74日目:パナマ、パナマ

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2016年10月31日(月)
今日はパナマのクリストバルに着岸の日。
実は正直言って、パナマに興味あるのは運河だけで、他には一切興味がない。
だからフリーでもよかったのだけど、地域の危険度が最大だったので、とりあえずショート観光だけを入れた。お金をケチってこんな所で事件にでも巻き込まれたら最悪だ。

 

朝は7時過ぎまで寝ていて、それから食事を食べる。その後は船が着くまで何もすることがなく何となく本を読む。
船は10時ごろにはクリストバルの港に着岸したけれども、私のツアーは午後2時出発なのでそれまではとっても暇だったので、街の景色でも見ようとデッキには出てはみたけれども特に目新しいものもなくただ普通の港町が見えるだけで写真を撮る気にもならずにすぐに部屋に戻ってしまった。

 

同室のオノちゃんはこの日からオーバーラウンドツアーでマチュピチュ遺跡に行くので、大きな荷物を持ってそうそうに出かけてしまった。またしばらくは一人部屋状態だ。

 

船内でお昼も食べてから、ツアーに行く準備をする。さすがにこの時間には船内に残っている人はあまりいなくガラガラだった。おかげでお昼ものんびり食べられたのは良かったことか。

 

船を降りて最初に目に付いたのはクルーズターミナルにある、お土産屋さんとちょっとしたショッピングセンターだった。

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この辺の地域はあまり治安が良くないので、ピースボート側もフリーで行動する場合はこの敷地内ですることを勧めていた。ちなみに夜7時以降はターミナルの外には絶対に出ないようにとの通達が出ていた。スリ、強盗等が昼間でもごく普通に発生する地域なので当然のことなのだろうけど、まず普通のクルージングではこんな地域に停泊はしないだろうけど、さすがピースボートだ細かいことは気にしない。

もっとも事故が起っても自己責任を貫くだけだろうけど。

 

ツアーはパナマシティでの観光で片道1時間半程かかるらしい。ツアーバスに乗ってから見る街並みはスラムそのものだった。
確かにこれでは危険度は高いはずだ。

道も車が多いのに信号機もないらしい。そんな所をバスが走るのだから、とても怖い。
もっとも道は大渋滞でほとんど進まない状態だったので、たいしてスピードが出なかったのが唯一の救いか。

しかし街を出て郊外になり高速道路に入ると、ものすごいスピードでバスは走り始めた。感覚的に120キロほどで走っている。
それも交通ルールをまともに守りそうもない車の中で走るのだから、本当に怖かった。

 

途中で民芸品市場で買い物タイムとトイレ休憩があったけれど、特に見るべき物はなかったです。

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建物自体、明かりもなく、その為ただ薄暗い中を見て歩いたけれどいったい何を買ってほしいのかも分からないような物しか置いていなくって、結局トイレを借りただけで何も買わなかったです。

結局何とか2時間近くかけてパナマシティに到着することが出来た。最初にしたことはニューパナマシティと呼ばれる地域で高層ビルが立ち並ぶところをバスを走らせて車窓見学だ。多くの企業がパナマに会社を作っているので、とっても経済発達している地域だが、パナマ文章でも問題になった脱税をするためのトンネル会社が多いと思うと複雑な気持ちだ。

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それからカスコ・アンティグオと呼ばれる旧市街を1時間ほど散策したが閑散とした街並みが続くだけで特に見るものはなかった。

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唯一世界遺産であるカテンドラルは工事中で囲いがされていてまともに見ることができない状態だったので、結局わざわざここまで来た理由がよく分からなかった。

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あと廃墟のような修道院跡にも言ったけれども、ただ侘しさを感じるような風景を見て余計に気分が落ち込んだ。

 

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それ以外に教会を訪れたり、広場に行ったりして結局一時間以上街並みを歩いたけれども個人的には印象が残るような風景も建物にも出会わなかった。

 

唯一記憶に残ったのは、アパートの上から下着姿でお姉さんが妙にハイテンションで私たちに手を振ってくれていたことだ。歓迎されていたのかどうか知らないけれどもこれが一番印象に残った。

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最後にトイレ休憩をかねて30分ほどフリータイムがあったので、少し自由散策をした。夕暮れの街並みの中でほんのりと入る光が妙に印象的だった。結局今回のツアーで一番楽しかったのはこの時間だったかもしれない。

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個人的にはとても印象が薄いパナマシティのツアーだったけれども、それでも幸い危ない人とも出会うことなく、無事に船に戻ることができたのは良かった。

 

私にとってのパナマは明日のパナマ運河が本番なのだから今日も早く寝ることにしよう。

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