お金と健康を考える!年金生活者が知っておきたい「医療費控除・確定申告」の基礎知識

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面倒くさいからって医療費控除を放棄していませんか?

皆さん、こんにちは!Denです。

年金生活に入ると、「時間はあるけど、お金は大切に使いたい!」というのが本音ですよね。特に健康を保つための医療費は、予想外の出費になることもあります。特に75歳までの高齢者は一般の方と同じ3割負担の場合が多いので結構負担額は多いです。

特に年金生活になると、基本的に確定申告しなくても良いので、面倒くさいしない医療費控除をしない人が結構多いと聞きます。またしたところでもともと所得があまりないから、返ってくる税金も、ほとんどないからやらないという人もよく聞きます。

でも、ちょっと待ってください!その医療費、もしかしたら「医療費控除」で色々とお得なことがあるかもしれませんよ。それに意外と医療費控除のやり方も簡単なんです。今日は、私たちが安心してセカンドライフを送るために欠かせない、医療費控除の基本年金生活者に関わる確定申告の知識を、分かりやすく、そして節約に直結するような解説していきます。


1. 医療費控除って何?(知らなきゃ損の節約術!)

医療費控除とは、1年間に支払った医療費の合計額が一定額を超える場合に、その超えた金額を「所得」から差し引くことができる制度です。所得が減るということは、それにかかる税金(所得税や住民税)も安くなる、つまり実質的な節約になるということです!

これは普通の世帯の方も同じですが、低所得の年金生活者の場合医療費控除の額が大きければ「住民税非課税世帯」になる事もあり、色々な意味で公的支援が受けられることもあります。

(1) 控除の対象になる金額は?

原則として、以下の計算式で求められます。

医療費控除額= (1年間に支払った医療費の合計額 – 保険金などで補填された金額)} – 10万円(または総所得金額等×5%の少ない方}

  • ポイント:
    • 年間の医療費合計が10万円を超えない場合でも、総所得金額等が200万円未満の方は、その5%を超えれば控除を受けられます。(例えば、所得150万円なら、7.5万円を超えた分が対象になります。)

(2) どんな費用が対象になるの?

単なる病院代だけではありません。意外なものも対象になります。

控除の対象になる主な費用控除の対象にならない主な費用
医師・歯科医師による診療・治療費健康診断、人間ドックの費用(異常なしの場合)
治療・療養に必要な医薬品の購入費(風邪薬など)美容整形、予防接種の費用
通院のための交通費(公共交通機関利用の場合)マイカーでのガソリン代・駐車料金
入院の部屋代・食事代(治療に直接必要なもの)疲れを癒すためのマッサージ、サプリメント代
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師による治療費
  • 交通費の注意点: 領収書が出ませんが、日付、区間、金額などをメモしたものを必ず記録しておきましょう。

2. 年金生活者が知っておきたい「確定申告」の基本

「年金生活になったから、もう確定申告は関係ない」と思っていませんか?医療費控除を受けるためには、原則として確定申告が必要です。

(1) 年金受給者でも申告が必要・不要なケース

申告が必要な主なケース申告が不要な主なケース
医療費控除など各種控除を受ける場合(税金を戻すため)公的年金等の収入金額が400万円以下で、年金以外の所得が20万円以下の場合
年金以外の所得(不動産収入、個人年金など)が20万円を超える場合源泉徴収されている年金のみを受給している場合
2カ所以上から年金を受け取っている場合
  • 超重要: 申告が不要なケースでも、医療費控除などで税金の還付を受ける場合は、申告をした方がお得です!これは「還付申告」と呼ばれ、年が明けてから5年間いつでも手続きができます。

(2) 申告に必要な書類

確定申告と聞くと難しそうですが、準備さえしておけば大丈夫。

  1. 公的年金等の源泉徴収票(毎年1月頃に届きます)
  2. マイナンバーカードまたは本人確認書類
  3. 医療費控除の明細書(以下のものを基に作成)
    • 医療費の領収書(自宅で5年間保存が必要です。提出は原則不要)
    • 健康保険組合などからの給付金通知書(あれば)
  4. 銀行などの口座番号(還付金を受け取る口座)

3. お金と心の不安を解消する!手続きのヒント

(1) 領収書は「ひとまとめ」に!

医療費控除は、世帯で合算できます。夫婦どちらか所得の高い方で申告した方が、節税効果は高くなります。必ず家族全員分の領収書を1年分まとめて、日付順などに整理しておきましょう。

(2) e-Tax(電子申告)の活用

今は税務署に行かなくても、自宅のパソコンやスマートフォンで簡単に申告できる「e-Tax」があります。画面の案内に従って入力するだけなので、時間のある年金生活者こそ、これを利用して手間なく還付金を受け取りましょう!またマイナ保健証制度以降、受診した医療機関や調剤薬局の履歴もマイナポータルなどから見ることが出来ますし、簡単にExcelなどのデーターにも変換できますので、手元に領収書がなくてもかなり簡単に使った医療費が計算できて、申請も比較的簡単です。

(3) 税務署・市役所の相談窓口

申告時期(通常2月中旬~3月中旬)には、税務署や市役所で無料の相談会が開かれます。分からなければ、遠慮なくプロに頼るのも賢い選択です。

(4) 住民税非課税世帯の優遇


私の話ですが、去年妻が大病をして手術と術後の通院で結構お金がかかったので、当然医療費控除を申請しましたが、税金はほとんど払っていなかったから還付金はほんの3000円ぐらいでした。まあ払っていないから当然なのですが、ビックリしたのは今年の6月になってからの国民健康保険と介護保険料。

収入が増えていたので当然増えると思っていたのですがかなり下がっていました。何でと思って見たら「住民非課税世帯」になったためなんです。うちは私も奥さんも年金生活者なので医療費控除のおかげで対象になったようです。

「住民非課税世帯」にはこれ以外にも色々と優遇処置がありますが、「住民非課税世帯」になるための収入の基準が市町村によって違ったり、優遇処置も違うため一度自分の住まれている自治体を調べることをお勧めしますね。

終わりに

セカンドライフは、心身ともに健康であることが一番の財産です。

医療費控除を正しく理解し、確定申告を賢く利用することは、私たち年金生活者にとって、お金の不安を減らし、心の余裕を生み出すための大切な一歩です。

時間のある今だからこそ、少しの手間で大きな節約につながるこの制度を、ぜひ活用してみてくださいね。


  • 【免責事項】 この記事は一般的な情報提供であり、個別の税務相談ではありません。具体的な手続きや税金の計算については、お住まいの地域の税務署や税理士にご相談くださいね。

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