ピースボートに乗っていて一番助かることは、実は食事が基本的に日本食だということです。
日本の組織が運営している船のだから当然だと思われるでしょうが、これがじつは大事な事なんですよね。海外旅行に行って一週間ぐらいなら日本食を食べなくても何とか我慢できますが、それが100日も続くとなると、私なら日本食の禁断症状を起こしかねないので、本当嬉しかったです。
ただ問題は美味しいかどうかという点ですが、とりあえずそれは置いといて、具体的にはどんな料理が出るかという話からしたいと思います。
まず朝ですが、4階と9階のレストランで食べられますが、内容が違います。
まず4階ですが和食の朝ごはんです。ですから主食はごはんかおかゆです。ご飯は玄米も選べます。
あとおかずはサラダと果物でサラダは何故か常にキャベツがメインです。果物はその時に変わりますが、柑橘系やバナナなどが多いです。
おかずは魚とソーセージやベーコンと野菜と卵料理ですが、また野菜はまたキャベツが多いです。
それから納豆や味噌汁、お漬物などがあります。
飲み物は牛乳、ジュース、コーヒー、紅茶などが選べます。
忘れていましたヨーグルトもあります。
次に9階ですが、こちらは洋食というかパンがメインです。
パンは普通のトーストや、パンケーキ、フレンチトーストなどがありました。
それからサラダと果物ですが、これは4階と同じですね。
次におかずですが、魚はなく、ソーセージやベーコンと野菜と卵とポテトなどがでます。
あとコーンフレークやハムやチーズもありましたが種類が少ないので正直言って飽きます。
またサラダも野菜もやっぱりキャベツがメインです。
飲み物やヨーグルトも基本4階と同じですね。
違うと言いながら実はパンとご飯以外は同じ素材がほとんどでした。(^_^;)
ある日の9階の朝ごはんです。私は朝はあまり食べないので少なめです。
次に昼ごはんですが、これが一番選択枠が多いかもしれないです。3種類ありました。
まず4階は基本バイキング形式です。内容も中華風の時もあるしイタリアンな時もあったりと、朝に比べてかなり豊富でした。
でもね、個人的にはあまり行かなかったです。何故かと言うと正直あまり美味しくなかったのと、たまに美味しそうなものがあっても、品切れになってしまっている場合が多かったです。
それからチャーハンとか炊き込みご飯とかがメニュー書いてあって期待して行ったら、ご飯ベチョベチョで本当おいしくなかったことがしばしばだったので、結局自然と足が向かなくなっちゃいました。
ただたまにとっても美味しい料理があったりすることがあったようで、その事が船の中で噂になると食べなかったことを後悔しておりました。
次は9階メインのレストランですが、こちらはパスタ系かハンバーガー系の料理でした。たまにカレーという日もありましたが基本はこのどちらかで、内容は毎日変わっていました。
軽食なので簡単に食べられますが、これだけでは物足らないことが多く、はしごをすることがよくありました。
ハンバーガーも美味しいと云うほどではなかったですが、食べれる方でしたので結構利用しておりました。
パスタ系も私は麺好きなので気に入っていました。ただパスタは出来たてではなく冷えているので、その分あまり美味しいとは言えないですけどね。
最後は9階デッキで出されていた麺料理です。実は私が一番通ったのはここです。
麺と言っても色々種類があるので、基本的にうどん、そば、ラーメン、ヌードル系がローテンションを組んで回っていました。と言ってもうどんの時はカレーうどんやきつねうどんなどと毎回変わるので意外と飽きずに毎日通っていました。
ただ残念なことが3つあって、一つは一日限定300食だということだったので、よく売り切れになることがありました。
次は麺の殆どが乾麺を利用しているということです。その為うどんと言っても素麺の太いやつという感じでした。
最後の一つはセルフサービスで自分で作る方式だったのですが、スープが保温容器に入っているのにいつも温めのスープだったので、熱々の麺が食べれなかったことです。
まあ個人的にはピースボートの上で麺が食べれると云うだけで満足しておりましたが、これだけは好き嫌いでかなり好みが分かれるところでしょうか。
これがある日の4階のバイキングの昼食例です。
最後はメインの夕食です。
夕食は基本的に4階のレストランで食べます。9階デッキでも夕食は出ますが、こちらは軽食でどんぶり物かカレーライスのようなものだけなので、少し夕食には少なすぎます。
そのためか若い人達が4階メインのレストランに行く前に軽く食べるとか、ダイエットで少なめにしている人が利用していました。
私も何度かお腹が空いた時に食べましたが、意外とカレー系だけは美味しいので気に入っておりました。
ちなみに9階にあるもう一つのレストランは夕食時間帯は営業しておらず、居酒屋「波へい」になります。一応食事もできるのですが、こちらの食事は有料となっていました。
もっとも普通の居酒屋にありそうな定食メニューなので千円もしないものでしたが。
メインの4階レストランの食事は基本的に和食です。それも高齢者向けの食事のイメージです。どちらかと言えば老人ホームなどで出てきそうなメニューです。
そのためかおかずの量も、御飯の量も少なめですので、若者たちは4階と9階との掛け持ちをしなければ多分満足できない量でしょうか。
ちなみに4階のレストランは夕食時間のみ2部制で時間が指定されています。17時と19時始まりの2回なのですが、この時間は選ぶことが出来ず乗船時に強制的に決められます。
夕食の基本は小鉢が2品、それにメインの料理、味噌汁、ご飯というのが定番でした。あと食後にちょとしたデザートが出ました。
これがある日の夕食の例ですが、この日は比較的豪華な食事だったようです。ちなみにアルコール類は有料です。
あと時々特別の料理の日が航海中に何度かあって、洋食の簡易フルコースや韓国料理や東南アジアの料理なども出ました。
こういう時は無料でワイン一杯がついたりしました。
特別のメニューの時はちょっとおしゃれな器で出てきます。
最後に料理の味についてですが、まあ食べられないことはないかな程度と正直に言っておきます。
どうしても大量に作らなければいけないので、出来たてを食べるのは難しいですし、大量に作りやすい料理にもなりますので、ホテルのような食事はあまり望めません。
また食材も限られているせいか、野菜はキャベツばかりでますし、肉は鶏肉が多く、あと卵料理も多いです。
その為ピースボートの船室の何処かにキャベツ畑と養鶏場があるのではないかという噂が流れていました。(^_^;)
あと寄港地の時も食事は出るのですが、基本的にみんな外で食べるだろうという前提なのか、従業員もこの日は下船するためか分かりませんが、手抜き料理になることが多かったですね。
カレーライスやどんぶり物と9階のレストランと変わらないメニューになりました。
まあ安い料金の船ですから、料理まで豪華で美味しいものを求めるのは少し無理があるのかもしれませんが、個人的には食事の量をあまりとらなかったおかげで、船に乗っている間も太らなかったことは幸いです。
前にショートクルーズでイタリアの船に乗った時は食事が美味しうえに量がとても多くって一気に2キロも太ったことを考えると、ピースボートはそういう意味ではしっかり健康管理をしてくれているのかもしれませんね。(^_^;)
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