ピースボートは迷走なのか破壊の道まっしぐらなのか

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久しぶりに書いています。特に忙しかったわけでもなかったのですが、ピースボート関係に関するニュースが、ほとんどなかったため全く書けませんでした。

SNSにも、ニュースにも全く取り上げられていません。この12月のクルーズも中止になったのにも変わらず、4月以降返金問題が話題になることもなくなり、クルーズ船が突然変わったことも、それほど話題にもなりませんでした。

クルーズ業界では、飛鳥や日本丸がショートクルーズですが、再開が始まって少しは明るい話題になっていますが、ピースボートの世界一周クルーズは来年の4月に再開出来るかかなり不確定な状態ですが、ジャパングレイスは再開に向けてスタッフの募集を始めていますし、ピースボートも通訳などのボランティアスタッフを4月のクルーズに向けて募集を始めています。

ある意味、ピースボート自身は再開に自信があり進んでいるようにも思いますが、現実はどうなんでしょうね。

で、今回は小ネタ集でお茶濁しです。(すいませんです)

まず最初のネタです。

この写真を見て下さい。

どこかで見たことがある船だと思いますが、そうですピースボート、オーシャンドリーム号なんです。でも、なんか変だなと思った方は正解です。

角度の違った写真ですが、もともとはこんな感じのペインティングがされていたんですね。

そうなんです。PEACE BOATの文字が消えています。

実は今オーシャンドリーム号は広島湾沿いを長期にわたって漂流していますが、先月下旬に物資を積み込むために一時的に広島湾に着岸したのですが、その時にPEACE BOATの文字が消されてしまいました。それも慌てて消したためか、よく見ると消された文字が見えます。

一説によるとオーシャンドリーム号の売却先が決まったために消したとか言われていますが、その割には今だ漂流しているのは何でかなと思ってしまいます。

もう一つは広島湾に長期漂流しているのでピースボートのイメージが悪くなるので消したという説もありますが、写真を見る限り船の錆も目立ちイメージが悪くなるのを恐れているというのが正解かなと思ってしまいます。

次はエコシップ関係のネタです。

9月28日にヘルシンキ造船所と言うところの公式YouTubeチャンネルに下記の動画が公開されました。

First keel laying at Helsinki Shipyard Inc.

この動画この造船所での起工式の様子を撮った物なのですが、この造船所実はジャパングレイスがエコシップを作っていると公式に発表している造船所なのです。

映像を見て貰えれば分かると思いますが、船のドックに船体のブロックを持ち込んでこれから組み立てようとしている様子が映っています。ここで2023年まで3隻の小型の冒険船と言われるタイプのクルーズ船を作ることになっていますので、とてもエコシップを造る余裕がありません。(この造船所ドックはひとつしかないですので)

ジャパングレイスも造船依頼した会社がエコシップを作っていないと言っているのですから、いい加減諦めてエコシップは出来ませんと素直に認めた方が良いと思います。

次の小ネタです。

10月4日の夕方BSの12チャンネルを見ていましたら、ピースボートがスポンサーのピースボートの世界一周クルーズの旅の番組をやっていました。そこに出てきた船は既に撤退が決まったオーシャンドリーム号でした。

また間に入るピースボートの世界一周クルーズ募集のCMも何故かオーシャンドリーム号でした。

多分随分前に作った物をそのまま放送されていたのでしょうが、既に撤退した船のクルーズを募集している神経を疑ってしまいました。

こんな無意味なCMを流す予算があれば、もっとお金が必要なところがあるだろうと思ってしまいます。

そういえば、最近も新聞に全面広告を載せたり、ラジオでピースボートの世界一周クルーズ募集のCMを流したりしていますが、お金が困っているからクラウドファンディングをやったりしている訳なのに、無駄にカネを使っていたらお金を寄付してくれた人に申し訳ないと思わないのかな。

 

最後の小ネタは、ちょっと長いです。そしてかなりまじめな内容で、今回の一番言いたいことです。

最近ピースボートのニュースがないとぼやきを書きましたが、先日ジャパングレイスがサン・プリンセス号を買った事について、報道している記事を見つけました。

10月29日に中国人ジャーナリストの方が書かれたもので、少し思い違いがありますが(パシフィックワールド号とゼニス号の二隻体制でピースボートを行うと思われている点など)個人的にはかなり真実を書いているのではないかなと思って読みました。

逆流遡上の日本クルーズ「ピースボート」、華麗なる変身へ

私自身もジャパグレイスはプリンセスクルーズからサン・プリンセス号をかなり安い値段で買い取ったことは事実だと思います。またキャンセルして返金を求めている人の中から、ある程度の人達がパシフィックワールド号に乗り換えしたいと言って来ていることも事実だと思います。

ここで書かれているように、コロナ禍が過ぎてすぐにクルーズブームが戻るのであれば、今回の賭けはジャパングレイスにとっては喜ばしいことだと思いますが、逆にコロナ禍がなかなか解消せず、クルーズブームも戻らなかった場合、どうなると思っているのでしょうか?

はっきり言って今回のサン・プリンセス号の買収金額も当然ジャパングレイスにはそんな資金力はありませんし、銀行が融資してくれるとは思えないです。

だとしたら、そのお金はどこから出たのかというと、全額払いの旅行代金です。少なくとも現金で50億以上の現金を預かっていますから、その気になればクルーズ船を一隻買うことも可能です。

ただそのお金は当然ジャパングレイスの資産ではありません。

お客様から預かった大事なお金です。いつかはクルーズを実行するか、お金を返す必要がある物です。

そのお金をジャパングレイスが一発逆転をかけて使うことが、道義的にどうなのかと思ってしまいます。

確かに日本国内ではクルーズも再開され始めました。でもコロナの猛威はまだまだ続くと思われます。コロナワクチンも開発のめどが立ってきていますが、一般の方に行き渡るには来年の春以降と言われています。そしてまたまだ治療薬自体が出来ていません。

一番怖いことは、もしクルーズ船で一人でも感染者が出た場合、どこまで船内で対応が出来るのかという問題です。

ジャパングレイスサイドからの発表ではPCR検査をするとか、感染症の専門家を乗せるとか書かれていますが、もし海外にクルーズに出られるようになった場合、当然観光に出る前提でしょうし、コロナウィルスを持ち込む可能性はかなり高いと思われます。

今のクルーズ船は医療設備がありますが、街の診療所レベルです。人工呼吸器もエクモもありません。

ショートクルーズであれば、発病しても最寄りの寄港地で下ろすことが出来ますが、世界一周クルーズでは、10日も寄港しないことが普通です。その場合はどうするのでしょう。

また、そんな危険性がある船にどれだけの人が乗りたいと思うでしょう。

確かに上手くいけば、来年の春には海外経由のショートクルーズも可能になることもありうると思われます。

実際私自身来年の7月の海外経由をするクルーズを既に申し込みました。金額も安いですし、3ヶ月前までは予約金だけですみましたので、万が一中止になっても、クルーズ会社が潰れたとしても、それほど大きな被害はないと思ったからです。

でも、世界一周クルーズはかなりの国がコロナに関して対応ができない限り、航海は出来ないでしょうね。

万が一、出港出来たとしても船内で常にマスクをして、寄港地もまともに廻れず、食事中や波平で話すことも出来ず、講演会もエンタテインメントもカルチャースクールもないようなクルーズにお金を出していく人がどれくらいいるでしょう。

来年の4月まではあと半年です。それまでに世界一周クルーズが大っぴらに出来る世界に変わっているでしょうか?

正直パシフィックワールド号の第1回航海がこけると、ジャパングレイスは立ち直れないほどの激震が走るでしょうね。

少なくとも、社運をかけた冒険するのであれば自分達のお金でやってもらいたいものです。

間違っても破産という安易な方法で逃げることだけはやめてほしいです。

でもパシフィックワールド号を本当に買っていたとしたら、もう破滅の道を進むしか選択肢が残されていないと思ってしまうのは私だけでしょうか。

とにかく最悪の結果にだけはならないように願うだけです。

コメント

  1. ピースボートファン より:

    Denさんお久しぶりです。

    昨今のピースボートの怪しげな動向についてDenさんは如何にお考えなのであろうかと気になっておりました。
    久しぶりの本レポートを拝読して、改めてDenさんのピースボートに関する情報収集能力の高さと卓越した分析力に感嘆した次第です。
    Denさんのご説の通り、エコシップが実現不能であることは今や火を見るよりも明らかなことです。
    ピースボート(株式会社ジャパングレイス)が、未だエコシップの建造不能を明らかにしないのは、これを明らかにすればたちどころにエコシップ申込者らから総額40~50億円以上の返金要求が起きてくることが必定であるのにピースボート(株式会社ジャパングレイス)はこれに応じることが全く出来ないからに外なりません。
    また、サン・プリンセス号改めパシフィックワールド号による来年(2021)年4月以降の地球一周クルーズの実現性についても、現今の世界的新型コロナ感染拡大状況からすれば絶望的だとみなければなりません。
    ピースボート(株式会社ジャパングレイス)が今なすべきことは、実現不能のエコシップやパシフィックワールド号による地球一周クルーズの募集に血道を上げることではなく、逆に一日も早く一切の募集行為を停止したうえ裁判所に自己破産の申立を行うことなのです。
    そうすることが、ピースボート(株式会社ジャパングレイス)の経営破綻による被害を出来るだけ少なくすることなのです。
    ピースボート(株式会社ジャパングレイス)が、今もって自己破産の申立をしないのは、破産となれば裁判所から指名された破産管財人により株式会社ジャパングレイスのエコシップで集めた50~60億円に上る資金の不明朗な使途を厳正に追及されることを恐れているからに違いありません。
    願わくは、敬愛する多くのピースボート仲間が、いたずらにピースボート(株式会社ジャパングレイス)の募集行為によりこれ以上の大きな被害を被ることがないことを。

  2. 花カッパ より:

    DENさん、お久しぶりです。

    通常船によるクルーズだけであれば、再開さえすれば明かりも見えてくると思いますが、
    やはりエコシップがネックになるでしょう。

    エコシップ、まさか菅首相の「2050年までに温室効果ガス排出量ゼロ」にかこつけて、
    巨額の補助金を狙っているとか…。

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