続報・突然ピースボートの船が変わるって!!

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ピースボートの船が変わる話の続きです。

まず新しく分かったことですが、来年の4月出港のピースボートもパシフィックワールド号に決まったようです。内容的にはゼニス号の第4回に準ずるものようです。

ただこれはリピーター特価対象にはなっていないようなので、今申し込んでいる人やこれまで中止になったクルーズを予約した人を中心に乗せる船なのかなと思います。

とにかく今分かっていることは、今年の12月のクルーズは中止で、来年の4月以降はパシフィックワールド号1隻でのクルーズに決定したという事ですかね。

次の話ですが、4月から再開を目指しているピースボートなんですが、コロナ対策をかなり強化する予定にしているようですね。

今も今年の7月時点でのコロナ対策がピースボートの公式サイトに載っていますが、かなり変わっています。

 

まず、一番最初に注目してもらいたいのは前回にも書きましたが、ここにピースボートの再開を2021年4月と書かれています。少なくとも9月の初めには12月のクルーズは中止するのが決定していたのでしょうね。

コロナ対策を読んでちょっとビックリするのは、「出航前にPCR検査」と書いてあり、「陰性確認が取れた方のみ乗船いただきます。」と書いてありますが、この検査自体どうやるのでしょうね。まさか船に乗る1日か2日前に集まって、集団で検査をするのでしょうか。少なくとも1000人から2000人は乗るので、結構時間がかかるでしょうね。それとも個々で検査をしてくるように言われるのかなと思ったりしますが、都会に住まれている方は民間で検査してもらえるところをすぐに見つけられるでしょうが、地方の方は大変でしょうね。

次に「航海中は10日ごとに検査」と書いてあり、これも「7-14日間隔を目安に、抗原検査およびPCR検査を実施します」と書いてありますが、これってこれ用の機材とPCR検査が出来る技師の方に乗ってもらうという事なんでしょうね。検査技師を何人ぐらい乗せるつもりか分かりませんが、平均10日に1回検査するとして、1日の検査対象は乗客だけで100人から200人、クルーも当然行う必要がありますから、プラス50人から90人の検査をするのに、どれだけの時間と人と時間がかかるのかなとかなり気になります。費用もかなりかかるでしょうね。

あと、ここには書いていませんが、船医以外に感染症の専門家も乗船するそうです。

それ以外にも、かなり細かいコロナ対策が書かれていますが、正直現実的に可能なのかと個人的には心配になります。確かにここまで徹底的に対策をしてくれるのならかなり安心ですが、どうなんだろう。

 

話をパシフィックワールド号に戻しますが、現在まだピースボートの公式サイトでは今だゼニス号とオーシャンドリーム号でクルーズを募集しています。多分遅くとも10月には一般発表をして、今募集しているクルーズも一本化され、申し込んでいる人達にもそのクルーズに変更のお願いが、今頃ジャパングレイスから来ているかと思います。(どうも「みらい乗船券」に振り返られるという私の予想は外れたようです)

ただ料金体系が違う2隻の船を1隻にまとめる事で、安く申し込んだ人はかなりお得でしょうが、ゼニス号の2人部屋のバルコニー付きなどを申し込んだ人は差額を返して欲しいと思うでしょうね。そのあたりの調整はどうされるのかが、結構気になります。

実は個人的には突然船を変えたことに対してはあまり評価をしていないのですが、今後パシフィックワールド号1隻でのクルーズに変えたことは正解かなと思っています。

色々と理由があるのですが、まずゼニス号とオーシャンドリーム号にかかる経費が亡くなるという事です。この4月から2隻体制になったのに一度も動いていませんが、船のチャーター料や港の着岸料、それの船の乗員にかかる経費はずっと払ってきました。これだけでひと月億という単位のお金を支払っていたでしょうね。

ところが来年の4月から新しい船をチャーターすることが出来、12月のクルーズも実質中止が決まった今は、この2隻はさっさと返すことになるでしょうね。本来ならチャーターしたときの契約書があるでしょうが、借りた会社が消滅した今は、債権者がその権利を持っていますでしょうから、ちまちま毎月支払われるより、船を売って一括でお金が入る方が嬉しいと思いますので問題がないような気がするのです。

これで少なくとも12月から来年の4月までの経費はかなり減るのではないかと思われます。

次に新しくチャーターしたパシフィックワールド号もコロナ以前に借りていれば当然、そこそこの値段を支払う必要があったでしょうが、今はクルーズ船の暗黒時代ですので、少しでも厄介払いが出来ればと言う気持ちでかなり安い値段でチャーターが出来たと思います。

少なくとも今までは2隻チャーターしていたのですから、1隻の値段になりますからうまくいけば半分ぐらいには抑えられるでしょうね。

最後は1隻になったので、今回のような運行出来ない状態になった場合にも、かかる経費が少なくなるでしょうね。特に意外と人件費はかかります。今も2隻のピースボートには各約100名程のクルーがずっと乗っています。これが1隻になるとかなり減るでしょうね。

また1隻でも今までと比べるとかなりの大型船ですから、コロナ禍が過ぎ4人部屋も復活すれば、かなりの乗客が乗せられるでしょうから、今まで以上の利益を上げることも可能だと思います。

ちなみに今回ピースボートのゴタゴタの対応についてなのですが、世間から見ると非難の対象になるでしょうが、海外のクルーズ船の対応と比べてみると意外と普通の対応であることも事実です。さすがに分割での返金という会社はありませんが、返金するのに時間がかかったり、キャンセルされたくないので、「みらい乗船券」のようなものを発行するところは多いですね。また募集しているクルーズの船が突然代わったり、コースが代わったりすることも結構あるようです。どこの会社もコロナ禍で経営悪化のため、船を売却したり、廃船したりしていますので、すでに船を売ることが決まったのにその船の申し込みをしているところは意外とあります。

別にピースボートの肩を持つつもりはありませんが、現状はクルーズ業界自体がパニックっている状態なので、どこのクルーズ会社に対しても申し込みをするときには結構注意が必要であると言えると思います。

とうぜんピースボートに対してもかなりの問題があります。まずパシフィックワールド号がいつまでチャーター出来るかという事です。今はコロナ禍ということで需要がないですから、暫くはチャーターは可能でしょうが、今後コロナが去り、またクルーズブームになれば当然プリンセスクルーズとしては返してもらいたいでしょうね。

どう言う契約がされているのかが分かりませんからなんとも言えませんが、また突然別のクルーズ船に代わる可能性があるでしょうね。

次に問題になるのはエコシップの問題でしょうね。

まず2022年に運行出来る可能性は現状では限りなく薄いです。少なくとも作ると言っているヘルシンキ造船所では現状作っていないことは明白なのですから、延期か中止を発表するしかないでしょうね。

でも個人的には延期はまずないと思っています。前回2020年から延期したときに、お詫びとして一部返金や10万分のクーポンを配ったものですから、とにかく最初の頃に予約した人など100万円ちょっとで乗れることになっています。これでまた延期となれば、当然同じ事を要求されるでしょうね。

そうなれば中止の発表となりますが、これも返金が出来ないでしょうから、パシフィックワールド号に代わってもらうという事になるでしょうが、これも納得しないでしょうね。結局かなりもめることは避けられないでしょう。

最後にこの4月にやった採算度外視のキャンペーンです。特に一回の料金で2回乗れるというキャンペーンはかなり痛いです。オーシャンドリーム号の4人部屋で予約した人も、新しい船の2人部屋に2回も乗れてしまうのですから、確実に赤が出るでしょうね。

あと早割からさらに20%キャンペーンや、みらい乗船券に換えた方の乗船、そして今回の新クルーズ記念のリピーターの特価などを考えると、クルーズが再開出来ても利益が本当に出るのかなと思ってしまいます。

さらに忘れていました。4月と8月の人の旅行代金の返済が残っています。12月のクルーズも他のクルーズに変えるか、返金になるでしょうが、お金がかかることは暫く続くでしょうね。

これらのことが全て解決するにのは2023年度以降になるでしょうから、それまでジャパングレイスが営業しているようであれば、その後は安泰するように思いますが先はかなり長いですね。

個人的には今回の船を1隻体制に変える事で、コロナ禍を乗り越えて返せていないお金や、催行しなければ行けないクルーズを無事に済ませることを祈っています。少なくとも被害者だけは出て欲しくはないですから。

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