2016年10月03日(月)
今日はイギリスのティリベリー港というロンドンの近くの港に着岸する。
前日に時差調整があって今日はいつもより1時間長く寝れたおかげで、目覚めは良かった。
今日は午後からロンドン行きの送迎バスに乗るつもりでいたので、午前中はのんびり時間をつぶすつもりだったのだけど、そううまく行かなかった。
本来なら11時に船がティリベリー港に着く予定が大幅に遅れてしまい。その後に行うはずだった両替や入国審査の手続きが当然のごとく遅れてしまった。
その為に本来お昼ごはんの時間帯にそれらの処理が重なってしまい。何処に行ってもすごい大行列が出来てしまって、全てに大幅な余計な時間がかかってしまった。
おかげで結局午前中に洗濯や荷物の整理などもするつもりだったのが見事に全然出来なかった。
結局送迎バスの出発時間までに何をしていたというわけでもなく時間が無駄につぶれたのがもったいない。
そんなトラブルはあったけれども、送迎バスは予定通り3時過ぎに船を出発して一路ロンドンに向かった。
もともとはロンドンでは一人で行動するつもりだったのだけど、同行したいと言われて結局カジさんとオナさん夫婦と一緒に行動する事になった。
私個人的には4年前にロンドンに一週間ほど滞在したことがあったので特に行きたいところはなかった。
唯一パブでのんびりとお酒でも飲めたらそれでよいと思っていたのだけれど、同行する人たちはそういうわけにもいかないのでとりあえず少しはロンドンらしいものを見せなきゃと思って行程を考えたけど、出来れば地下鉄や公共機関はあまり使いたくなった。
何と言ってもロンドンの交通機関は異常に高いからだ。オクトパスカードにチャージして使えばそれなりに安く乗れるのだけど、ほんの5時間ぐらいしか滞在しないロンドンでそのカード自体買うのが勿体無い。それで出来るだけ徒歩で行ける範囲で回れる観光地を考えたのだけど、送迎バス自体が何処に着くのかがよくわからない。まあ着いてから考えようっと。
送迎バスは普通は単純に送り迎えするだけで、それ以外のサービスは一切ないのだけど、何故かこの日はガイドさんが付いていた。それもロンドン在住の日本人の方でバス乗っている間中ずっとロンドンの見どころやトイレ事情などを詳しく説明してくれた。その上個人的な質問にも気軽に答えてくれたのでとても助かった。
今回はピースボートにしては実に良い人をつけてくれたものだと珍しく感謝する。
結局送迎バスはコヴェントガーデンというところに着いた。
私が思っていたところとは違っていたけれど、行きたい所まで徒歩で行けることがわかったので、とにかく4人でまずチャリングクロスまでテームズ川沿いに歩いて行った。
このあたりは映画や観光案内でもよく出てくるところだけど個人的には散策するのが好きな地域なので、ブラブラと歩いてロンドンを楽しんだ。
最初の目的地はシャーロックホームズパブ。ここはあの有名な小説シャーロック・ホームズの時代と雰囲気を持ったパブでお酒と食事ができるロンドンでも有名な店。
入り口を入ると入りきれないぐらいすごい人が入っている。ちょうど会社の終わる時間帯なので仕事帰りの人が集まってきているのか、それとも観光客が押し寄せてきたのかわからないけど大混乱状態。これはまずい時間に来たと思ったけれど、とりあえず2階のレストランの方も覗いてみる。
幸い2階のレストランは食事時間としては早いせいか、まだ空いていてシャーロックホームズの部屋を再現した展示物をバックに見ることができる所に座ることができた。
そこでイギリス名物のフィッシュ&チップスとミートパイとマッシュポテトをつまみにビールを飲んだ。ただ一つ残念なことは本当はこのパブ名物のシャーロックビールを飲みたかったのだけど、この日は何故かないと言われたので普通のビールになった。
それでも素敵な19世紀のロンドンの雰囲気の中で飲むビールは格別で、このヨーロッパに入ってからはバタバタすることが多かっただけにのんびりすることができたことが一番の収穫だった。またイギリス料理はまずいのが定番だけどここの料理はそれなりに美味しかったので満足できた。
食事が終わってから夕暮れのテームズ河を下っていき、有名なロンドンアイやビッグベン、国会議事堂等の夜景を楽しんだ。
特に日が暮れ、段々と明かりが入る風景を見て歩くのはとても楽しかった。
送迎バスの自由時間が短かったので、観光はこれで切り上げて、またゆっくりと歩きながら集合場所に向かった。ただビールを飲んだせいか、トイレが近くなってしまい、見つけたカフェに入いる。ガイドさんからトイレに行きたくなったらレストランかカフェに入れと言われたからなのだけど、トイレの場所を聞いたら、なんと店内にないとの返事。
まさかないとは思わなかったので予想外の展開になってしまった。仕方がないので注文した紅茶を飲んだ後、コヴェントガーデン駅の近くのマーケットにトイレがあるのを思い出し、急いで行った。
もしそこでトイレに行けなければ送迎バスで船に帰るまで我慢できる自信がなかった。これは非常事態だ。
マーケットに着いたら明かりがかなり消えている、どうも閉店時間が近づいているようで、覚えている場所のトイレにったけど既に閉まっていた。慌ててマーケット内を探すが見つからない。やっと警備員らしい人を見つけたので聞いたら教えてくれたので急いで行った。そして無事にトレイ発見。本当一安心だ。でも当然というか有料で一ポンドも取られた。たしかにきれいなトイレだったけれど何となく納得ができない自分がいた。さっき飲んだ紅茶でさえ1.7ポンドだったのにトイレだけで1ポンドが高いと思うのは日本人のエゴだろうか。
結局急いで集合場所近くまで来てしまった関係で時間が余りましたので少し買い物をしてから、余裕でに送迎バス乗り場に無事到着した。
本当に短い時間だったけれども、色々な意味でロンドンを満喫した気分になりました。
今度イギリスにはいつ来るか分からないけれど楽しい一日でした。
ただ帰りが夜遅かったせいで、船に着いてすぐに寝たのに12時頃になってしまった。
まあ明日はまたフリーだからのんびりと出かけよう。
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