2016年11月05日(土)
ツアーの二日目はグアテマラの古都で世界遺産にもなっているアンティグラ観光です。
朝、ツアーの出発前に雨が降っていたので、ちょっと天候に不安を感じましたが、バスに乗ってアンティグラに向かうまでに雨も上がって後は、なんとか天候も持ってくれそうでした。
アンティグラの街はさすがに世界遺産になるくらいの街で街全体が古いマヤの街並みを残している所で、昨日と比べると街のいたるところで絵になる風景に出会えて楽しかったです。
ただ残念なのは訪れる処全てが教会関係だったので、キリスト教の信者でない私にとってはそういう意味で感激も半減したのは否めないです。それでも立派な建物を見ていると何となく心が洗われるような気分に少しはなりました。
後、道路がすべて石を敷き詰めてできている関係で、デコボコしていてとても歩きにくかったです。その上そんな道を車がひっきりなしに通るものですから結構怖い。世界遺産になっている地域ですから、道路ひとつにしても舗装するわけにもいかない事情もあるのでしょうが、歩くのに本当疲れました。
お昼は今日も地元ホテルのレストランでその中庭に作られたテラス席で食事をしました。結構この日の料理も美味しかったのですが、ひとつサラダ代わりに付いていた。インディカ米だけはどうも口に合わずに残してしまいました。
その後、買い物タイムと言う事で30分ほど自由時間となりましたが、グアテマラと言えばコーヒーと言う事で、ガイドさんが販売店を案内してくれるとのことで数名で付いて行きました。
ところが連れて行かれたのは何故か宝石店。一瞬ガイドさんが勘違いされたのかと思ったのですが、店の奥に連れて行かれたら確かにコーヒーが置いてありました。値段も意外と安かったので買おうと思ったら全部で3個しかないとのこと。これでは行った全員が買えないので困っていたら、ガイドさんが交渉してくれて別の店から持ってきてくれることになったのですが、いくら待っても肝心のコーヒーが届かない。もう自由時間が終わるという頃になって、やっと自転車でコーヒーが到着して無事に買うことが出来ましたが、それから集合場所までみんなで必死に走って戻りました。
グアテマラってあまり観光客が来ないのか、それとも商売する気があまりないのか、ちょっとビックリした経験でした。
それからまたアンティグラの街を散策を再開したら、途中、花で飾った車がたくさん通るではありませんか。何だろうと思って見に行くと車一台、一台に地元の美人の方が乗っておられました。どうも地元のお祭りか美人コンテストの為のパレードだったようですが、結構楽しくって通過するまでじっと見ておりました。
その後もアンティグラの街の散策は続き風景を見るのはそれなりに興味があり楽しかったのですが、正直かなり歩いて疲れてしまいました。
最後にまた民芸品市場に行きましたが、やっぱり私が興味を抱けるようなものは何もなかったです。またツアーの他の参加者の方もさすがに同じような物ばかりの店を廻るのは飽きてきたようであまり積極的に買い物をする方は少なかったです。
それ以上に廃墟になった建物の前で露店している店が、この地域のお土産屋さんなのだけど、何だか日本の終戦直後の闇市のような感じで、この国は本当にあまり豊かな国じゃないなと改めて感じた次第です。
結局民芸市場に一時間近くいましたが、見る気も買う気もなくただ疲れていたので、休憩所になるような所を探したのですが、それもなく結局市場の前の路上でただひたすら立って時間をつぶすしかなかったのが、ちょっと辛かったです。
その後集合してバスを待ったのですが、ガイドさんとバスの運転手の連絡が上手くいかずになかなかバスが来ず結局また30分ほど待たされてしまいました。
それでも何とかバスに乗る事が出来て、ピースボートに帰りましたが、船に帰ると何となく今迄緊張していた気分が一気に楽になりました。
こんなことを言ってはいけないですが、私にはどうも中南米の国は合いそうもありません。治安の問題があるのかもしれませんが、その場にいるだけで神経が張り詰めてしまい落ち着かない気分になるみたいです。
わずか1泊の短い旅行でしたが、こんなに緊張した旅は初めてでした。多分この地域には二度と来ることはないだろうなと思いました。
その夜、気持ちが楽になったせいか、仲間と一緒に波へいで夜遅くまで飲んで、騒ぎました。同室のオノちゃんもマチュピチュ遺跡から戻ってきました。
この日の話題はグアテマラでのツアーの印象ですが、行ったところは各自バラバラだったのですが基本的にあまり高評価ではなかったです。
確かに日本人特有の潔癖症なところから、すぐに綺麗か汚いかだけで評価してしまうところにも問題があるのかもしれません。でもあくまで観光としてみた限りでもあまり印象が残ったところが少なかったのも事実のような気がします。
グアテマラを出航したら残りの寄港地はわずか二つ。確実に旅の終わりを告げているのを感じ、日本に近づいて来ていることを実感しました。
部屋に戻るとこの二日間の疲れからか知らないうちに寝てしまっていました。
今の私には船の船室が一番やすらぎを感じる場所なのかもしれません。
コメント