９８日目：残り火の日

2016年11月24日（木）
昨日は発表会の打ち上げでかなり遅い時間に寝たけれども今朝はいつもの時間に起きた。

昨日でカルチャースクールは一応終了したけれど、ピースボート主催以外のカルチャースクールは２５日まで延長されたため、今日も朝の太極拳はあったので出た。
暗い日の中だけど太極拳がまた出来たことはちょっと嬉しいけれども、それも明日で終わりと思うと何となく切ない。
その後はいつもは出ないラジオ体操にも出た。ノルディックウォーキングの代わりになると思ったけれども、残念ながら運動量が軽いせいか何となく運動をした気にならなかった。

それから朝食を食べに行った。この前までさんざんマンネリで不満たらたらだった朝食メニューだったけれども、これももう少しで食べられなくなると思うと、何だか急にもっと食べておけば良かったと思うのは不思議な事だ。

部屋に戻ってからは洗濯をする。これももうあと一回ぐらいで終わりかな、手で洗濯なんかしたことがなかったけれどもこれはこれで良い思い出になった。そういえばランドリーサービスも明日が最終受付だ。

それが終わってから最近船内テレビではまっている「北の国から」を真剣に見る。というよりかやることがだんだんとなくなってきているので、テレビで時間つぶしをしているというのが本音かもしれないけれども。

ヨガもありがたいことに今日もあった。明日で終わることは分っているけれども、気持ちよく汗を流すことが出来た。今日はあまり体を動かしていなかったから、それだけで嬉しかった。

すべてが終わってしまったら自主的に運動をしないだろうな。それこそ寝ているかテレビを見るしかなかもしれないな。

昼食を食べてから部屋に戻り、またテレビを見ていたら急激に眠けが襲ってきた。昨日までの疲れと寝不足が一気に襲ってきたという感じで、目が覚めたら５時を過ぎていた。結局４時間以上も昼寝をしていた。そういえばこのところバタバタしてしまい昼寝どころではなかったから、ちょうどよい休養になった。昨日までは精神的なゆとりがなかったから昼寝どころではなかったから。

実はお昼ご飯の後は、船内英会話教室のＧＥＴの卒業式があったので、ちょっと覗きに行くつもりだった。私の船友の多くがＧＥＴに参加しているので見たかったのだけど、結局寝てしまったために参加出来なかったのはちょっと残念だった。

夕食での話題はやはりＧＥＴの卒業式でのことだった。かなり感動的だったそうだ。スマホで撮った式の写真を見せてもらったけれども、みんな立派な卒業証書を手に持って嬉しそうだった。確かに３ヶ月必死に英語の勉強をしていたＧＥＴの生徒とすれば、その努力が報われたからそれは嬉しいだろうな。私なんてピースボートに乗ってから人に誇れる事を何もやっていなかったので、余計にそう思ってしまうのかもしれない。昼寝だけは人一倍していたけのでこれぐらいは誇れるかな。

夕食の後、船内新聞に出ていた波へいの明石焼きが食べたくなったので、みんなで飲みに行った。最近はすぐに飲みに行くことが多いけど、もうすぐこのピースボートの旅も終わりと思うとどうしても皆で一緒にいる時間を作りたくなる。

結局今日もたらふく酒を飲むことになった。これで何日連続で酒盛りをしているのだろう。本当体の事を考えれば少しは休肝日を設けた方がいいのだけれど、最近はつい飲みすぎてしまう。それでも仲間皆で集まってワイワイとたわいもない話をずっとするのがとっても楽しい。ばかげているかもしれかにかもしれないけどいい年をしたおじさんが馬鹿騒ぎ出来るのももう少しなのだ。

最後だからこそ、自分の心に残っている火を燃やし続けていきたいと思う。結局この日も１１時過ぎまで飲んでいた。でも名残惜しい気持ちばかりが残った。