
「誰かの役に立つ」事がセカンドライフの生きがいに!!
皆さん、こんにちは! 時間はたっぷりあるけれど、お財布のひもは堅く結びたい(笑)、そんなセカンドライフを謳歌中の皆さん、いかがお過ごしでしょうか?(それは私か(^^ゞ)
年金生活に入り、時間の使い方が自由になった今、「さて、何をしようか」と考える方も多いでしょう。旅行も素敵ですが、お金をかけずに、心の満足感を得られる活動を見つけることも、人生を豊かにする秘訣一つだと私は思うんです。
今回ご紹介するのは、まさに時間と心の満足を交換できる活動、「地域ボランティア」です!
報酬ではない、「生きがい」という名の宝物
ボランティアというと、「大変そう」「責任が重そう」と感じる方もいるかもしれませんね。ですが、私たちが目指すのは「仕事」ではなく、「生きがい」を見つけることです。
私たちの年代は、豊富な経験と知識を持っています。それを誰かのために少しでも役立てる。その「ありがとう」の一言や、活動後の清々しい気持ちこそが、何物にも代えがたい「報酬」になります。
「誰かの役に立っている」という実感が、再び日々の生活にハリと充実感を与えてくれるのです。
60代・70代が無理なくできる!おすすめボランティア活動例
体力を過度に使うことなく、自分のペースで参加できる、シニア世代にぴったりの活動をご紹介します。まず、ご自身の興味や体力に合わせて、無理のない範囲で探してみましょう。
1. 身近な場所から始める「環境美化」
- 地域の清掃活動(ごみ拾い):週に1回、30分だけでも。自分の家の周りや、よく利用する公園などをきれいに保つ活動です。運動にもなり、地域の皆さんとの交流も生まれます。
- 花壇の手入れ:公民館や駅前の花壇の水やりや草むしり。土に触れる時間は、心を癒してくれます。
2. 地域の暮らしを支える「見守り・サポート」
- 登下校時の見守り(スクールガード):子どもたちの「おはよう!」という元気な声は、何よりのエネルギー。交通安全の見守りは、社会貢献度も高い活動です。
- 高齢者の安否確認や話し相手:民生委員の活動を手伝う形で、地域で一人暮らしの高齢者のご自宅を訪問し、ちょっとしたおしゃべりをするだけでも、大きな安心につながります。また自分自身のコミュニケーション不足を補えます。
3. 経験と知恵を活かす「文化・教養活動」
- 公民館(社会教育施設)のお手伝い:受付、イベントの準備、図書館の整理など、施設運営のちょっとしたサポートです。得意な趣味(手芸、将棋、パソコンなど)があれば、それを教える「講師役」として活躍できるチャンスもあります。
- 読み聞かせボランティア:保育園や図書館で、絵本の読み聞かせをします。子どもたちの真剣な眼差しは感動的ですよ。
「どこで探せばいいの?」シニア向けボランティアの探し方
実際に活動を始めたいと思ったら、まずは以下の場所を訪ねてみましょう。
- お住まいの市区町村の社会福祉協議会(社協):地域密着型のボランティア情報が最も集まっています。「シニア向けの無理のない活動はありますか?」と相談してみましょう。
- 地域の公民館・市民センター:館内掲示板や窓口で、その施設が必要としているボランティア情報を得られます。自分の得意分野を活かせる活動が見つかるかもしれません。
- 自治会・町内会:まずはご近所の活動から参加したいなら、自治会を通じて清掃活動や防災訓練などのお手伝いを申し出てみるのも良いでしょう。
ボランティア活動を始める上での「注意点と心構え」
色々と「地域ボランティア」の魅力と具体的な活動例をご紹介させていただきました。
それにより「よし、何か始めてみよう!」と前向きな気持ちになっている方もいらっしゃると思います。その行動力、素晴らしいです!
ただ、いざボランティア活動を始める前に、いくつか知っておいていただきたい「注意点と心構え」があります。これを知っておくことで、活動が長続きし、より充実したものになりますよ。
心構えその1:「無理をしない」が最優先
私たちが目指すのは「生きがい」であり、「仕事」ではありません。ここが最も大切なポイントです。
- 体力の過信は禁物:特に活動の初期は、張り切ってしまいがちですが、疲れを感じたらすぐに休む勇気を持ちましょう。「今日は少し調子が悪いから、早めに切り上げます」と正直に伝えることが、長く続ける秘訣です。
- 責任感を持ちすぎない:真面目な方ほど、「私が休むと迷惑がかかる」と考えがちですが、ボランティアは「できる人が、できるときに、できることをする」のが基本です。あなたの健康と生活が最優先です。
- 合わなければ変えてOK:活動内容や、一緒に活動する仲間との相性は、実際にやってみないと分かりません。もし「どうも肌に合わないな」と感じたら、罪悪感を抱かず、別の活動を探す柔軟な姿勢を持ちましょう。
心構えその2:金銭的なやり取りは避ける
ボランティアは基本的に「無償の活動」です。金銭的なトラブルを避けるために、以下の点を徹底しましょう。
- 報酬は受け取らない:謝礼や金品を渡されそうになった場合は、丁寧にお断りしましょう。交通費などの実費が支給される場合は、団体のルールに従います。
- 個人の借入・貸付はしない:たとえ相手が高齢者や困っている方であっても、個人的にお金を貸したり、借りたりすることは厳禁です。そうした問題が発生した場合は、すぐに団体の担当者や社会福祉協議会に相談してください。
注意点その1:守秘義務(プライバシー保護)の徹底
特に、高齢者の見守りや子どものサポートなど、個人の生活に関わる活動をする場合は、徹底した配慮が必要です。
- 知り得た情報を漏らさない:活動を通じて知った個人の家庭の事情や健康状態などの情報は、決して他人に話してはいけません。家族や友人にも話さないことが、信頼関係を守る基本です。
- 写真の取り扱いに注意:活動風景をSNSなどに投稿したい場合でも、写っている方の顔や、個人が特定できる情報(家の外観など)は必ず許可を得るか、写らないように配慮しましょう。
注意点その2:保険に入っているか確認
ボランティア活動中に、自分自身が怪我をしたり、誤って他人に怪我をさせてしまう(物を壊してしまう)といったリスクもゼロではありません。
- 保険の加入状況を確認:多くの市区町村の社会福祉協議会では、「ボランティア活動保険」を用意しています。活動を始める前に、自分が参加する活動がこの保険の対象になっているか、または団体独自で保険に加入しているかを必ず確認しましょう。
- 未加入の場合は相談を:もし保険に未加入の場合は、活動を始める前に社会福祉協議会に相談し、加入することをおすすめします(多くの場合、年間数百円程度の自己負担で加入できます)。万が一のための備えは大切です。
最後に:「自分の人生を楽しむ」ことが最大の貢献
ボランティアは「義務感」でやるものではなく、「楽しむこと」が継続の秘訣です。
誰かの役に立つ喜びを感じながらも、その活動を通じて自分自身の健康が維持できたり、新しい友達ができたり、今まで知らなかった地域の魅力を発見できたり…。そんな「プラスα」のメリットこそが、シニアのボランティア活動の醍醐味です。
笑顔で、無理なく、自分の人生を謳歌しているあなたの存在そのものが、地域にとって最も心強いボランティアなのです。
さあ、今日から「できること」を始めて、セカンドライフをさらに充実させましょう!
まとめ:第二の人生を輝かせる秘訣
ボランティアは、義務ではありません。「やりたいからやる」という気持ちが一番大切です。
焦らず、まずは興味のある活動に「お試し」で参加してみる。そして、もし「ちょっと合わないな」と感じたら、遠慮なく辞めても大丈夫。
大切なのは、誰かの役に立つ喜びを感じながら、ご自身のペースで、笑顔でセカンドライフを過ごすことです。
さあ、今日から「誰かの役に立つ生きがい」を見つける旅を始めてみませんか? きっと、また新しい自分に出会えるはずですよ!(^o^)/


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