ピースボートがてるみくらぶになる可能性

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6月の初旬にピースボートからエコシップの第二回、及び第三回航海の募集が開始されました。

先日エコシップの処女航海の追加募集があったと思ったら、今度は立て続けに2つの航海が募集されたのにはちょっと驚きました。

エコシップの航海が始まるのは2020年4月からで、まだ3年近く先の話です。

確かに処女航海は世間の注目もあるでしょうから、それの発表を兼ねて募集することはあるかなと思っていたのですが、それは車で行ったら試運転状態の旅でしょう。

だから、それから以降は少なくとも通常と同じ早くても2年前からの募集と思っていましたので、この早さには信じられないという気持ちです。

ピースボート側の言い分とすれば、エコシップの建造が正式に、フィンランドのアークテック・ヘルシンキ造船所に決まったということと、処女航海が好評で既に満室になった為にご要望に答えるために2つの航海を発表したとか。

まあ納得できない理由ではないのです。しかし個人的には色々と疑問点もあるのですが、その辺は後に置いといて、エコシップの話に戻ります。

まず今回の航海の目玉は2つとも南極クルーズがあるという事でしょうか。

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もっとも南極と言っても、南極大陸に上陸するわけではありませんです。南極の近くで氷山が見える辺りをクルーズするわけなのですが、ピースボートでは人気企画の一つなのでこれを目玉に持ってきたのでしょうね。

ただ処女航海のアラスカクルーズに比べてかなり料金が高くなっています。例えば同じ日数の第三回と比べると、一番安い窓なし4人部屋で正規180万が早期割引で135万と今までとそれほど変わらなかったのに比べ、第三回の南極クルーズでは205万と150万と上がっています。もっとも南極の場合は高くなるのは今までの航海でもあったことなので、これはこれで普通なのかもしれません。

ただ一番高い部屋は大幅に値上がりしています。デラックススイートは処女航海で正規790万、第二回が1057万、第三回が981万という高額です。この料金なら飛鳥の最上級の部屋で世界一周できると思ってしまいます。

そのためか、早期申し込みには商品券10万円分がついたり、部屋の階が指定できるなどの特典がついてくるそうですが。

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ただ気になるのはこの早期割引を受けるには、6月29日までに旅費の全額を現金で入金する必要があるそうです。申し込みから一月足らずの間に最低でも150万円以上払うのにはなかなか勇気がいりますよね。

そういえば、ピースボートの公式ページではまだ発表されていませんが、実はオーシャンドリーム号の航海の方もすでに102回の募集がこの4月頃から始まっておりました。2019年9月出航なので、いつもの発表ペースで行けばこれもかなり早くからの発表ですが、この航海の目玉は船が東回りで行くというもので、それ以外は特に目新しい事はないのですが。

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そうそう、もう一つピースボートがまだ公式に発表していない情報がありました。2018年5月に出航する98回の航海からオーシャンドリームに展望大浴場が出来るそうです。

個人的にはすでに引退が決まっている船に今更なぜ大浴場をつけるのかよく分からないのですが。

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ぐだぐだとピースボートの情報を書いていきましたが、ここからが本来書きたかったことです。

私の個人的な私感ですが、ピースボートに対して持っている疑問点です。

先ほども言ったようにピースボートは今までは考えられないほどの早いペースで新しい航海を次々と発表しています。

すでに発表されているだけで10回分のクルーズがあります。2020年12月出航までで発表されていないのは2019年12月出航のオーシャンドリーム号の引退クルーズ以外はすべて発表されています。

※結局オーシャンドリームは号は引退せずに2020年以降も運航することになりました。

別に発表すること自体は悪いとは言いません。どんどん新しい企画、航路を発表してくれるのはありがたいです。ただ疑問に思うのは新しい航路が発表されるたびに早期割引と言う事で、新しい募集をかけてきます。そして早期割引を受けるためには旅費の全額現金入金を要求されます。

これが疑問なのです。

なんでそんなに全額入金を必要としているのか。そんなに急いでお金を集めようとしているのか。

憶測ですが、新造船のエコシップの建造費に回すためではないかと思います。新しいクルーズ船ですから単純に考えて数百億の建造費が掛かるのは目に見えています。

そのためには造船会社に最低限度のお金を先払いしなければいけないと思いますので、その資金繰りとして今必死になって現金を集めようとしているのではないかと思ってしまいます。

また最近はクルーズ船ブームになっているために、外国船の豪華客船でも比較的安い料金で乗れるようになりました。そのため今まで安くってお手軽が最大のメリットであるピースボートのお客もかなり外国船クルーズに流れて行ってしまったようです。実際最近ピースボートの乗船率が減ってきているそうです。

そのためか、最近ピースボートからの勧誘の電話が多くなりました。新しい企画が出るたびに掛かってきます。しばらく乗る気がないと断っても掛かってきます。私が乗るまではそういうことはなかったのですが、それだけでもなんだか、かなり営業的に苦しいのかなと思ってしまいます。

そのための打開策としての新造船エコシップの建造や、露天大浴場の増設になっているのではないでしょうか。

それがうまくいってピースボートの乗船率が上がればとても良いことです。新造船が出来れば話題にもなるでしょうから、しばらくは安泰でしょう。

でも、そこまで行けずに資金繰りが苦しくなって、建造費も払えなければどうなるでしょう。その先は書かなくても分かってもらえると思います。

ピースボートを実質運営しているのは、ジャパングレィスという旅行会社です。資本金5千万。社員90名ほどの世間で言えば中小企業です。

実際日本旅行業協会の弁済限度額をみても9千6百万円とかなり少ないです。

しかし乗船希望者から集めた金額はかなり膨大な数字になると思います。ピースボートの発表ではエコシップの処女航海の予約はすでに満席だと言う事ですので、少なくとも約1500人ほどの方が申し込まれていると思われます。それで1人が150万円入金したとすれば、それだけで22億5千万円です。

当然エコシップ以前のクルーズにも全額入金されている方は大勢おられるでしょうし、新たなエコシップの第二回、第三回航海にもこれからどんどんと入金されるでしょうから、少なくとも50億以上の現金がジャパングレースに入ることになると思います。

でも倒産してしまえば、弁済できる金額はわずかに7千万円です。

こうなると、まさに第二のてるみくらぶになる可能性があると思います。

あくまでも私個人の勝手な思い込みでしかないと思いますが、最近のピースボートの傾向を見ているとどうしてもお金を集めることに必死になっているようにしか見えないのは、私が誇大妄想の傾向があるからでしょうか。

当然、こんな事は起ってもほしくないし、私の考え方が間違っていることを願います。

でも個人的には、もしもう一度ピースボートに乗るとしても、エコシップが処女航海を無事にすませて帰ってきてからしか考えられないと思っています。

私が単に臆病なだけかもしれませんが、今は百万単位のお金を預ける勇気は今はありません。

コメント

  1. エコシップウオッチャー より:

    ここに書かれていることは、2019年1月30日現在でほとんどが現実化しましたね。
    貴殿の洞察力の高さに心底より感服しております。

    2年延期してもエコシップが完成することはありませんね。

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