ピースボートで地球一周するためには、どうしても解決しなければいけない問題が二つあります。
一つは旅行の費用に結構お金がかかること。ざっと見積もっても出来れば180万円ぐらいは用意しておきたいところです。
これって結構な金額ですね。ちょっとした車なら十分買えてしまいます。(^_^;)
もう一つは少なくとも100日以上日本を離れなければいけないことです。基本的に多くの方は学業か仕事をしているわけですから、100日も休むとなれば相当な問題が起こります。
大学生の場合は出席日数が足らなくなりますでしょうし、会社員の場合は有給ではとてもまかなえない日数です。第一これだけの長期の休暇をくれる企業があるかどうか。(^_^;)
正直言って八方塞がりの状態ですが、ここはある程度開き直って私なりの解決策を語りたいと思いますです。
まずお金の問題ですが、これの一番の解決方法はとにかく計画的に貯金することです。
こう書くと、お前アホかという罵声が飛んできそうですが、正直言ってお金が簡単に手に入る方法はありません。(あったら教えてほしいです。(^_^;)
たしかにインターネットで「お金儲け」で検索すると簡単に儲かるような話がビックリするほど出てきますが、現実的にはかなり難しいです。
大学生ならアルバイトなどを行い、社会人は節約などで毎月定期的に貯蓄することだと思います。
基本的に月5万円貯めることができれば、3年で180万円になります。
また月3万円なら5年で180万円になります。
こう書くと、そんなに貯金できないよと言われそうですが、車をローンで買うと結構このぐらい毎月返していると思います。
またサラリーマンの方ならボーナスもありますから、ボーナス月は10万円プラスすればもっと短い期間で目標に達しますし、期間が同じなら月々の金額がかなり減ります。
それでも足らないという人は一度ピースボートセンターのボランティアスタッフに応募するというのもあると思います。(下のURLがスタッフ募集のページです)
基本的にアルバイトなのですが、三十代までの方なら全額、それ以上の方は半額まではボランティアスタッフで働いた費用分割引してもらえます。
ただし甘くないですよ。全額タダになるためにはポスター貼りなら3000枚だそうです。それもただ貼ればよいというわけではなく、ちゃんと許可をとって承認印を貰わなければいけないので、なかなか大変です。
でも実際毎航海数人はこの制度を使って無料で乗っています。なかにはわずか3ヶ月で3000枚を貼ったという強者もいるそうですが、一般的には数万から数十万の割引を受けている人がほとんどですが。
ちなみに割引になるのは船のツアー代だけで、それ以外は自分で出す必要があります。だからまったく無料だと言っても実際は50万円ぐらいは必要です。
次の長期の休みの問題ですが、これが一番難しい。(^_^;)
大学生の場合は、一年留年や就職の先延ばしをしたりする人もいますし、要領の良い人などは夏休み等の長期休暇期間中に合わせて、出席日数ギリギリ調整して来ている人もいます。
でも一番驚いたのは、某大学ですがゼミ単位でピースボートに乗って、船に乗っている間も大学の授業を行い出席扱いになる制度と取っていることでした。その大学はピースボートに乗ることも大きな社会経験として認めてくれているのでしょうね。
社会人の場合は、もっと厳しいですね。まず休暇が貰えないですから、どうしても乗りたいという場合は退職という道を選ぶ人が多いです。
ただ職業にもよるのでしょうが、乗る前からすでに次の仕事が決まっている人も結構いました。例えば看護師さんや、保育士の人などはそういう方が多かったです。
また学校の先生の場合は研修という理由で長期休暇をもらっている人もいました。(私学の学校だと思うのですが)
まあこれらはすべての人、すべての職種に当てはまることではないので現実的ではないのですが、こういう人もいたことは事実です。
ただ実際には社会人になってからは自由が効かないのが事実でピースボートでも30代から50代の一番働き盛りの人の乗船率は圧倒的に少なかったです。
その反面定年退職をしてからのリタイヤ組と、20代前半までの若い人達は結構乗っていたので、地球一周を目指すにはこの2つの時期まで待つのが一番かもしれません。
実際私もピースボートに乗りたいと思ってから実現するまで約15年掛けました。そして定年退職を迎えて5日後には船に乗っていました。(^_^;)
そのためにはかなりしっかりした目標と計画を立てていましたが、決して大変だとか難しいとか思わなかったです。
乗れる日を夢見て、少しづつ前に進んでいたら結局地球一周が出来ていたという感じです。
だから困難なことはあるとは思いますが、意外と簡単に誰でも地球一周は出来るものと信じています。
そして地球一周して多くの人に地球って素晴らしい、人間って良いものだ。世界は広いって実感してもらえれば良いなと思っています。
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