ピースボートで地球一周をしてから早1年半、そろそろ船旅が恋しくなってきたのでこのGWに日本を回るショートクルーズに乗ってみた。
この一年半の間、実は結構海外旅行に行ってきた。
会社を定年で辞めたことと愛犬が亡くなったことで、暇と悲しさを紛らわすために結局オーストラリア、上海、トルコ、ドバイ、イギリス、ニュージランドと旅行に行っていた。
これらは当然飛行機で行った旅行だ。
期間も長くて10日、短くて3日程度のショートトリップだけど、それはそれなりに楽しめた。
ツアーを使ったり、まったく自分で切符から宿の手配をしたりと色々なタイプの旅行に行って、どの旅もそれなりの楽しかったけれど、何だか一つ物足らなかったものがあった。
それはのんびり感。
飛行機で旅をすると、どうしても移動するが早い。そして一ヶ所に留まらずについ色んな所に移動する。
だから旅行をするという意味では楽しいのだけど、休暇という意味ではとても疲れる。
船の旅のように昼間からのんびりベッドで寝てたり、海をぼーと眺めていたりということはほとんどない。
だから帰ってくると、本当疲れたという感じになってしまう。
船旅をするまでは、旅行というものはそういうものだと思っていた。
旅は観光地を見学するもの。頑張って移動して時間がある限り色々なものを見たり、食べたり、体験したりすることが旅の醍醐味だと思っていた。
でもピースボートに乗ってからその考え方が変わった。
旅はのんびりとくつろぐもの。
そんな旅もありだなと思った。
確かに欧米人のバカンスはまさに休暇で一ヶ所に何ヶ月も定住してのんびりすると言うけれども、日本人の多くは何だか時間が勿体無いからと言ってそういう事が出来ない。
だから忙しい旅になる。
でも船に乗ってしまったら、もうどこにも行けない。
まして地球一周などをすれば、のんびりくつろぎながら旅をする以外することがないのだ。
確かに中には一日中船内を忙しそうに走り回っていた人も結構いたけれども、船では何もしないということが選択できるから、私は十分のんびりと船旅を楽しんだ。
そののんびりした感覚を、今回わずか9日間のショートクルーズでも体験できるかなと思って乗船した。
結論から言うと意外とのんびりとした船旅が経験できた。
朝はゆっくり起きたし。
食事の時間もたっぷり取っていろいろな人とお話もしたし。
船内でショーやステージ、素敵な音楽も聞いたし。
美味しいコーヒーやお菓子ものんびり楽しめたし。
そして昼間から心地よい波の音の中昼寝もできた。
こう書くと、嘘つくな。
俺もショートクルーズに乗ったけれども、普通の旅行と変わらずに忙しくってのんびりする暇なんて全然なかったぞという人もいると思う。
確かに船の中では色々なアトラクションやショーやアミューズメントの施設があって、その気になれば朝から晩まで十分楽しめることが出来るけれども、それもさっき言ったように自由に選択するのも船の旅の楽しみだから、私はあまり何もしなくってのんびりくつろぐことを選んだので、結果のんびりとした旅ができた。
そして短い期間だったけれども多くの人と出会えたし、沢山お話もできた。
それはピースボートであった出会いと同じだなという気持ちになった。
ピースボートのように地球一周という大きな目的を持って、長期間船に乗るのも一つの旅だけども。
たまには気軽にショートクルーズに乗って、のんびりとくつろぎ、いろいろな人と出会う旅も十分にありだなと思ったのが今回の旅の一番の収穫だった。
なので、今回はピースボートの旅に出る前の入門編としてショートクルーズの体験談を書こうと思います。
なので次回はショートクルーズ準備編を書こうかな。(^^ゞ
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