ピースボートに乗る楽しみの一つによく言われることなのですが、毎日大海原から昇る朝日と沈む夕日の光景を挙げられます。
確かに何もない大海原で水平線の向こうに見える朝日や夕日は壮大で本当毎日見ていても飽きないものです。大自然が実感できて、これぞ船旅という感じがしてとても気持ちが良かったです。
自然と言えば、もう一つ忘れてはいけないものがありますよね。
それは夜空の天体ショー。
満天の星空に天の川や流れ星を眺めるなんて最高にロマンチックですよね。
実際何もない真っ暗な海上を走るピースボートであれば当然見えると思いますよね。
私もそれを期待してピースボートに乗った一人ですから。
でもこれに関しては現実的にあまり期待が出来ませんです。
その一番の理由がピースボートであるオーシャンドリーム号自体が明るいこと。
夜のデッキは暗いと危険ですから、かなりの照明が煌々と輝いているんです。
そのためデッキから空を眺めても、その照明のためにあまり星空を見ることが出来ません。
ただ個人的に見つけたのですが8回後方デッキの一部では照明があまり届いていないために比較的その場所からは綺麗な星空は見ることが出来ました。
それでも満天の星空まではいきませんし、ましてや天の川までは見えなかったですけれどね。
でもここで残念がっていてはいけません。実はピースボートでも天体観測が出来る可能性が充分あるのです。
それは海賊対策を行うインド洋上からソマリア沖までを通る一週間ぐらいの間なのです。
この期間は海賊船にピースボートが発見されにくくするために、船室の明かりを漏れないように窓をふさいだり、カーテンを閉めたりしますのでかなり暗くなります。
その上デッキ上の照明も最低限度の明るさしかなくなるので船の外はほぼ真っ暗になります。
でも危険地帯を航行しているのですから、この期間は原則的に夜デッキに出ることは禁止なのですが、唯一例外として9回中央デッキのみ天体観測のために解放してくれています。
その為この時期に天気さえ良ければ充分に天体ショーをじっくりと見ることが出来るのです。
実際私が乗った時も一日とても晴天の日があり、最高の天体ショーを見ることが出来ました。
空には何万という星と天の川がはっきりと見ることが出来て、あまりの興奮でかなり長い時間ずっと空を見上げていました。
イメージです
そういえば、その間に2回ほど流れ星も観測できました。
あんなに綺麗な星空を見たのはたぶん子供の頃に山にキャンプに行った時に見た星空以来でしたから50年ぶりでしたね。
あと2回ほど星空を見ることは出来たのですが、最高の天体ショーはこの一回限りでした。
また私が乗った時はもう一度チャンスがありました。
オーロラ観測が出来るアイスランド沖でも船のデッキの照明を落としてくれたので、この時はオーロラと星空のダブル体験をすることが出来ました。
でも星空だけで言うと、インド洋上で見た星空が最高に美しかったですけれどもね。
こういう事でピースボート上で天体観測は必ず出来る物ではないので、見られる時はしっかり見ないと、後で後悔することになりますので海賊対策地域で天気の良いと思われる夜は9階中央デッキに出ることをお勧めします。
ただ最近ソマリア沖の海賊もあまり出没しなくなっているそうなので、今後海賊対策自体を行わない可能性もありますので、この情報は絶対的なものとは言えないかもしれませんです。
出来ればピースボートで星空観察週間とかを作って、その間だけでもデッキの照明を落としてくれるようになれば嬉しいのですが、安全を考えるとなかなか難しいのかな。
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