地球一周をするならこの船で行こう!!

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さていよいよ船で地球一周をすることにしましょう。

と書いてふと思ってしまいました。私世界一周と地球一周と混ぜて書いていますよね。

意味としては同じなんですが、船で周るとなると何となく地球をぐるりと一周するという感じがするので地球一周の方がしっくりくるような気がするんです。

なのでこれからは基本的に地球一周で統一したいと思っておりますです。まあどうでも良いことなんですが。(^^ゞ

それでは地球一周するにはどの船が良いのかを考えたいと思いますです。

基本的に日本から出発しますので、日本発着の船が良いですよね。

確かに地球一周ならクイーンエリザベス号という有名な船がありますが、残念ながらイギリス出発なので、そこまで大量の荷物を持っていくことを考えると、とても大変で面倒と思いまして今回は除外しました。(個人的にはいつか乗りたい船ですが)

それでは候補を上げていきます。

・日本丸

・飛鳥二号

・オーシャンドリーム号(通称ピースボート)と三隻ありました。

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こう書くと、え!!と思われる方がいると思います。なぜ過去形で言うのか。

それは現在日本丸と飛鳥二号は世界一周を基本的に行っていないんです。(^_^;)

そうなのです。現在なんとか運行しているのはピースボートだけなんです。

だから選ぶも何もなく、日本から地球一周を目的で船旅をするにはピースボートしかない。

 

これが結論なんですね。(^_^;)

なぜ他の船がやらなくなったというと、2つ理由があります。

一つは採算が取れないこと。ピースボート以外は年に一回のクルージングしか行いませんので、結構もったいない使い方をしているんです。

そのために経費がかかる割には儲からないのですね。

それならショートクルーズを増やして回転率を上げたほうが儲かるという方向転換になってしまったんですね。

もう一つは世界の治安が悪くなってきている事。中東やヨーロッパなどは最近戦争だ、テロだとかなり緊迫感が走っていますので、そんなところに行って万が一問題が起こったら大問題です。実際地球一周をしていた頃の飛鳥二号は一番危険なインド洋、中東付近では乗客をすべて降ろして乗務員だけで運行するという、実質地球一周にはなっていない変則的な航海をしていました。

そんなおりになぜピースボートだけが運行できるのかというと、まず年に3回も地球一周の旅に出ています。普通の考え方なら航海の度に何ヶ月か点検をしないで大丈夫と思ってしまうのですが、建造40年近い船なのに休み無しでピストン運転みたいな感じで世界を周っています。なので採算はなんとか取れているようです。(これはこれで問題がないとはいえないのですが)

次に治安の問題はできるだけ危ない地域には行かないようにしていますが、インド洋などはどうどうと航海しております。今までなんどか海賊に襲われかかったという噂もありますが、真相は闇の中です。

基本的に点検もしない老朽船が治安の悪い地域を走ることが問題がないかといえば、かなりあるでしょうね。実際今の船じゃないですがピースボートって途中で電気系統が故障して何日間か漂流した実績が船ですから、そのあたりは正直保証できませんです。(^_^;)

でもね。今の日本では地球一周の船旅が楽しめる船はピースボートしかないのが現状なのです。

だから選択の余地がないのも事実です。

それにこのサイトのタイトルにある「誰でも世界一周」のポリシーを貫くためには一番大事なのは値段が安くなければいけないです。その点でもピースボートは条件にあっています。

一番安い船底の窓なし四人部屋なら129万円です。30歳以下や早期割引で乗ったら、最安値で100万円そこそこで乗れちゃいます。この値段なら少し努力してお金を貯めれば行ける金額ではないでしょうか?

この金額ってある意味とっても画期的なことです。実際一年の殆どをピースボートで過ごすお年寄りの方を何人も知っています。多少裕福な方ならこういう生活も現実的に出来ない金額ではありません。

彼らにすれば下手な老人ホームに入ることを考えればピースボートの方がサービスも良いし値段も安いんです。

噂によれば、飛鳥がまた世界一周のクルーズを始めるらしいのですが、値段はビックリするほど高いです。一番安い部屋でピースボートの一番高い部屋より高いです。

現状では一般庶民が乗れる船はピースボートしかないのが現状ではないでしょうか。

<補足>

129万円が安いと書いてしまったのですが、世間の人から言わせればそれでもめちゃくちゃ高い金額ですよね。そのためというわけではないのですがピースボートではボランティアスタッフという制度があります。一番良く知られているのはポスター貼り。

よく居酒屋さんなどに貼られているピースボートのポスター三千枚貼ればただで乗れるそうです。ただしそれは若い人だけで高齢者などは半額まで免除だそうです。

あと封筒書きなどの事務のアルバイトをして旅費を稼ぐ人も結構いるそうです。実際そうやって若い人達が多く乗っているのも事実です。

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<追記>

この原稿を書いた直後、飛鳥二号が正式に世界一周クルーズに復帰することが決定しました。日程表を見る限りではインド洋も航行するみたいなので、完全復帰のようです。

ただし費用は最低でも420万円程ですからピースボートに三回ぐらい乗れる金額になります。その代わり豪華ですし設備も食事も充実しています。

またピースボートも今のオーシャンドリーム号を後3年で引退させて、2020年の4月からは新造船で太陽光発電や帆船の機能をもった「エコシップ」という形で新たにデビューするそうです。これはこれで楽しみですが、費用は今より最低でも40万から50万は高くなるそうなので、安いうちに行くなら今という感じでしょうか。

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