129万円の部屋って快適に過ごせるの?

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いままで読んでもらったら、そこそこ安い金額で地球を一周出来ることが分かってもらえたと思いますが、ここでまた心配が出てきましたね。

先ほどから書いている一番安い船室129万円の部屋ってどんな部屋なのかが気になりますよね。

この際はっきり書いちゃいます。この部屋は4人部屋です。窓もありません。基本的に船底に近いところです。

これが実際の129万円の部屋の様子です。

部屋も当然狭いです。ベッドも二段式でクローゼットもとても小さいです。

写真ではかなり奥行きがあるように見えますが、鏡が貼ってあるのでそう見えるだけでかなり狭いです。

それでもトイレとシャワーと小さなテーブルとテレビも付いています。(テレビはビデオ専用で一般の番組は映りませんが)

あ、この写真を撮った時には無かったのですが、今はベッドごとにカーテンが付いていてちょうど寝台車のように閉めることが出来るので、ある程度プライベートは保たれるようになっています。

それから、この写真は実際使用中の写真ではありませんです。航海時はこの部屋の中が荷物でいっぱいになりますので。(^^ゞ

正直言って、神経が繊細な人には4人部屋は無理だと思います。寝るだけの利用なら良いのですが部屋でくつろぐなどはかなり難しいです。

逆に細かいことが気にならない人。人と話すのが大好きな人などは良いかもしれません。実際若い人達などは4人部屋で結構楽しく過ごしていました。

 

あと同じ4人部屋でも窓があるタイプもありますし、階層が上の部屋もありますが、その分値段が上がり、その差は最大40万円にもなります。

この金額の差は微妙です。40万円の価値があるかといえば、神経質な人にとってはあるといえますが、細かいことが気にならない人にとっては全然ありません。

たしかに窓があれば日差しが入ってくるので気持ちもいいですし、上の階は船の揺れやエンジン音が聞こえにくいので寝やすいです。

だからそれで40万円の差になるのだと言われれば、個人的には疑問ですが。

 

この4人部屋を例えれるとヨーロッパなどで時々見かける安いホテルのドミトリータイプの部屋って感じでしょうか。ただそこに100日以上の間今まで知らなかった人と、ずっと一緒に寝泊まりするので、耐えられない人は耐えられないかもしれませんが、実際船で航海していると多くの人はこの生活に慣れてしまうみたいです。でもトラブルも多いのも事実です。

特に多いのが寝る場所の問題なんです。基本的に二段ベッドなので普通で考えても分かるのですが、下の段の方が寝やすいのです。だから当然誰もが下の段で寝たがりますので、部屋によっては一週間ごとにベットを交代するなどのローテーションを組んで対処しているところもあるのですが、ピースボートには一つ有り難いのか有難くないのかわからない制度がありまして、それは六万円の追加料金を払えば下のベッドを独占できるという権利が買えるのです。でも同室者がその権利を買っているかどうかは船に乗るまで知らせてもらえないので、下手をするとずっと上のベッドのままになるという悲劇に見舞われます。その為にベッドのことでのトラブルは本当によく起こります。

この問題を解決するには2つの方法があって、料金の一番安い129万の部屋にする事がまず一つ目。その部屋だけが下段指定が出来ないんです。次に6万円を出して下段指定を買ってしまうこと。出来れば早期割引期間中に下から二番目のフレンドリータイプを予約して6万円を払えば129万円より安く乗れて、下段を確保されますので比較的快適に船旅が出来るかもしれません。

また4人部屋の相方は基本的に選ぶことが出来ません。一応ある程度年代の近い人同士で組むようにはしているようですが、その相手は当日まで分かりません。

一番良いのは友達4人で申し込めば優先的に部屋を取ってくれるのでこれが一番ラクですが現実的にそういう方は少ないです。

基本的に若い人達は柔軟性があるせいかすぐに仲良くなれる傾向がありますが、年配者は長年の人生経験からか合う、合わないがはっきりしていて馴染めなく、そのためにトラブルになることも多いのも事実です。

その言う事で気の合わない人と航海の間中ずっと耐えることは無理だという人や、人付き合いが苦手という人は、お金に余裕があれば二人部屋か一人部屋をおすすめします。

特に二人部屋の一番安い部屋は、一人部屋の一番高い部屋とそれほど値段が変わりません。

でも129万円も出すのが大変なのにそれ以上の金額を出したくないという人のために、4人部屋で快適に過ごす方法をお教えします。

それはとにかく部屋に帰らないことです。(^^ゞ

後でも書きますが、船内では色々なイベントをやったり、公共のスペースがありますから寝る時以外はそういう所で時間を過ごすことです。

実際そういう船の過ごし方をして、結構楽しんで船旅をしている人も多くおられました。

まあ、ある程度は気の持ち方なのかもしれません。

実際4人部屋が全然気にならない方も多いのも事実ですし、自分から率先して4人部屋を予約する人もかなりおられます。事実ピースボートの乗客の半分以上は4人部屋です。また何度もリピーターとして乗っている方のほとんどが4人部屋希望です。

そういう方に言わせれば4人部屋は色々な方と出会える絶好のチャンスといいます。実際同じ部屋同士で意気投合して、船を降りても友人づきあいをしたり、同窓会を開いている人たちも多くいます。

だからそういう気持ちで船に乗りたい人にとっては一番安い部屋はそういう絶好の場かもしれません。

あ!大事なことを書き忘れていました。一番安い部屋だからと言っても、それ以外のことは一番高い部屋も安い部屋もすべて同じです。例えば食事の内容も同じですし、ツアーの内容も変わることもありません。そういう意味ではかなり平等ですね。

飛鳥などは部屋のランクで食堂も出入りできる所も制限があるそうですが、そういう垣根がないことが超庶民船であるピースボートの長所かな。

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<追記>

4人部屋の長所、短所を長々と書いてきましたが、実は私自身2人部屋を利用しました。人との付き合いは気にならないのですが、神経質だということと、お腹の調子があまり良くなくトイレが我慢出来ないということで2人部屋にしました。だから4人部屋の経験がないのであまり細かいことを知らないのが本音なんです。(すみません)

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