2016年09月19日(月)
今日はマルタ島上陸の日
入港時間が結構遅めなので7時過ぎまでぐっすりと寝た。
それから朝食を食べて、部屋に戻ってみたらもうマルタ島にかなり近づいているではないか。
もともとは10時に入港予定だったので、まだまだ時間があると思ってのんびりしていたのがいけなかった。
説明会でマルタ島で一番美しいのは船が入港するシーンだと聞いていたのに遅れを取ってしまった。
慌ててカメラをもってデッキに出て、写真を撮りまくった。
さすがに美しい風景が広がる、きれいな街並み、そして青い空と青い海。
そんな絵葉書のような風景の中を船はどんどんと島の入り江に入って行く。これには本当に感激した。
結局かなりの時間をデッキでの写真タイムに費やした。
船は予定よりかなり早く9時前には着岸した。でもツアーの出発時間までにはまだかなりある。
ツアーはもともとの着岸予定の時間に合わせて設定しているので、まだ2時間近く時間がある。時間が余ってしまって、せっかくだからという気持ちになり洗濯をした。
それから私の格安スマホは各寄港地ごとで設定を変えなきゃいけないので、その調整に結構時間を費やした。
それらのおかげで無駄な時間ができずに11時になって、ツアーの集合場所の7階ブロードウェイに行く。
私のツアーは「世界遺産バレッタ旧市街とマルタ島観光」と云うコースでとにかく一日でマルタ島の主なところを回る一番人気のツアーだった。
最初に行ったのはバスで5分程走ったばかりの所で、先程写真を撮りまくっていた、バレッタの街並みの散策だった。
確かに世界遺産になるくらいだから街並みはとても美しく、まるで中世ヨーロッパにタイムスリップでもしたような気分にさせてくれる場所だった。
それに青い空と青い海がマッチしてとても地中海らしい美しい風景が続く。個人的にはとても気に入ったバレッタだけど、唯一残念だったのは人が多いこと。
当然有名観光地なので仕方がないことかもしれないけれど、場所によっては人ごみの中をかき分けて歩かなければいけないところがあったことが心から残念だった。
ガイドさんが要所で色々と案内をしてくれるだけど、正直私は周りの美しい風景の方ばかりに目を奪われ、写真ばかりを撮っていたので話はほとんどわからなかった。
途中から自由散策となり、お店をひやかしたり、気に入った場所に戻ってじっくり見物したりして結構楽しい時間を過ごさせてもらった。
バレッタを後にして昼食に向かった。サントリーニ島と同じく海のそばのレストランだったが、雰囲気はこちらのほうが良かった。
とても落ち着いた店で食事もイタリア料理風で私の口にとってもあった。また白ワインを飲んだけれど美味しくてとっても安かった。
あとデザートのティラミスも美味しくて満足できるものだった。
ただ残念だったのはトイレの数が少なくバスの出発間際にはトイレの前に大行列ができていた。これはヨーロッパ全体で言えることだけどどこに行ってもトイレ事情が悪い。時々ヨーロッパ人はあまりトイレを使わないのかと真剣に思ってしまう。
人が多く来る観光地だけでも是非もっとトイレを作ってもらいたいものと真剣に思ってしまう。
次に港町にある市場の見学、市場といってもお魚を売っている店はなく、露店で色々な民芸品やお土産を売っているのだけど、ピースボートの女性客の人達が結構楽しそうに買い物をしていた。私が買ったのはスーツケースに貼るステッカー1枚だけだった。相変わらず土産物には興味が持てない。
次にモスタドームという大聖堂に向かった。ここはマルタ島一大きな教会で、外見をアテネのパルテノン神殿のイメージで作ったという建物だったが、さすがに素晴らしい建築物だった。この大聖堂はほかの国にある大聖堂にも負けないくらい迫力があった。
ただ残念なことだけど、この日お葬式があったために教会の中には直接入ることができず遠目に写真を撮ることだけしかできなかったことが残念だ。
モスタドームの見学で時間が余ったので、マルタ島で一番高い山に登ることになった。
といっても標高300メートルほどの山だけど、そこから見晴らしの良い景色が見えるという触れ込みだったが、意外と地味な展望地で海が見えたぐらいで大したことはなかった。
最後の訪問地はイムディーナという古くからある城塞都市で今も貴族が住んでいる館が並んでいる地域だ。
ここも素晴らしい建物がたくさんあり見ごたえがあった。また町の中心には大きな教会もあり見ごたえがあった。
その上観光客も少なくってのんびり観光ができた。ただ一つ難点は夕方に近づいてきていたため気温がぐっと下がって少し寒かったこと。
考えたら季節も秋なのだから、当然と言えば当然のことなのだが、その寒い中でまたアイスクリームを食べたものだから体がすっかり冷えてしまった。
話が大幅に脱線したが、このイムディーナには部屋数100近くある、大きな貴族の家に今も住んでいるそうなのだが、その部屋のほとんどは使われず空き部屋になっているそうだ。何だかもったいない話でホテルにでもして貸せば大儲けできそうな気もするが貴族だから最初からお金持ちなんだろう。
そういえば町の中にやたらに装飾品の店が多かったけれど、それも貴族の方のご用達の店だったのかもしれないなと思った。
という事でマルタ島観光も無事に終了して、ピースボートに帰船したのが、もう7時を過ぎていたので急いで夕食を食べに行った。
その日の夕食は牛丼と何となくマルタ島とは全然マッチングしない料理だったが、これもピースボートか。
今日も疲れたのでシャワーを浴びてすぐに寝ます。
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