5日目:二日酔いなのに忙しかった日

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2016年8月23日(火)
昨日の台湾観光の疲れのせいで朝なかなか起き上がれず、6時からの太極拳もぎりぎりに会場に着いた。
太極拳をやっていてもとにかく眠気が襲ってきて、まともに練習できず、とにかく体がだるい。それでも何とか最後まで参加したけれど部屋に戻ったらベッドで少し横になった。
それからノルディックウォーキングにも出たけど、アルコールが抜け切れておらずひたすらグータラ歩くのが精一杯だった。

本当に今日は朝の時点で完全に体力使い切ったぐらい疲れてしまっていて朝ご飯の後、猛烈に睡魔が襲ってきて無性にベッドで寝たくなり急いで部屋に戻ったものの、まったく運悪くちょうど部屋の掃除中で入れず。

仕方がなく船内をうろうろしていたら「初めての社交ダンス」というのをやっていたので冷やかしで参加したけれど、ステップが踏めないし、音楽にものれないので、早々と退散し隅のソファーで座り込んでいたら、また睡魔が襲ってきて寝てしまいました。

目が醒めて気がつくと社交ダンスが終わっていて誰もいなくなっていたので、慌てて部屋に戻ると掃除は終わっていたのだけれど、何故か出したはずのクリーニングの衣類がベットの上に散乱したままの状態になっていたので、びっくり!!

一瞬泥棒でも入ったのかと思ったのだけど、直ぐにうちの部屋のハウスキーパーのお姉さんが入ってきて早口の英語でなんかまくし立てている。

どうもクリーニングの申込用紙の書き方が間違っていたのと、出した点数が合わなかったことが問題だったようで、そのことで怒っているようだ。とにかく言われるままに申請用紙を訂正して、点数も確認したら、ハウスキーパーのお姉さんはにっこり笑って部屋を出ていった。それにしても真剣に怒っていて怖かったわ。

そのお陰かあれほどあった睡魔が一気に吹き飛んでしまったので、しばらくサボっていた日記を書くことにした。

日記を書き終えてふと時計を見ると、すでにお昼ごはんの時間が大幅に過ぎていたので慌てて9階デッキに行く。

今日は味噌ラーメンが出るとのことだったのだけど着くと大盛況で長蛇の列。ご飯は毎日食べれるけれど麺は久々だったのでみんなが集まってきたという感じだったのかな。
久々に食べたラーメンはスープが冷めていたけれども、お味のほうは意外と本格的で美味しかったです。

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食事が終わって、部屋でゴロゴロして船内新聞を読んでいたら、自主企画で「歌声広場」というのを見つけたので様子見に参加することにしました。

行ってみるとすごい人が集まって会場のバーピアノから人が溢れている。そのうえ主催者側の予想以上に人が集まったせいか歌詞カードが全然足らず、殆どの人が持っていない状態、当然私まで廻ってきませんでした。そのため曲が流れ始めて歌いたいのに歌詞を知らないから、クチパクでごまかしていたのだけど、結局ついて行けず、途中で退席しちゃいました。

もっとも歌自体が私の世代より20年ぐらい前の歌ばかりだったので、一緒に歌うのもちょっと無理があったので仕方がなかったのですが。

さすがに疲れがピークになってしまったせいもあり、部屋に戻ってもうやる気が起こらないので昼寝をしたら見事に爆睡してしまった。結局同室のオノちゃんに起こされてまで完全に記憶がございません。

あわてて時計を見ると、もう夕方の6時でした。本当ぐっすりと3時間も寝てしまっていたのです。

それにしてもピースボートに乗ってからよく寝る自分がある意味すごいと思う。わりと早く寝るのに、昼寝も結構とっているので最近は一日10時間ぐらい睡眠を取っているのじゃないかなと思ってしまうぐらい寝ている。

まあ逆に考えればそんなにのんびり、心も体もくつろげているのだなと思った。今回の船旅の一番の目的はリフレッシュだからこれでいいのだろう。

それから慌ててカメラを持って夕陽を撮りに行きました。
幸いきれいな夕日が見ることができて大感激。
これからも何度もこんな景色が見れると思うと感無量の気持ちととても贅沢感をひしひしと感じました。

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7時になるといつものように4階レストランで夕食を、この頃になると船友の方がかなり出来ていて大体6人から8人ぐらいの固定メンバーの方と食事をするようになりました。

この日は6人で8人がけのテーブルに座ったのですが、残りの2つの椅子に座った方がちょっと変わったおじさんで、とにかく食事中の話がとっても弾んでおりました。

その話の中でその変わったローマのテルミニ駅で友人と待ち合わせしていると云う話をされたので、思わず私はびっくりしてしまいました。実は私もこの旅の途中ローマでうちの奥さんと待ち合わせをしていて、その待ち合わせ場所がこのテルミニ駅だったのですが、行き方がよくわからずに不安だったので、これは渡りに船という感じで私もテルミニ駅に連れて行ってもらうことになりました。(ラッキーです)
このおじさんとはこの船旅の中で何度も色々な出来事を起こすことになるのですが、この時はそんなことはつゆ知らず。

おじさんはいつも8階のロビーで浮世絵の模写を描いている人でそのイメージから私は船でシャラクさんと呼んでおりました。

 

食後はアニメーション監督の宇井孝司さんの講演を聞きに行きました、手塚治虫先生のアシスタントをされていたそうで、その逸話がとても面白かったです。
またもともと絵も上手ではなく、アニメにもあまり興味がなかったのに、いろいろな人と出会っていくうちに、自然にその世界に入ってしまった話をユーモアを交えてしてくださったのですが、凄く引き込まれる話でした。それを聞いて改めて人との出会いって大事だなと感じさせられました。

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公演後、何となく海風に当たりたいという気分になって8階デッキに出て空を見上げるけど、ピースボート船体に多くのライトが点いているので、暗い夜空が見えず星が殆ど見えなかった。

それで何となく残念な気持ちになってデッキで暗い場所を探していたら、船尾の一箇所で比較的光が届かない暗い場所を発見して、そこで満天の星空までは行かないけれど結構きれいな星空をぼーと見ていました。

なんでもないこういう自然がとても嬉しくてとても心が洗われるということを凄く実感して満足し部屋に戻りました。

部屋に戻るとまた疲れがどっと出て、慌ててシャワーを浴びてそのままベッドで寝てしまいました。まだ11時前だったけれども本当一日何となくバタバタしていたという感じです。

明日も早いから寝るとしますか。

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