前回まで暗い話を書いてましたので、今回から楽しいコスタベネチアの船旅の話を書きます。
まず第一回はコスタベネチアってどんな船か紹介いたします。
コスタベネチアの処女航海はなんと今年の3月で、まだできたてほやほやの新造船なんです。
3月8日にイタリアのトリエステを出港し、53日間をかけて4月29日に東京湾に着岸したのですけど、私が乗ったのは、その着いた当日29日で台湾の基隆までの8日間のショートクルーズでした。強いて言えばセカンド航海でしょうか。
コスタベネチア号の船体の詳細ですが、総トン数は135500トンと最近主流の大型船です。
全長は323.6m 全幅は37.2m 全高は80.45m 航行速度は18ノット
最高速度は22.6ノットとかなり速いです。ちなみに客室数は2116室で最大乗客数が5260名となっていますが、補助ベッドを使った場合なので実質の乗客数は私が乗った時の4500名程度ではないでしょうか。
あと、階層は0階から16階までの17層ありましたが、客室が1階からあったのはちょっと驚きました。多分乗客を多く乗せようという設計だったのかなと思います。
この船は中国の依頼で造られた船で、今後は上海を拠点としてアジア周辺のクルーズをするそうで、日本からの発着クルーズはしばらくないとのことなので個人的どうしても乗りたかった船なんですね。
ただ船の作りも中国の方を意識して作ったと思われるところが随所にありました。例えば船内の表記は基本的に英語と中国語、麻雀部屋があったりKTV(中国版カラオケルーム)があったりしました。またシアターの字幕も中国語で船内テレビも中国向けの番組が40ほどありました。(ちなみに日本字向け番組は2つだけでした)
まあ中国の人向けに造ったので当然と言えば当然なんですが、どこかの会社が日本人向けのクルーズ船を作って欲しいなと思ってしまいます。
まあそういう事で少々戸惑うこともありましたが、とにかく新造船なので全てが綺麗なのが一番嬉しかったです。また設備も最新式の物を使っていたので、それだけでも乗った価値があったかなと思いました。
やっぱり家でも車でも新しい方が嬉しいタイプの人間なので、暇があったら船内をうろついていました。普段築20年のおんぼろな家に住んでいるものですから、どうしてもこういうところに来ると嬉しくなってしまうんですね。
船の全体像はこんな感じです。ちょっとずんぐりむっくりした感じですが、とにかく近くで見るととにかくでかいです。おかげで船内を移動するだけで結構運動になりました。万歩計で測っていたんですが特に運動していたわけでもなく船内をぶらぶらするだけで毎日確実に一万歩を超えていましたので、ある意味健康的な船と言えるかもしれないですね。
それでは船の内部を細かく紹介していきますね。
まずは客室です。とっ言っても私の部屋は内側窓なしの安い部屋だったので、参考になるかどうかちょっと疑問ですが、個人的には結構快適でした。
逆に言うと他の部屋はもっと立派で快適だった思います。
部屋はこんな感じです。乗船した直後に撮った写真なので荷物も写っていますが、見た目以上に広かったです。また窓もない内側の部屋なのでかなり暗いかなと思っていたのですが、照明が結構明るくって、部屋にいてもあまり閉鎖感かなかったです。
ベッド下にはスーツケースも収容出来たので結構ゆったりと部屋を使うことが出来ました。
ただ一つ難点だったのがベッドがちょっと小さめだったかなと言う事。特に横幅が狭くって寝返りをしたら落ちそうになりました。基本的にヨーロッパのベッドは小さめが多いのでこういう企画なのか、基本的にベッドはくっつけてダブルベッドとして使うのがヨーロッパ風なので、無理矢理分けて狭くなったのか分りませんが、これがちょっと不満でした。
今度はベッド側から撮った写真です。
一番奥がドアで左にクローゼットがありかなりの量の服が収納出来ました。またセキュリティボックスもありました。クローゼットの横には鏡とちょっとしたテーブルがあり標準でドライヤーと電動ポットがありました。コンセントは数種類あったので、日本のプラグも差し込めるようになっていました。また標準でUSBの差し込みも付いていたのでスマホやタブレットなど日頃USBのお世話になる日本人にはとても嬉しい仕様でした。
ちなみにUSBの差し込みはベッドにも付いていましたよ。
ドアの右側は洗面とシャワー室、壁にはかなり大きなフルHDの液晶テレビが付いていましたが、日本語放送があまりなかったので、船内の案内と劇場で行われているショーの中継以外はあまり見なかったです。あとタッチパネル式のエアコン用温度調整がありました。
シャワー室です。ガラス戸が付いているのでカーテン式のように洗面所がびしょびしょにならない仕様になっていて助かりました。お湯の温度調整も細かく出来たので快適に利用出来ました。
トイレです。新しいから清潔で快適でした。ただちょっと小さめかなと思ったのですが、もともと中国の方向けに造っているのでこのぐらいなのかな。
大理石ぽい素材で出来ているので、ちょっとゴージャス感がある洗面台でした。これもまだピカピカだったので、快適に使えました。
という感じで次回もコスタベネチアを徹底的に紹介していきますので、よろしくお願いします。
コメント