地域活動をピースボート化する計画をしてみよう

この記事は約5分で読めます。

「町内会」「老人会」の面白くない話を何回にも分けて書いてきましたが、今回で完結です。

今まで、グタグタと悪い面ばかり書いてきて、地域活動って全然魅力的でもないし、出会いの場でも友達作りの場でもないと思われている人ばかりだと思います。

確かに今の「町内会」も「老人会」も決まりと義務感ばかりあって、何にも楽しくないから参加する気にもならないというのは、もっともなことです。

でも、前にも書きましたが、もともとはそんな組織じゃなくって地域のコミュニティの中核的な組織だったはずなんです。

自治会館や、お寺に集まって、地域の住民が楽しむところだったはずなのに、いつの間にか清掃活動や、公園のゴミ拾い、草刈り、溝掃除、防犯活動に、街灯の交換までやったり、最悪役員を無理矢理押しつけられて大変な思いだけをして辞めていく人が続出というのが今の日本の地域活動の現状です。

それを、ピースボートのようなみんながワイワイとおしゃべりしたり、みんなで何かをに取り組んで楽しむ組織にするには、どうすれば良いかと言えば、昔のように気ままなコミュニティが中心の組織に戻せば良いのです。

確かに清掃活動や、回覧板、地域行事の実行委員、ゴミステーションの管理など、面倒くさい、やりたくないことなどもいっぱいあるけれども、今の時代スマホやリモートを使えば結構面倒なことは省けます。

うちの町会では連絡事項はLINEで流しています。また回覧板はあるけれども、基本はサイトを立ち上げていて、知りたい情報はそこで見れば分かります。

色々改革をしてきて、10年ぐらい前に比べると、半分から3分の1くらい町会役員の仕事は減りました。

この3年はコロナ禍だったので、活動もしていなかったので、コミュニティという役割もほとんど行われていなかったですが、最近週末などになると自治会館に多くの人が集まって、趣味の会や親睦会を行う事も増えました。今年は夏祭りや盆踊りも復活させてまたみんなで、楽しい酒を飲みたいと思っています。

こんな事を書くと、それは貴方の地域の話だろ、うちは地域活動が盛んじゃないし、義務ばかりで、何も成果もないのに高い町会費ばかり払わされて苦痛でしかないという人の方が多いと思います。

でも、そう言う人に言いたいのは、自分で動いてますか? ということです。

不満があっても、多くの人は何も言わず、動きもせずに誰かが何とかしてくれるまで待つのが普通です。でも、それではいつまでたっても変わらないです。

だから自分から動きましょう。別に町会長になれとは言わないけれど、町会に関わる仕事をして、どうすれば自分達の街が過ごしやすくい街になるかを考えて、行動する事で少しでも前進したら嬉しいし、やりがいというものも感じると思います。

とにかく、人任せは絶対にダメ、自分の理想を作るには自分で動くのが一番です。

話は外れますが、うちの町の自慢は挨拶と会話がとっても多い町だという事です。

簡素な田舎の住宅地という事もありますが、家の外に出てもほとんど人など歩いていません。

でも、時々会う人とは、ほぼ挨拶します。それは知っている人とか知らない人とか関係なく人を見かけたら挨拶をしています。それで「天気が良いですね」とか「花が咲き始めましたね」から自然に会話をしています。べつに自己紹介をするわけでもなく、自然に世間話をして地域の情報の交換をしたりします。

特に私は朝晩、犬の散歩に行くのですが、その時に出会う同じ犬を連れた人に会うと結構長い間しゃべっていることがあります。ちなみに顔は知っていますがほとんどの人は名前も素性も知りません。

それでも犬の散歩をしている時間の半分ぐらいがおしゃべりタイムになる事も良くあり、おかげでコミュニケーション不足という事は起こりません。

また犬を連れて歩いているせいか、子供達や若い人によく声をかけられます。子供達は元気な挨拶をしてくれるし、若い人達は色々と老年の私に気を遣ってくれて、心に清々しさと、やすらぎさえも感じる事があります。

最近都会では、知らない人と話してはいけないという風潮が強いと聞きます。子供達が町の人と挨拶するなんて考えられないと都会に住む知人に言われたこともあります。

それは不用心だとか、無警戒すぎるとか言われることもありますが、そのギスギスした気分が嫌で、ピースボートなどに乗って、新たな出会いを求める人が多いという感じもします。

地域での人との交わり方をそんなに、難しく考えないで、素直に飛び込んでいって、気が合う仲間が出来たら、それはそれでとても幸せなことだと思います。

私自身、今年から老人会デビューをして、今ぼちぼちと交流を深めている途中ですが、慣れてくれば、少し老人会の改革を進めたいと考えています。

その中で今一番やりたいことは、老人会のIT化です。(^^)/

意外と思われるかも知れませんが、最近は老人であっても携帯はスマホの方が圧倒的多いです。

またタブレットやパソコンを持っている人も結構多いです。

ただ教えてくれる人がいないから、あまり使っていない人が多いのも事実なので、こうすれば便利ですよとか、お得ですよと言う講習会を無料で開こうと思っています。

よく、年を取ると機械ものは苦手で使えこなせないと言われますが、スマホなんて幼稚園児でも使えますから、ちょっと教えると年寄りでも結構使いこなせます。実際私が作っているあるグループなどは年代が70歳以上ですが、最近はグループチャットや、ZOOM等のリモート親睦会なども開いて結構盛り上がっています。

個人的には、地域の付き合いを広めて、またスマホやパソコンなどをうまく使って出会いの場をどんどん広げていって、少しでもピースボートのような出会いの場が作れれば良いかなと思っています。

確かに地域活動だけでは、ピースボートのような独特の雰囲気の空間にはならないかもしれませんが、逆に一時の出会いだけではなく住んでいる限り続く新たな出会いがあるかも知れないし、深い付き合いが出来る機会になる可能性もあるかなと思っています。

古くさい組織かも知れないし、これからは廃っていく組織かも知れません。

でも、それをうまく使っていくことで地域の交流活動の場にもなり、新たな出会いの場になる可能性は十分秘めていると私は信じたいです。

そして、セカンドライフを始めた途端の孤独感や疎外感から解放されて楽しい人生を送って欲しいと思います。

ということで、この話はお終いです。(^^)

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました