30日目:サントリーニ島観光へ

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2016年09月17日(土)
今日も観光の日だ。
今日はツアーの出発時間が遅いので7時ごろまでベッドで寝ていた。それから朝食を食べて部屋に戻ってきたらハウスキーパーのお姉さんが掃除に早々とやって来たので部屋を追い出された。

仕方がないのでipadを持って8階ロビーに30分ほど避難する。それから部屋に戻ってツアーに行く準備をした。

サントリーニ島には大きな港がないので、船は沖に停泊する。そしてそこからテンダーボートに乗り移って観光に行くのだが、波の状態によってはなかなかテンダーボートをピースボートの横に付けることが出来ないために時間がかかる。今日はちょうどそういう日だった。

そのため時間に集合場所に行っても、まだ前の組がいた。やはりテンダーボートの着岸がうまく行かずに遅れているそうだ。
おかげで出発が30分程遅れた。何だか出かける前からとても体が疲れたという感じがする。

テンダーボートにはピースボートの3階デッキから乗り込んだが、波で揺れて結構乗り込むのが怖い。私が乗ろうとした時に大きな波が来てテンダーボートがかなり揺れて危うくよろけそうになったところを船員に助けてもらった。

それでも何とか乗れていよいよサントリーに島に出発。テンダーボートは10分程であっさりと着岸した。
そこからはバスに乗り込み、いよいよ観光に出発した。

サントリーニ島は火山活動によってできた島で、今でも火山が活動しているそうだ。もともとは大きな山だったそうだが古代の地殻変動で沈み、山の頂部分だけが残って現在の形になったそうだ。その為町は高い垂直な断崖絶壁の上にあるという特殊な構造の島だ。

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バスはまずその断崖絶壁に出来た道を進むが、下を見ると結構怖い。よくこんなところに人が住み着いたものだと感心してしまう。

まず最初に向かったのはイヤの町で、よくテレビなどで見る青い屋根の地中海という景色は大概この町でロケをしている有名な所だ。
さすがに街の中を歩くと地中海らしい風景がいたる所で出会う。ただその分、観光客もたくさん来ているのでゆっくり歩いてのんびり観光というのができないのが残念だった。

それでも町を散策しているといたる所が撮影のビューポイントで写真を撮りまくった。本当にきれいな街並みと自然に恵まれたところだ。

それにしても不思議な町だ。断崖絶壁の岩肌に沿うように家が建っている。一つ一つの真っ白い家がとても青い空に映えて美しい。
坂道が多くって住むのは大変だろうけれど、老後にこんな家に住めれば幸せだと思わせる街並みだった。

ギリシャでもそうだったが、野良犬が多い。本当は飼い犬なのかもしれないが勝手に街を闊歩している。そして日陰で気持ちよさそうに昼寝をしている。犬までおおらかな国なのかもしれない。

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イアの街の散策が終わった後は昼食。それも海岸の近くの素敵なレストランだったので、とっても雰囲気が良かった。

食事は今日も伝統的なギリシャ料理。ただ個人的にはオリーブオイルが苦手なせいかもう一つ口に合わなかった。でも白ワインとデザートのアイスクリームはとても美味しかった。

それにしても食事の時間はたっぷりかけるのは国民性なのか料理が全部出るまでゆっくり1時間半ぐらいかけて食べた。こちらではお昼休みが3時間ぐらいあるのが普通らしいので、これでも早く食べたほうかもしれない。

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食後、海岸を散歩した。海水浴客がかなり来ていて、かなり大胆なビキニを着ている女性が多く目のやりどころに困った。でも海はとても綺麗で水も澄んでいた。

それからアロティリ遺跡に向かった。なんでも紀元前2000年ほど前の都市国家跡らしく、大きなドームにその都市国跡が丸ごと保存されていた。ちょうど中国の兵馬俑のような感じだ。ただ残念だったのは換気が悪いのに空調設備がないので私は入って30分程して気分が悪くなり、見学を途中で断念して木陰で涼んでいた。多分風通しをよくすると遺跡の保存に影響があるのかもしれないけれど、個人的にはそれがとても残念だった。

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次に向かったのはピルゴス村の修道院で山の頂上にあり、とても見晴らしがよくここからサントリーに島全体が見渡せる絶好のビューの場所だった。

ただ山を登るときに細い道を上がっていくのだが、一歩間違うと断崖絶壁から真っ逆さまという場所を走っていたので、外を見ながらかなりひやひやした。

こちらの人は慣れているのだろうけど、山道にはガードレールが当たり前の日本人にとって、何も防護されていない細い山道を登ることはやっぱり怖かった。

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次は最後の観光地フィラの町でここからケーブルカーに乗りピースボートに戻るのだが、希望者は町の散策をしてもよかったので、私は船友5人で町の散策と買い物をした。

もっとも私が買ったのは2ユーロのマグネットだけだけど、ほかの方は色々とこまめに買っていた。

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そういえばお昼に食べたアイスクリームが美味しかったので、途中であったアイスクリーム屋さんでみんなで買って食べた。私はストロベリーアイスを買ったが、とても濃厚で美味しかった。他の人のも少し食べさせてもらったけれど、どれも美味しかった。日本のアイスより素材を大事にしているのかもしれないと思った。

町の散策を一時間ほどしてからケーブルカーで船の乗り場まで下りて行った。そのケーブルカーだがかなりのスピードで降りていくものだから結構スリルがあった。また降りるときに見える街並みがとても美しかった。

ピースボートにはまたテンダーボートに乗り換えて渡った。ほんの8時間ほどの旅だったがなんだかとても疲れた気分になった。

夕食は外で食べたかったが、下船時間も迫っていたこともあり結局船内でチキンカツカレーを食べた。でも何となく日本の味が懐かしく感じたのは、私はあまり外国の食事に向いていないせいかもしれないなと思った。

 

船の出航時間に合わせて、町で花火を挙げてくれた。それもかなりの数の花火が打ち上げられてピースボートを歓迎してくれていたことを改めて教えられた。
綺麗な花火を見ながらピースボートは出航した。

今日も時差調整が1時間あり、寝る前に時計を時間戻した。これで日本との時差は7時間。
日本を出てほぼ一月、先はまだまだあるけど今日は本当に疲れた、明日はまた朝早く起きれるだろうか。

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