ピースボート催行中止続々!? クルーズ業界は最大の激震

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新型コロナウイルスが蔓延したダイヤモンドプリンセス問題の影響からか、クルーズ船の欠航が増えてきています。

ピースボートもまだ公式サイトでは発表されていませんが、催行中止の航海が出てきています。

まず、3月8日出航予定の春のショートクルーズですが中止が決定しました。

何故か30%という価格でセールをしていたクルーズでしたので、予約があまりなかったと思われますが、2月の12日頃突如として公式サイトから消えてしまいました。

ジャパングレイスがダイヤモンドプリンセスでのコロナウイルス騒ぎに関連してピースボートとしての対応を発表したのが2月5日で、その後春のショートクルーズで寄港する予定を中国の「青島」から韓国の「仁川」に知らないうちに変更されていました。

そのまま行くのかなと思っていたのですが、突然サイトから削除され、出港地の神戸港の寄港もキャンセルされていて、あれあれと思っていたらこのクルーズを申し込んでいた方宛てに中止のお知らせメールが来たそうです。

理由は103回クルーズの後にオーシャンドリーム号が定期的なメンテナンスに入る予定だったのですが、そのメンテを行うのが中国のドックだったらしく、出来なくなってしまったためだそうです。

でも、このショートクルーズに合わせて行われる、船内見学会の中止はしっかりと発表されており、そこには「新型ウイルス対策にともなう本船の運航スケジュール変更にともない、予定しておりましたオーシャンドリーム号船内見学会は開催中止となりました」と書いており、どっちが正しいのかなと思ってしまいますが、個人的にはコロナウイルスが原因だと推測します。

オーシャンドリーム号船内見学会 開催中止のお知らせ

また同時期にこのショートクルーズの後に出港する第104回クルーズも突然公式サイトから削除されてしまいました。

このコースは満席になったから削除されたのかなと思ったのですが、たまたま削除される数日前にキャプチャーしていた画面を見るとこんな感じでした。

しっかりと部屋は空いているんですよね。それに同時期に行くゼニス号の第1回クルーズは未だに募集していますから、かなり不可解な削除です。

その次にゼニス号にも不思議な事が起こりました。コースの日程が大幅に突如変わったのですね。

まずこれが変わる前の航路です。

これが変わった後の航路。

かなり変わってます。ヨーロッパ特に北欧の寄港地が急に増えて、逆に中米の寄港地が少なくなっています。

また最初に中国の温州に行く予定だったのが石垣島に変わったのはコロナウイルス対策だと思いますが、変更というより全く新しい航路という感じです。

ちなみにクルーズ期間も101日から106日と5日間も延びています。

もう出発まで2ヶ月を割った時期に突然の航路変更なんて不思議だと思いますよね。

そこで、これの種明かしになると思われる削除されたオーシャンドリーム号104回クルーズの航路図を載せます。

この航路は地図を見て気づくと思ういますが、北欧をメインにしたクルーズだったんですね。

これから考えると、今回のゼニス号第1回クルーズの新しい航路はオーシャンドリーム号104回クルーズとゼニス号の旧クルーズを足して2で割ったような日程になっているんですよね。

ここから考えられることは104回クルーズを中止して、それに予約した人をゼニス号に乗せて合同クルーズにするのではないかと思われます。

実際Twitterなどに104回クルーズを予約した人がゼニス号に船が変わったという連絡を受けたというつぶやきがありました。

それによるとゼニス号に変わっても追加料金は取らないそうなので、104回の予約した人にすればラッキーだし、ゼニス号の人にすればクルーズ期間が延びてラッキーだとジャパングレイスサイドは思っているのでしょうが、考えてみるとゼニス号で予約した人は高い料金を払わされているのですから、かなり苦情が出る可能性があるでしょうね。そうなると値引きも起こりうるでしょうね。

冒頭にも書きましたが、ピースボートの公式サイトには中止の発表はまだされていませんので、あくまでも私の憶測の域は超えていませんが、まず間違いがないと思います。

信憑性を持たせる意味で補足させていただきますが、まず同時期に同じ航路を取るようなことは普通あり得ないと思っていますし、また水先案内人も追加発表された方は104回に乗る予定の人だったのにゼニス号に乗ることになっています。確かに全日程に乗るわけではないので両方の船を掛け持ちすることは可能ですが、3名もの方が両方に乗ることになっています。

104回の水先案内人の紹介

ゼニス号の水先案内人の紹介

きっと104回クルーズは幻のクルーズになるでしょうね。

 

では何故こういう事態になったかといえば、私が言わなくても分かっていることですが、コロナウイルス問題です。

特にクルーズ船は感染対策に大きな脆弱があることが世間の認識に植え付けられたことにより、クルーズは怖いとか、危険だというイメージが出来てしまいました。

その為ジャパングレイス以外のクルーズ会社でもかなりのキャンセルが発生していると聞いています。

コロナウイルスが沈静化したとしても、暫くはクルーズ船自体に乗りたくないという人が多くなるのは仕方がないことだと思います。

またピースボートを運行しているジャパングレイスにはもう一つの問題があります。それは前にも書きましたが、販路を日本から中華圏に方向転換したことです。

最近のクルーズでも日本人以外のアジア圏の乗客が3割から4割、その殆どが中国からの方々です。

それなのに、コロナウイルス対策として暫くはそれらの国の方は乗せないという方針にしたのですから、自動的に3,4割のキャンセルが出ることになります。

そうなると最低催行人数を割る可能性もあり、二つの船の乗客を統合して現状をなんとか凌ごうという事になっても不思議ではありません。

ただ気になることがあります。中国の方々のキャンセルは当然払ってもらったお金は全額返す必要があるでしょう。またオーシャンドリーム号の航海を中止したからといって船のチャーター代は支払わなくても良いと言うわけではないでしょう。

これらの金額は少なく見積もっても5億円ぐらいにはなると思います。

正直言ってジャパングレイス自体大企業ではありません。この損失はかなりの痛手となると思います。

仮に今回は乗り越えられたとしても、次の夏の航海までにクルーズバッシングが収まっているという保証はありませんし、また中国の方々が再びピースボートに乗ってもらえるのかも不明です。

個人的には定期的に世界一周クルーズを行っている会社は日本ではジャパングレイスだけなので、何とか頑張って欲しいという気持ちはありますが、一番最悪の時期に二隻体制と中国に販路を求めたことは最大の不運としか言い様がありません。

だからと言ってこれは会社一社が倒産して終結する問題だけではなく、多くのピースボート予約者が早割と称してジャパングレイスに大金を預けている現状を考えると、大きな被害を生む可能性があるのは否めない出来事だととても危惧しています。

追記:2020年3月5日

ピースボートの公式サイトでは発表していませんが,ゼニス号の第1回航海もついに中止が決定しました。

当然申し込みをされた方には全額返金するそうですが、引き止めに必死なのか他のクルーズに乗り換えれば、早割に加えて20%もの値引きをするそうです。

確かに上手く申し込めば正規料金の4割引ぐらいで申し込めるので,とってもお得な話ですが、そんな価格では利益が出るのでしょうか?

そこまでして返金をするのを阻止したいのは、ジャパングレイス自体がかなり非常事態になっている可能性があるのではないかと思ってしまいます。

個人的には、ジャパングレイスが今後、健全な経営がどこまで出来るのかが分かりませんので、もし申し込んでいたのであれば返金を選ぶと思います。

暫くはピースボートの動きからは目が離せないですね。

コメント

  1. ピースボートウオッチャー より:

    Denさまの上記ご考察は、事実関係を正確に捉えたうえ豊富な情報に基づき適切な判断を加えたものであり、極めて正鵠を得たものと高く評価します。

    ある事情通は、Denさまのご考察をもう一歩進めて、OCEANDREAM号は近々廃船になるだろうとみています。
    しかしそうなるとおかしいのは、ピースボートが、第104回については新規募集を止めているにもかかわらず、第105回以降については今でも新規募集・宣伝を続けていることです。

    もしOCEANDREAM号が廃船ならば、第105回以降の募集・宣伝も直ちに止めなければならないのに、速やかにそのようにしないのは、第104回のみならず第105回以降の申込者らから一斉にキャンセルを食らい、申込金の即金返還を求められれば、その支払に窮してしまうのを恐れてのことではないかともみられるのです。

    他方、ZENITH号第1回ないし第3回からも大量のキャンセルが出ているはずです。
    そればかりでなく、2年延期したエコシップ申込者からも大量にキャンセルが出ていると思われます。

    ピスボート(ジャパングレイス)には、OCEANDREAM号、ZENITH号、ECHOSHIPの各申込者らから一斉にキャンセルを受けた場合、数十億円に上る申込金の返還資力はあるのでしょうか。

    さらにZENITH号ついては、プルマンツール社に対しての譲受代金もしくはリース代金の支払、またPERAMA(ギリシャ)の造船所に対しての改修費の支払をしなければ、ZENITH号の引渡を受けることすら叶わなくなるでしょう。

    ZENITH号は、果たして4月8日の出航に間に合うのか甚だ疑問です。

  2. 木元 習一 より:

     103回オセアニアクルーズで、ピースボートの本質がよく判りました。オーストラリアのフリーマントルで、船体の検査があり(どこの国でも入国時にはあることですが)その検査で不合格になり、三日間も足止めになりました。その為、日本への帰国が三日遅れになることを決定しました。横浜、神戸港にも三日遅れの変更がなされましたが、ニュージーランドに行くにあたって、オーシャンドリーム号が古いためか(もともと103回で廃船になる噂がたっていました。実際船体は雨漏りがするし排水の詰り、漏れ、等の各所に不具合有り)港湾当局による検査が不合格になるかもしれないので、ニュージーランドの寄港地をすべて飛ばし、その代り、ニューカレドニアのヌーメに寄港しますとの通知がありました。オセアニアクルーでニュージーランドを飛ばす???考えられない行動をピースボート=ジャパングレイスが取りました。すでに三日遅れはほとんどの乗客は理解し、また、遅れついでで、ニュージーランドの検査で、さらに遅れてもよいと大勢の乗客が言っているにもかかわらず、一方的にニュージーランドに行かないことを決めてしまいました。営利を目的にした今回の決定は全く許せないと、船内は怒りで騒然となりました。
     変更を発表する前には、横浜、神戸港の寄港日を早々に予定通りに戻す手続きを済ませ三日短縮し、何もなかったように帰国し終える行動をとりました。
     実は三日以上遅れると、オセアニック号はこの航海の後、中国に行き、ドッグ入りの予定があり、その後船内見学、新たなクルーの予定がびっしり詰まっているため、それらが全てうまくいかなくなり、とてつもない損害が出ることを免れたいための策略だと言われています。ニュージーランドの検査が厳しく数日かかる修理命令が出るかもと、言っていることも信じられなくなりました。
     帰国した結果、今回のコロナウイルスの問題が生じ、結局罰が当たり、中国のドッグにいけなくなり日本の港をさまようことになったようです。
     オセアニックの乗客は日本人が減少し、中国・台湾・韓国人が3割近く乗船しておりました。その人たちは、われわれ日本の乗客が支払った乗船額の半額以下で乗ってきていました。日本人の乗客がかなり減ってきているからではないでしょうか。
     新造船のエコシップ。2022年就航の予定だそうですが、今回のコロナウイルス騒動で、
    影響を受けなければよいのにと思います。もしものことがあれば今予約している方たちにとんでもない被害が出るかもしれないので。
     乗客の事を考えないピースボート=ジャパングレイス、もう一度初心に帰って、運営してもらいたいと思います。

  3. ピースボートファン より:

    (修正後)

    木元さま、大変お疲れさまでした。
    私のピースボート仲間のK氏も乗船していましたので、同氏から全く同じことを聞いております。
    ピースボート(ジャパングレイス)の、クルーズ中に何か事故が起きた場合の無責任ぶりについては、私自身も身をもって体験しておりますので、木元様のお気持ちは良く理解出来ます。

    ところで、木元さまは、エコシップの2022年就航について、今回のコロナウイルス騒動で影響を受けなければ良いのにとご心配されていますが、逆説的ではあるもののそのご心配は全く無用なのです。

    Denさまが、ここにお書きになったことを良くお読みいただけば、すでにエコシップは、コロナウイルス騒動以前に建造不能すなわち2022年就航不能が確定していることがお分かりでしょう。

    にわかに信じ難いことかも知れませんが、エコシップについては、募集開始から4年半も経った未だに建造開始どころか造船所も決まってはいないのです。

    もちろん造船契約も出来てはいないし、船舶の基本設計も出来てはいないのです。
    何よりも肝心な総額約600億円と言われる建造資金の調達も出来ていないのです。

    言葉を換えれば、エコシップは、未だに申込募集用のご立派なパンフレット1枚以外には何も出来てはいないのです。

    ただ、今キャセルをしようとするひとがいても、残念ながら時は遅しとなりかねない状況なのです。

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