ピースボートの旅の楽しみの一つに絵を描くことがあります。
私は残念ながら絵心が全くと行ってよいほどないので、この楽しみを行うことが出来ませんでしたが、船内で行われていた絵画教室は連日満員で絵心のある人達が船旅の余暇に素晴らしい作品を描かれていました。
それ以外にも毎日船内や旅行先でスケッチブックを持ち歩き、デッサンや水彩画を描かれている方や、ロビーでのんびりと自分の好きな絵を描かれている方を多く見かけました。
確かに写真じゃなくって絵にすることによって、旅の記憶がしっかりと頭の中に残るような気がします。細かいところまで観察して頭のなかで描いて絵にするわけですから、きっと私より旅の印象は数倍しっかり残っていると思います。
私の船友の一人のカジさんも、そんな船上の画家の一人ですが。独特の雰囲気を持ったノスタルジックチックな絵を描かれる方で個人的にとても大好きです。本当にこんな素敵な才能を持っているカジさんが羨ましく思えて仕方がないです。
そんな作品の何枚かをメールで送ってもらったので今回紹介させていただきます。
これを見ていると私もピースボートの旅を改めて思い出します。今となってはとっても懐かしい感じがしますが、絵を見直すと鮮やかに思い出してきますので不思議なものですね。
初めてピースボートが寄港した台湾の九份観光の風景です。
私は今回のピースボートでは台北のツアーに行ったので、九份には行かなかったのですが、2年前に別のクルーズ船で九份の訪れたことがあるので、この絵を見ると懐かしさを感じます。
赤い提灯と長い階段がとっても印象的です。夜は提灯に明かりが灯り幻想的な風景になるそうなので、今度は夜の九份を歩いてみたいですね。
シンガポールと言えば、マーライオンとマリナーベイサンズですね。
ここからのビューはまさにザ・シンガポールという感じがするのでとても好きです。
シンガポール大好き人間である私は何度も訪れている所です。
でもシンガポールは行く度に新しい発見、新しいものがどんどん出来ていく街なので今度行った時には、どんな顔を見せてくれるかなと思っています。
マレーシアのクアラルンプールにあるチャイナタウンの風景です。
ちょっとごちゃごちゃしていて、不思議なものをいっぱい売っていた地域ですね。
それにしてもよく細かいところまで書き込まれているのでびっくりさせられます。根気のない私には絶対に出来ない技巧ですね。
思わず絵の中に吸い込まれそうな感じがします。
インドのコーチンに行った時の街の風景ですね。
サリーを着た女性たちがとてもきれいに描かれています。
道路を走るのはツクツクというオート三輪車で、実際私も乗ったのですが結構怖いです。
個人的にはインドにはあまり良い思い出が残っていないのですが、この絵を見たら何だがまた行きたくなる感じがするぐらい素敵な風景です。
インド洋上で海賊対策のために、日本の自衛隊が護衛に付いてくれた時の風景です。
よくピースボートは自衛隊を反対しているとか言われますが、乗っている乗客の殆どの人は一般の観光客ですから、自衛隊の駆逐艦が護衛についてくれた時は手を振って歓迎ムード一色でした。
私も個人的にこの時は自衛隊さんありがとうという気持ちに本当素直になりました。また自衛隊がとても頼もしく感じたものです。
ギリシャ、アテネのアクアポリスの丘に登っている時の風景です。
この絵のように、人で大混雑でした。特にアテネは地中海クルーズの大型客船ですごい数の人が来ますので、こんな感じでいつも混んでいるようです。その為にツアーからはぐれないように数字やアルファベットを書いたプラカードを持った添乗員さんをアチラコチラで見かけました。
個人的にも、パルテノン神殿より人混みの方が印象に残ってしまっております。
同じくアテネのプラカ地区の風景です。
ピースボートのツアーではここで昼食を取りました。
いかにも地中海の街、ギリシャの街という感じで白がとても目立つのんびりとした所です。
ただやはり観光客が多くちょっとごった返していたのは、少々残念でしたがヨーロッパの来たという雰囲気がしっかりと感じ取れた街でした。
こういう感じで写真ではなく、絵で旅を振り返ってみると少し違った感覚で旅の思い出が広がっていくような気がします。
こうやって絵を描きながら楽しむ船旅もまた楽しというところでしょうか。
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