55日目:暴風雨とブルーラグーン

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2016年10月12日(水)

昨日ツアーから帰ってきて雨風が余計に激しくなった。船の予想では今日の夕方から激しくなるようだったが、個人的にネットで調べたところ今日が一番ひどいようだった。

そんな中、朝7時15分というびっくりするほど早い時間からツアーが行われた。

今日のツアーはブルーラグーンとレイキャビク市内観光だ。

個人的は正直言ってブルーラグーンに行ければよかった。レイキャビクの観光には期待していなかった。

バスはますブルーラグーンに向かって走る。途中溶岩流が固まった荒れ地を進む、何となくハワイ島で見た荒廃な風景を思い出す。
そんな何にもない荒れ地にブルーラグーンがあった。人気スポットのせいか朝早くにもかかわらず多くの人でにぎわっていた。

着いたら早速水着に着替えて、ブルーラグーンに入る。温水の温度が37度という事だったのでもっと寒いと覚悟していたが、お湯につかっていると結構気持ちが良い。

ただ少しでも体を出すと、雨と強い風のせいで一瞬にして体が冷やされてしまう。だからしっかりと顔以外はお湯の中につかっている状態だったが、本当に気持ちが良かった。

水の色もブルーラグーンの名前に恥じないような、淡い青色をしていて何となく神秘的な感じがする。

 

そういえば泥パックが有名なので挑戦してみて顔に白い泥を塗ってみた。でも雨が強くって顔の泥がどんどんと取れてしまい、美肌効果は実感できなかったのが残念だった。

ブルーラグーン自体はかなり広く50メートルプール5つ分の広さがあるそうだ。試しにどこまでいけるか歩いてみたが、途中からかなり深くなってしまっていたので、真ん中あたりで断念した。

それでもブルーラグーンは十分に堪能させてもらった。できれば夜に温泉に入りながらオーロラ観測ができれば本当に最高だと思ったけれど、それはいつの日にかの夢として置いておこう。

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ブルーラグーンを出た後は、レイキャビクの市内観光で最初にベルトランという温水貯蔵施設に行く。

ここは街の高台にあって、この上から見ると街の展望が良いそうだが、展望台から街を眺めようと外に出ると、ものすごい暴風雨でとても外でのんびり景色を見ているどころではなく、早々と退散した。

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そう言えば、この施設の中に噴水があったのだけど、何故かお金が沢山投げ入れられていた。トレビの泉のようにまた来れるようにという願いかもしれないけれども、それほどすごい施設とは思えなかった私はひねくれ者か。(^^ゞ

 

次にハットグリム教会というレイキャビク一の教会に訪れたが、確かに立派な建物だったが、今回ピースボートで有名な教会を何度も訪れているせいか、特に感激もすることもなく、見学を終了した。それより風が凄くって外に出るだけで大変だったからバスに戻りたい方が強かったが。

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それから昼食を市内のレストランでとる。今日もスープがとても美味しかった。メインのタラ料理もたんぱくだったけれども結構食べれた。圧巻はデザートのチョコレートケーキで、チョコレートケーキの真ん中にホットチョコは入っていて、その横に冷たいバニラアイスが乗っていて、とても楽しませてくれた。当然お味はとても美味しかった。

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昼食後は米ソの冷戦終結の調停をしたという、ホフディ・ハウスを見学。一見ただの普通の家にしか見えなかったけれどもとりあえず歴史の1ページを垣間見た気分になった。

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最後はアイスランドの近代の生活を伝えるためのアウルバイル野外博物館に行ったけれど、ちょっと古風な家と、レトロな家具や生活用品の展示だけで特に感激も感動もなかった。

 

ただここで飛んだハプニングが発生。ここのトイレは男女共用だったのだけど、私が入っていたら表でドアをガタガタさせる音がする。これはまずいと思って慌てて何とかしようとしたんだけれども、すごい力でドアを揺すられたものだから、掛けていたフック型の鍵がポンと外れてしまってドアが一気に開いてしまった。

ふと見ると若い女の子が立っていて、私の様子を見た瞬間慌ててドアを締めたけど、しっかり見られてしまった。(^_^;)

彼女も焦っていたのだろうけど、空けられた私もかなり焦りました。ヨーロッパのトイレは作りがチャチなのでこんなことがよく起こってしまいます。

 

そんな感じでレイキャビクの観光は終了。

結局予測通り一番記憶に残ったのはブルーラグーンだけで、後はおまけみたいなものだったけれど、個人的はブルーラグーンに入れただけど満足した。

船に帰ってから、濡れた服や水着を洗濯して一服する。
船は予定通り19時に出航したけれども、そこから波が激しくってすごく揺れること揺れること。テーブルの上に置いているものが全部落ちてしまうぐらい揺れる。寝ていてもまるでジェットコースターにでも乗っているような感覚でグラグラ揺れて夜が過ぎていく。

明日の朝はちゃんと目覚めることができるのかな。

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